ロックフェラー回顧録

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制作 : David Rockefeller  楡井 浩一 
  • 新潮社 (2007年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (652ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105056513

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ロックフェラー回顧録の感想・レビュー・書評

  • D. ロックフェラーとは果たして世界主義者であったのか。本文を辿る限りはそう考える。ジャーナリストの田中宇氏は, D. ロックフェラーは隠れ多極主義者であると主張している。私は, ロックフェラー卿はかつては名実ともに世界主義者であったのかもしれないが, 昨今は一部寡頭勢力の暴走に手を焼いていたのかもしれないと感じている。だから卒去前にキッシンジャー氏を通じて世界戦争を防ぐべくトランプ氏が当選することになったのかもしれない。これはあくまで希望的な推考でしかないが, もしそうであったのならば, その命運はまだ瀬戸際のまま保たれているといえる。しかしどうであれ, 賽は投げられた。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(佐藤優選)55
    ロックフェラー一族が、生き残るために、米国国家のために献身し、慈善活動に庶民に資産を分配することに腐心していることがよくわかる。

  • 中央図書館で読む。文句なしの1冊です。今年のベストワン決定です。サミュエルソンと同級生であるのは、意外でした。MOMAの内幕は興味深いです。また、ネルソンの複製品商法も言及しています。

  • 現在(09年6月)のロックフェラー家当主デイヴィッド・ロックフェラーの伝記。

    大統領より先に共産主義諸国に行くことの出来るミスターロックフェラー。

    国際金融システムの確立に奔走するミスターロックフェラー。

    そして祖父の代からの石油利権を持つ財団を含めたファミリーオフィス。

    マジでかっこいい。

    戦後の経済システムがどのように形成されたかを知ることが出来る良書。

  • まさしく神本。
    ロックフェラー三世、デイヴィッド・ロックフェラーによって書かれた。
    内容は多岐にわたり、愛する家族、忠誠を誓いチェースを世界的な銀行にした彼の仕事ぶり、ロックフェラー大学を含めた数え切れない慈善事業、趣味を超えた芸術に対する思い、そしてこれまでの大切な出会いで構成されている。
    ロックフェラーって聞くと、その冠する名のおかげで、多くのものを享受していると、羨望のまなざしが真実を曇らすことがある。しかし実際はデイヴィッド氏の持つモノに依るところが大きいと見える。
    多様な人種がいるリンカーンスクールで受けた教育、母から注がれた強い愛情、父から学んだ厳格・公正・誠実、ロックフェラーを目の敵にする人々に対する鈍感さ、献身的に支えてくれる伴侶、そして立場、イデオロギーに関係なく、信頼できる仲間の多いこと、特にデータ上には10万件以上の名前が管理され、事細かに記録してある。
    本書を見ても、何か直接的に為になることは書かれていない。彼の回想と意見、そして行動が繰り返し述べられているだけ。しかしながら一人の、しかも20世紀の巨人の一人としてあがる彼の人生をなぞることは非常に有益だと思う。
    僕が思うに、彼は本当に当たり前のモノしか持っていなかった。ただその当たり前のモノを誰よりも尊重し、丁寧に扱った。そして誰にも見せないその裏で努力と苦労を行った。だからこそ身近に彼を感じたし、自分もロックフェラーには及ばずとも同じフィールドに立てる可能性は十分あると、誰にもそんな気持ちを抱かせてくれる。
    デイヴィットロックフェラー、また一人敬愛できる偉大な人に出会えたことを嬉しく思う。

  • チェース銀行の頭取兼最高経営者として世界各国の指導者等との交流、さまざまな国際問題への関与、そして、石油で巨万の富を築いた祖父、ロックフラー・センターを建てた父、そして兄弟、子供たちの一族についても書かれている、デイビット・ロックフェラーの自伝です。

    完成までに10年を要した大作です。

    一族の偉大さや世界との関わり合いはすごいものがあり、第二次世界大戦後の世界の歴史書と言って過言ではありません。

    デイビット・ロックフェラーというと陰謀論の話しになりがちです。

    そして世界主義者であり、ひとつの世界を構築しようとたくらんでいることが罪であるならば、わたしは有罪であり、それを誇りに思う。517P)とハッキリと書いています。

    本書は本人が書いたもの。

    陰謀論云々という本と読み比べて見ると真実が見えてくると思います。

    ただ、本書にすべてのことが書かれているわけではないですが……。

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ロックフェラー回顧録の作品紹介

石油で巨万の富を築いた祖父、ロックフェラー・センターを建てた父、副大統領で夢絶たれた兄、資本主義に反発する子供たち-。莫大な資産をもとに、米国社会に影響を及ぼしてきた一族の内部を包み隠さず明かした書。チェース銀行の頭取として世界各国の元首と出会い、歴史的場面に立ち会ってきた著者が、九十余年の人生を振り返った。

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