まぼろし

著者 :
  • 新潮社
3.08
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本棚登録 : 88
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104775019

感想・レビュー・書評

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  • 8年ぶりの母との再会に、心のざわつきを隠せない亜紀。家族の形、子どもの想い、親の想い…。物語の前後が少しぼやけてしまう印象ですが、そこは作風?と思いつつ、亜紀のその後がやっぱり気になるのでした。

  • 生田さんの本は図書館で見かけると絶対手にとっています。
    この本には短編が2つ入っていて、どちらの主人公も私より少し上の年齢。
    どちらもなんとなく人生に不安を抱えていたり、迷っていたりして…
    将来のことを悩む私にとって「あぁ、みんなもそういうことあるんだな」
    ってちょっと安心してしまいます。
    だからこそさんの本って読みたくなるのかも…。
    「十八階ビジョン」は、なんてことない話なのだけど、自分にも妹がいるので
    主人公と妹とのやり取りがなんだか感慨深かったです。
    表題作の方は、ラストがちょっとやりきれない感じでした。

  • どちらかというと同時収録の『18階ビジョン』の方が好きでした。2人きりの空間で干渉を避けながら、けれど仲よさそうに冷凍食品やホットケーキを食べて過ごす姉妹が好きでした。
    『まぼろし』は母を疎みながらも無視できない「私」の気持ちに共感できました。

  • 短編2作が収録してある中で、壮年前に家を出た母親が家に帰りたい・・ 『まぼろし』での、娘の言葉がいちいち胸をついた。

  • 家族、兄弟。

  • 何かで紹介されていたのを記憶していて図書館で借りた。
    家族がテーマなのだろうか?しかし特に大きな出来事があるわけでもなく、テーマがわからない。この本で読書感想文は書けないな。(2005.09.18)

著者プロフィール

直木賞を受賞した恋愛文学の旗手から、早熟の天才少女作家まで。いま、もっとも切実な恋を描く6人の女性。

「2008年 『コイノカオリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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