君たちに明日はない

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著者 : 垣根涼介
  • 新潮社 (2005年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104750016

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君たちに明日はないの感想・レビュー・書評

  • 33歳の会社員、真介は、リストラ請負会社勤務。
    メーカー、銀行など、依頼を受けた企業に出向き、対象者を依願退職へ導くことを仕事にしている。 

    お仕事小説。
    面白かったです、とっても。
    真介の仕事に対する真摯な姿に惹かれます。
    プライベートでの陽子との関係が、さらに真介の魅力となっていて、これからの2人を見ていたいと思いました。
    出会ったリストラ対象者もそれぞれ個性的、各章が楽しかったです。

    シリーズ化されているとのこと。
    続編、絶対読みます。

  • おもしろい!次作も読みます!

    仕事について、考えさせられました。

  • 4.0 リストラ請負会社の社員が主人公の話しなんだけど、タイトルとは違って明日への希望が持てる話しでした。シリーズ2作めも読まねば。

  • 2016.11.17 読了


    リストラを言い渡すのを
    その会社の代わりに行う仕事をしている真介。

    その言い渡される側に立ってしまった陽子。

    そこから 短編で いろんな人をリストラする
    話に続くのですが、
    陽子だけは ずっと出てきます。

    リストラする真介も 人間らしく描かれていて、
    やはり ストレスで 疲れた様子も描かれているのは
    好感がもてた。

    奇しくも 自分もいま 就活中(転職活動中)で、
    途中 陽子が転職するのに迷うんですが、
    そのときに 真介がアドバイスする言葉
    「陽子だって本当はわかっているだろ。今の世の中、リスクはどこにでも転がっている。いい学校を出て新卒で入った企業でも、一生勤められる保証なんてどこにもない。(略)でも、全部が安全なチョイスなんてありえない。だったらある程度のリスクは承知で、より納得のいく環境を選ぶしかない」
    これは 私にも染みた。。。

  • 読みやすく、サクサクと読めました。
    真介の人間像が淡々として、よく見えてこなかったのですが、他の登場人物、陽子は魅力的に見えました。
    まだ、続きを予感させる終わり方でしたが、その人はあの人なのでしょうか?

  • リストラ(クビ通告)専門会社の主人公。5つのケースごとに話は展開するが、全体的に薄っぺらい。「君たちに明日はない」という残酷さは微塵も感じられず、安っぽいテレビドラマのようだ。山本周五郎賞受賞作の中で最もクエスチョンがつく。残念。彰子のいい女っぷりが唯一の救い。

  • リストラ請負業ってあるのかな?主役の村上真介、魅力的でした。

  • 【図書館本】続編のタイトルが気になり、1冊目(この本)のあらすじを読んでリストラ請負人という職に興味を持って手を出した。初読み作者だったけど苦もなく読めたし、面白かった。
    リストラの話なので暗く重くなるのかなと思っていたが、そればかりではなく安心したし、一個の人間として真摯に向き合い対応している姿は素敵。やりがいを持って仕事をしている人は格好いい。

  • 君たちにはないが自分たちにはあるんですねwどんな展開になるやら、アシスタント嬢の言う通り勉強になりそうだしシリーズみたいなので読むぞ~

  • 企業から退職勧告をする仕事を請け負い、遣り手でとても嫌な奴だった主人公の村上が、途中から相手のことを考えながら、話を進めていくようになり、とてもいいやつになっていく物語。
    浅ちゃんがシリーズで貸してくれた理由がわかった。
    結構、面白く、文章も読みやすい。

  • リストラ代行会社に勤務する主人公の真介は33歳。ある住宅メーカーからの依頼でリストラ面接を行うが面談相手の10歳以上年上の気が強い女性に恋をする。真介は銀行、おもちゃメーカー、自動車メーカー、音楽事務所のリストラ面接官として活動するが冷たいようで愛情溢れる話が満載で読了後は爽快感が残る作品。

  • リストラを専門に請け負う会社に勤めている真介の仕事は、クビ切りの面接官。昨日はメーカー、今日は銀行、女の子に泣かれ、中年男には殴られる。はっきり言ってエグイ仕事だ。それでもやりがいはあるし、心も身体も相性バッチリの恋人もいる。そして明日は……? 笑って唸って泣かされる、恋と仕事の傑作エンタテインメント!

  • リストラを専門に請け負う会社に勤める男、
    真介を通して見る会社員としての人生、
    生き方。

    会社員として自分がまさかリストラに
    遭うことはないだろう、と高をくくって
    いる人のなんと多いことか。

    だがリストラに遭うことによって今までとは
    視点が代わりそのおかげで新たな世界が見えるように
    なる人もいるのも事実だ。

    世界にはもっと自分の知らない世界が広がっている。
    自分を必要としてくれている人がいる。
    それに気づかず今の会社で埋没するよりは、リストラしてもらい
    新たな会社での可能性に気づかせてくれることに感謝すべきなのかもしれない。

    しかし、誰もが必要とされるわけではない。
    自分のことを大事にし、やりたい仕事をやってきたか。
    自分の中で自分の仕事に誇りを持ってきたか。
    そんな風に自分の中で芯を持って働いてきた人には
    必ず誰か助けてくれる人が現れる。

