グリーン・マイル

  • 新潮社
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本棚登録 : 328
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105019044

作品紹介・あらすじ

ときは大恐慌時代、アメリカ南部。コールド・マウンテン刑務所では死刑囚が最後に歩くリノリウム張りの通路を"グリーン・マイル"と呼んでいた。不思議な鼠と巨漢の黒人死刑囚をめぐる、奇跡と恐怖、癒しと救済の物語。

感想・レビュー・書評

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  • です、です、そうです
    流石です
    嫌な奴は、思いっきり嫌な奴に
    他は思いやりを持って・・・
    読み終えた後Netflixで見てしまいました
    どっちも良かった

  • 長編小説。
    届いた時に思ってたより分厚くて尻込みしてしまった。
    しかも分厚い上に本文は二段組だった。
    商業本で二段組の本は初めて見たなあ。(同人誌だとページ数を減らして印刷代、頒布価格を安くする為に二段、三段組の小説は見たことがある)
    6冊の分冊で販売された本が一冊になった本らしく、他のキングの本と違って繰り返しの文章があってそこが読んでて少し煩わしかったが仕方ない。
    あとは前半で鼠の描写が多かったり、嫌な看守がどれだけ嫌な奴が書かれているのがくどかったり、きっと終わりまで書いてから本になったらここはもっと簡潔に削られているのでは?と思う部分はあった。
    自分が病気になってから人の死について興味が出て来たからこの死刑囚と看守がメインの本を手に取った。
    内容からして読んでて楽しい気分になる本ではないのだが思ったよりすらすら読めた。(それでも読了までにまるまる1ヶ月はかかったが)
    最後の方で真犯人がわかったところは予想してなかったから面白く感じた。
    人の死を身近に感じることができて読んで良かったと思う。
    病気のまま生きるのは楽しくないし、苦しいから私も早く死んでしまいたいなと思うことがままある。
    キングの他の本もまた読んでみようと思う。

  • 2017/04/13 読了。
    本当は新潮文庫の6巻本を読みました。

  • 作者の本では珍しく感動系の本。
    ショーシャンクの空もそうだったかな。
    この当時は2週間ごとに発刊されていて楽しみだった。
    感動深く読み応えがある。

  • 映画化されたグリーンマイルの原作本。映画公開前に読んで、あまり面白く無いなあと思いながら映画を見たら、映画の方がもっと面白く無かった。
    小説の映画化は、読者のイメージがあるので違和感を感じる人も多いと思う。
    小説に「映画化」の帯がある場合は、映画を先に見て読んだほうが良いかもしれない。

  • 原作は知らなくても、映画ならきっと他に人もタイトルを聞いた事はあるかも知れない。
    色々な人が歩むグリーンマイルの意味をじっくりと考えさせられる。

  • ネズミかわゆし

  • 本当のやさしさとは、正義とは何か?
    人として生きるとは、死ぬとはどういうことなのか?
    洗練された文章で語りかけてくる。
    深い。

  • まず、最初は映画で観た。トム・ハンクス主演で泣ける話である。でも、本ではもっと深い内容になっていた。随分前に観た映画だから、忘れているのかもしれない。でも、もっともっと残酷な話だった。
    ミスタージングルス(ねずみ)が踏み潰された時と、ジョン・コーフィーの処刑の時は切なくてジーンと来た。トム・ハンクス演じるエッジコム主任(看守主任)が100才以上生きているのは、ジョン・コーフィの力だったのだが、長生きしても最愛の人々を亡くす悲しみが多い。どちらが良いのかわからない。

  • 感動の一冊
    処刑シーンは想像力のキャパシティを超え、とても映画は観れなかった、
    そういう意味でも感慨深い本

  • ジャンルSFでいいのかしらん?これも映画からはいったけど、もう泣くしかないっ ><
    主人公が無実だけど死にたがる気持ちが痛い ><

  • 特殊な能力をもつ死刑囚と看守の交流物語。
    映画にもなりましたが、映画はかなりエピソードが削られているので、是非とも本を!

  • キング氏の作品を読むのは久しぶりです。
    っていうかあまり読んでないんですが…
    ミザリーは怖かった… 後はペットセメタリーは読んだなあ。(うちの猫に似てるんで)
    この方の本は結構の確立で映画化されてますね。
    この本は映画の方を見てはいないのですが先に知っていたのでトムハンクスの顔が読みながらちらついて苦笑してしまいました。

    読み終わって前書きを読まないで読み出したほうが良かったなあ…とちょっと後悔。先に小道具がわかってしまうのはちょっと寂しい。(まあ、あらすじは映画化された際色々報道されてたので大筋は知ってはいたのですが)自分は6冊あるこの作品は一冊づつ違うお話だと思ってました…
    ぐいぐいと先を読ませる語りは相変わらずすごいなあ、と思いました。それと現在の語り手が紡ぐ現在と過去の二つのストーリーどちらも次の展開が気になる、と言うところが見事。個人的には二人のヒロインが魅力的で良いなあ~と。その反面なんであんな悪人が出てこなきゃあならないのかな、と思うところも。(まあそうでないと話が始まりませんけど…)そういった悪人に今まで出会ってこなかったことに感謝しつつ、これからも出会わないことを祈ります。

    面白いとかそういう話ではないのですね、多分。奇跡、だと思います。闇の中にポッとともされた灯火。そんなお話だったと思います。

  • ストーリテリングがうますぎる。

    思わず一気に読んでしまう作品です。

  • 人生は電気椅子へ。

  • 死刑囚が収監されるコールド・マウンテン刑務所Eブロックの廊下はライム・グリーンのリノリウム製だ。その廊下は電気椅子"オールド・スパーキー"に続く道でもある---看守主任だったポール・エッジコムは当時を回想する。元々は6冊に分けて出版された長編だが,続きが気になって一気読みせずにはいられない。

  • 最初は、薄っぺらい文庫が何冊も並んでいるのを見て「なんだこれ」って思ったのが始まり。手に取ったら「グリーン・マイル」って書いてあって、こんなに薄いんなら、1冊にすればいいじゃんって思ったのが第一感想。キングと初めて出会った。

    以下あらすじ。
    元死刑囚を収容する刑務所で働く主人公が昔を回想している。
    回想の中心にいる囚人は大男の黒人。彼は純粋で真っすぐで、悪意など全くない。そしてキリストのように病人を直すなどの奇跡の力を持っている。
    主人公は彼の罪が冤罪だと気がつくが…

    読み進めるのがもどかしくて、分冊であることの意図を奇しくも自ら身をもって体験しました。やきもきやきもき。
    死すべきでない者を殺さなければならない。しかもその相手は、全く悪人ではない。神の使いのように奇跡を起こす男だ。

    高校生の私は、やりきれない気持ちになりました。
    どうして殺されなければならないのか。
    悪ってなんだろう。一番苦しいのは誰だろう。

    分冊がまとめられて本になってたって知らなかった。
    何年振りかに読んでみようかな。

  • 自分が好きな映画の一つの原作です。
    やっぱり感動しました。

  • すごく感動した。人間のいい面と悪い面をうまく描けている。物語に出てくるジョン・コーフィーは触るだけでどんな病気も治せる不思議な力を持っていたが、ある事件がきっかけで死刑囚になってしまう。

  • すごく切なくて悲しいけど、感動するお話です。
    映画も見ましたが、本の方が細かい描写がされていて実感が湧いて良かったです。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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