- Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104775019
感想・レビュー・書評
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8年ぶりの母との再会に、心のざわつきを隠せない亜紀。家族の形、子どもの想い、親の想い…。物語の前後が少しぼやけてしまう印象ですが、そこは作風?と思いつつ、亜紀のその後がやっぱり気になるのでした。
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生田さんの本は図書館で見かけると絶対手にとっています。
この本には短編が2つ入っていて、どちらの主人公も私より少し上の年齢。
どちらもなんとなく人生に不安を抱えていたり、迷っていたりして…
将来のことを悩む私にとって「あぁ、みんなもそういうことあるんだな」
ってちょっと安心してしまいます。
だからこそさんの本って読みたくなるのかも…。
「十八階ビジョン」は、なんてことない話なのだけど、自分にも妹がいるので
主人公と妹とのやり取りがなんだか感慨深かったです。
表題作の方は、ラストがちょっとやりきれない感じでした。 -
どちらかというと同時収録の『18階ビジョン』の方が好きでした。2人きりの空間で干渉を避けながら、けれど仲よさそうに冷凍食品やホットケーキを食べて過ごす姉妹が好きでした。
『まぼろし』は母を疎みながらも無視できない「私」の気持ちに共感できました。 -
短編2作が収録してある中で、壮年前に家を出た母親が家に帰りたい・・ 『まぼろし』での、娘の言葉がいちいち胸をついた。
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家族、兄弟。
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何かで紹介されていたのを記憶していて図書館で借りた。
家族がテーマなのだろうか?しかし特に大きな出来事があるわけでもなく、テーマがわからない。この本で読書感想文は書けないな。(2005.09.18)