叶えられた祈り

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制作 : Truman Capote  川本 三郎 
  • 新潮社 (1999年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105014056

叶えられた祈りの感想・レビュー・書評

  • 汚れたアメリカの上流社会を描いた作品ですが当時の上流階級の暴露本のような内容です。
    人間の表と裏の顔、欲望、闇がどろどろと渦巻いています。
    もしこれが現代のアメリカを舞台にしたら一体どんなストーリーになるのか興味深いです。
    アメリカンドリーム、その裏側が読み取れます。

  • 未完の作品。
    平たく言えば暴露本みたいなもんなんだけど、
    あまりにビップなかたがたの暴露本なので、連載として雑誌に掲載したとたん大問題に発展して、カポーティは社交界から追い出されてしまいました。本当は7章構成だったらしいのですが、かろうじて完成させてあるうちの3つを収録してあります。
    未完なので評価の付けよう無いですが(しかも半分にも満たない…)

  • 装画 Edward Hopper Sunlight in a Cafeteria

    叶えられなかった祈りより、叶えられた祈りのうえにより多くの涙が流される  ---聖テレサ

    カポーティは、汚れきった男という最底辺からアメリカの上流社会を描こうとしたのである。このP/ジョーンズと、華やかなリッチ&フェイマスは、実は同じ種族の人間ではないのか。シェイクスピア風に言えば「きたないはきたない、きたないはきれい」である。カポーティは、ニューヨークやパリの虚栄の市ぶりを、P・B・ジョーンズという最底辺の人間を通して描き出そうとした。そこにカポーティの壮大な意志を見ることができる。

    『叶えられた祈り』はカポーティ自身の言葉を借りれば「ノンフィクション・ノベルのヴァリエーション」である。(略)カポーティの文学的自伝、青春回顧録にもなっている。
        

  • 未完だった!なんだかアメリカの衆道文化に詳しくなってしまったようなかんじ。おびただしい個人名とそれにまつわるスキャンダルが登場。ケイト・マクロードの事件って一体なんだったんだろう。(本編では明らかにされていない)。未収録の章があるそうなのですが、気になります。

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