アナ・トレントの鞄

  • 新潮社
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感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104770014

感想・レビュー・書評

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  • 全体的に、クラフト・エヴィング商會さんの商品は、小さくて、愛おしいものが多いな、と思う。たた、そこから繰り広げられる世界はとても大きなものだと思う。
    表紙にある無数の小さい点にも、ただの点ではない、何か隠された意味があるのではないかな、、、と、読者の想像力を掻き立てるのです。

  • 『ミツバチのささやき』という映画を観たとき、主人公を演じるアナ・トレント嬢が手にしている鞄に猛烈に惹かれ、手に入れたいと感じた。クラフト・エヴィング商會の新しい商品カタログを作るにあたって、鞄を抱えて古今東西、時空を超えて仕入れの旅へと出る。いつか例の鞄にもめぐり合う日を信じて―。

    旅の道中で出会った不思議なアイテムを写真つきで紹介していく。現実には有りえないと思っても、世界のどこかに実際に有ってほしいと願いたくなるような一点モノの品の数々。クラフト・エヴィング商會らしい、現実と空想の狭間に紛れ込んだような、不思議な余韻を残してくれる。このクラシック調の世界観に、時折どっぷり浸かりたくなる。夜が似合う本。

  • 「みつばちのささやき」の関連本かと思って手に取ったら違っていたのでがっかり。でも読み進めていくうちに面白くてあたたくてとても楽しめました。

  • 「ここではないどこか」が好きでSFやファンタジーや幻想小説を読んでいるけれど、クラフト・エヴィング商會の「どこか」はすぐそばにあるのに絶対に手の届かない、違う階層のような気がする。よく読んでいるファンタジーのような、遠くて物理的に手の届かないものではなく、手を伸ばすどころか既に重なっているのにどうしても触れられないものみたいな。
    もしかしたら私は既にそこにいるのに、気づいてないだけみたいな。

    この本には、そんな今にも触れられそうなものがたくさん詰まっている気がする。

    欲しいのは、「七つの夜の香り」「ただひとつの夜の香り」「『セリンジャーのラウンド』の変ロ音」「ドーナツの袋に書いた物語」「月夜のタイトロープ」、そして「ほのかな光、いくつかの断片」の豆本。
    欲張りだけど。

  • ささやかなファンタジー。すごくツボ。これぞクラフト・エヴィング商會!

  • クラフト・エヴィングさんの本の中で一番好きな本。
    図書館で10回は借りてる。

  • 可愛いセンス!

  • supercalifragilisticexpialidocious

  • はぁ。すてきなため息をありがとう。

  • まるでサーカス小屋の裏側に迷い込んだよう

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