仕事も暮らしも3で割るイギリスの習慣

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104761012

感想・レビュー・書評

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  • 『トリガーワード:ひとり3役、仕事の決断、
    セカンドオピニオン、「ゆっくり」「静かな」
    話し方、病気にならない性格づくり』


    「3で割る」というタイトルにピンときて、
    読んでみることにしました。


    ①『自宅、職場以外の3番目の居場所を見つける』
    イギリスの人々は独身、既婚を問わず、自分たちが
    たったひとりになれるパーソナルスペースと呼ばれる
    空間を持っている。それは書斎などの自分専用の個室
    をさすのではない。それは公園のベンチ、愛犬の散歩道、
    行きつけのパブの指定席。


    ②『1年を3つに分ける』
    変化のとき(1~3月)
    新しい仕事に就いたり、スポーツを始める。

    ホリデーシーズン(5~9月)
    夜を中心生活を謳歌します。早目に仕事を終え
    屋外コンサートに出かけたりして、イベント
    を楽しむ。

    パーティーシーズン(10~12月)
    クリスマス、新年のパーティーが続き、
    その準備に慌しくなる。外は寒いので、
    熱心に仕事に精を出す人も多い。

    1年を3つに区分するという考えに共感し、
    自分も区分してみます。

  •  日本人の「本音と建前」「公・私」という二面性の使い分けが、自分らしさとそうでない自分とに分断してしまい、自分を偽っているのではという葛藤を生んでしまう。一方、イギリス人の「ひとり3役」という、仕事、生活、プライベートを軸に人を3つに分けることで、分割するのではなくバリエーションを持たせ、自分の中の多様性を認めることで、豊かな人生を送ることができる。
     
     「人間はただでさえ、あやういバランスで生きています。
     3つのバランスを忘れ、仕事人としての自分が100パーセントになってしまったら、人生は簡単に破綻します。生活者、そして個人としての愉しみが仕事と同じだけなければ、人の幸せは長くは続かないからです。」

     仕事を中心にしてしまいがちな生活を見直し、もっと豊かな人生を送るためにも、生活者としての自分や、個人として女性としての自分も大切にしていきたいと思う。
     

  • 要領がよくない自分には難しい点もあるけど、参考になりました。
    イギリスっていいなぁ(^_^)

  • なんだか、ぱらぱら本屋でしていたらちょっとすっきりしたけど、三に割れるものが私にはないとがっかりしたが、じゃーそれを作りゃーいいじゃないかとしゃっきりした。

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著者プロフィール

自ら取材、撮影をもとに書いたイギリスのエッセイの他、住宅論、日英文化論、恋愛など多岐にわたる。 住宅ノンフィクションでは、東京都下にイギリスで見たコテージ風の家を建てた「戸建て願望」(新潮文庫)。 「老朽マンションの奇跡」(新潮文庫)、「よみがえれ!老朽家屋」(ちくま文庫)などがある。

「2018年 『いつか一人になるための家の持ち方 住まい方 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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