張り込み姫 君たちに明日はない 3

著者 : 垣根涼介

• 新潮社 (2010年1月15日発売)

感想・レビュー・書評

[もちもちの実さんの感想 · 2010年8月17日]

君たちに明日は無い　3

ビューティフル・ドリーマー
やどかりの人生
みんなの力
張り込み姫

[みどりさんの感想 · 2010年8月3日]

シリーズ三冊目！
このシリーズでは基本リストラされても前向きな人ばかりが出てくる
リストラされた人がこんなに前向きな人ばかりじゃないだろうけれど、前向きに生きる。のは必要だとおもう
元気をもらえる1冊･･･なのかな

file3　みんなの力
が優しくっていいお話でした

[アキラさんの感想 · 2010年7月22日]

「みんなの力」の宅間や、「張り込み姫」の恵のような社会人になりたかった。どちらかというと自分は「ビューティフル・ドリーマー」。優子みたいに優秀な人間ではないけども。そして更にあこがれるのは「やどかりの人生」古屋だな。

[本屋のおっさんさんの感想 · 2010年7月21日]

リストラ屋さんシリーズも早くも3作目。毎回、様々なリストラ模様を見せてくれる。今回もバラエティーに富んだ人生模様。リストラされる人間、その周囲の人々。ちょっと、ホロッとさせられたり…。著者の趣味炸裂なシーンがあったり、ちょこっと出てたり…。会社を”辞める”ってどういう感じだろう。自分だったら何するだろう…。「やりたいこと」と「やれる（できる）こと」の境界がよ分からないままに生きている自分をふと感じたり。いろいろ考えさせられる。

[すかしかしぱんさんの感想 · 2010年7月17日]

すごく待ち望んでいた気がするのだが・・・リストラも当たり前になってしまいネタ的に面白みが無くなってしまったのかな。

でも、ろくでなしが好きなので、次が出たらまた読んじゃうかも。

過去2冊同様、車とリストラ対象の業界を徹底調査しているのには圧巻。

[しんじろうさんの感想 · 2010年7月15日]

このシリーズが第3弾までいくとは思いませんでしたが、今回も仕事とは何かをテーマにいろいろな切り口でそれぞれの人生の岐路や選択を描いていて、なるほどなぁと思うこともしばしばありました。
特に「張り込み姫」の中で働くこととは何かについて答える真介を読みながら、決断し選択するのは自分しかいないのだなとじっくりと感じました。
今作は前作「借金取りの王子」ほどはリストラされる側がメインとはなっておらず、「君たちに明日はない」と「借金取りの王子」の中間くらいの物語（リストラする側とリストラされる側の視点が半々）となっていました。
好みとしては「借金取りの王子」の方でしたが、今作も今作で楽しめたと思います。
中でも「みんなの力」がほっこりとした気分になりました。

[sweetcakeさんの感想 · 2010年7月5日]

今回のターゲットは、英会話学校、旅行会社、自動車業界、そして出版社―。仕事の意味を、働く理由を、迷うあなたに問いかける、リストラ請負人・村上真介、次はあなたの会社へ

[ukatさんの感想 · 2010年6月16日]

今回のターゲットは、英会話学校、旅行会社、自動車業界、そして出版社―。仕事の意味を、働く理由を、迷うあなたに問いかける、リストラ請負人・村上真介、次はあなたの会社へ。

[mocci10さんの感想 · 2010年6月10日]

４月　高め安定（笑）いろんな職業というのをこうも的確に捉えられて、なんだか勉強になります。恋人の女性もステキだ。でもどっちかというと本人たちの人生というより、いろんな職業、いろんな人生みたいな気分になります。いや、いんだけどさ。

[Maoさんの感想 · 2010年6月7日]

リストラ軍団三作目。なんか凄く安心して読めたかも（笑）人それぞれのターニングポイントをじっくり見させてもらいました。どれもステップアップにつながるところが読後感良好なのかな…でも…あんまり良好だと、不幸を読みたくなるのがとっても勝手な読者です（苦笑）

著者プロフィール

1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の史上初となる3冠受賞。その後も05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年『室町無頼』で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞。その他の著書に『ヒート アイランド』『ギャングスター・レッスン』『サウダージ』『クレイジーヘヴン』『ゆりかごで眠れ』『真夏の島に咲く花は』『光秀の定理』などがある。

「2020年 『信長の原理　下』 で使われていた紹介文から引用しています。」