    どこか自暴自棄で投げやりになり、自分自身を粗末にしている人には
    だれも救いの手を差し伸べてはくれない。
    自分の中で悲劇のヒロインとなるだけだ。

    この小説の中でもリストラされるタイプが2種類いる。
    1つは自分に正直に生きてこず、自分のやりたいことをやっている
    とは思えない人たち。

    もう1つは自分が正しいと思ったことを徹底的に突き詰め、
    時には周りとも衝突しているが、たまたま運悪くリストラに遭ってしまう人たち。

    後者の方は人と人とがつながり、違うところで活躍の機会を
    与えてもらえる。

    自分に正直に生きていくことの大切さを暗に語っているのではないだろうか。
    正直に生きる大人はかっこいい。それがどんな人であったとしても。

  • TVドラマ化、コミカライズもされた垣根涼介氏の人気作。第18回山本周五郎賞の受賞作であり、同シリーズが第4弾まで刊行されています。

    垣根涼介氏は、サラリーマンと作家の「二足のわらじ」期間を経てデビューした作家さん。もともとはミステリーでデビューされていますが、本作のようなサラリーマンを描いたものから冒険小説、最近は時代小説まで、幅広いジャンルを手掛けておられるんですね。自分は、初「垣根涼介」なので、よく分かりませんが、当時は、ミステリー・冒険の垣根が、なぜサラリーマン小説を、と不思議がられたとか。

    という前置きはさておき。
    本作品は、ビジネス色よりも、ややエンターテイメント色が強いですかね。会社を舞台に、会社に所属する人たちの人間模様を描いた連作短編の構成をとります。ちなみに、垣根さんの趣味なのか、性の表現が時々ゲスい(笑)

    Act.3の銀行員「池田」の話が一番好きですね。真面目で正直に生きることで馬鹿を見るのが、会社であり社会。要領よく生きなければ貧乏くじを引くのが、この世の中です。それでも自分は、そんな中でも真面目に誠実に生きていこうとする池田のような人物が好きですね。

    ただ一方で、主人公の村上みたいに要領よく生きることに憧れます。というか自分も、社会人になるまでは、根は真面目ではあったけど、要領よく立ち回って、どうすれば甘い汁を吸えるか、楽に生きていけるかを考えるタイプの人間でした。なんか真面目になりすぎてしまっているなあ、と思います。
    ひとりになったことだし、天が人生を仕切り直すタイミングを与えたくれたと思って、もう一回、破天荒さを取り戻してみようか。きっと、殻を破れるはず。

    決してそんなことをテーマにした作品ではないのだろうけど、自分にとっては大事なことを思い出させてくれた作品になりました。

  • ネタがリストラなのに陰鬱さがない。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/12194405.html

  • おもしろく読ませてもらいました。

  • リストラ専門の会社に務める男の話。各話で様々な状況とリストラ対象者が現れて面白い。

  • 「CHOKER」を改題
    (収録作品)怒り狂う女/オモチャの男/旧友/八方ふさがりの女/去り行く者

  • 3を読んでから1を読んだ。
    なぜって貸してくれた人が大ざっぱだから。
    やっぱり小説は順序正しく読まなくちゃ。

  • 会社の人に薦められて読んだ一冊です。
    リストラをする側とされる側の心情を交互に表現した組み立て方で、あっという間に引き込まれます。

    人生とは、仕事とは?

    自分の人生を深く考えさせられる一冊です。
    仕事に少し悩んでいる人は是非読んでみてください。来年には続編が出るとか?

    最後に登場するショートカットの女性は一体誰なのか?妙に気になる終わり方でした(^-^

  • 初、垣根 涼介。『君たちに明日はないシリーズ』主人公・村上真介はリストラ専門会社のクビ切り面接官、企業に依頼されたリストラ候補者を希望退職に追い込むリストラ請負人。派遣の可愛いだけのアシスタント美代ちゃんとコンビで対象者と面接を通じ、候補者各自の人生ドラマを繰り広げる。熟女好きの真介が面接相手の8歳も年上の芹沢陽子の気の強さに、惹かれる恋模様も面白い。広告代理店に勤務していた真介自身も面接を受け、希望退職に追い込まれたのちにスカウトされた経歴がある。重いテーマを扱うが内容は軽快で明るい物語。

    依頼主企業『ひかり銀行』に勤務する村上の高校時代の旧友池田が対象者なる「旧友編」が、関わる旧友山下・池田の妻彰子の言動が素晴らしく感動した。

  • 人生、いろいろあるけど、仕事、頑張ろうって改めて思えた。続きにも期待大。

  • 借金とりの王子から読んだので村上と陽子はこうやって付き合うようになったんだなと違う視点で見れておもしろかった。
    話も5つの話にわかれているので読みやすかった。
    村上が飄々としながらもとても優しく見えて好きです。

  • 山本周五郎賞受賞作。初めて読んだ垣根作品。
    リストラ請負会社に勤める「村上真介」の仕事はクビ切り面接官。あくまで「会社にどれだけ貢献しているか」を数値に置き換えて相手を辞めるように導いていく。再生ファンド以外に現実にこんな会社は聞いたことがないが、リストラがテーマで人から憎まれる仕事を描きながら、惨さや暗さは殆どなく楽観的に描かれている。

  • ずっと気になってたけど結局読まず仕舞いだった作品。
    以前読んだ、「午前3時のルースター」でのオトコオトコした感じが苦手で、垣根さん自体の作品を避けてたけど、ようやく読んでみた。
    これは面白かった。
    女性がイキイキ描かれてるのがいい。
    企業小説としてはもちろん申し分なく面白くて、たまに出てくる男くささも今回はそれほど苦手に感じなかった。
    だけど、主人公の村上は好きじゃない。
    なんだか経歴や振る舞いが、その弱点になりうる点ごと完璧すぎるような気がして逆に胡散臭く感じてしまう。これは前読んだ作品の主人公にも感じたこと。
    とはいうものの、シリーズ続編や他の垣根作品に手を伸ばすハードルは圧倒的に下がった。楽しみ。

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