コンゴ・ジャーニー〈下〉

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制作 : Redmond O'Hanlon  土屋 政雄 
  • 新潮社 (2008年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105058524

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コンゴ・ジャーニー〈下〉の感想・レビュー・書評

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  • ノンフィクションの凄さは 読者が 未開の地の臭いや不潔さ、自然の残酷さや神秘性、人の苦痛や生命の危うさ を 強く感じられること

  • 原住民との文化の違いが興味深い。

  • 途中、目的の湖の側のボア村で、現地人の男が着ている漫画柄のTシャツを見て著者は「88年の日本の恐竜探検隊が御土産として渡したもの」と描写するが、これって高野秀行の「幻獣ンベヌベを追え」のことかとちょっと笑ってしまった。しかし、旅の目的が同じ作品なのに色合いがずいぶん違う。この作品の著者は白人の生物学者で、アフリカに対する苛烈な植民地支配の歴史の負い目と現地人の白人への対応が作品のミソである。高野たちの、極東からきた変な黄色人種に対する現地人の対応とは明らかに異なる。
     高野の本と違い現地人の生活があけすけだ。性の話がストレートに出てくる。ある種のフィルターがあったのだなと。また著者は西洋文化への対比に現地の普通の生活や考え方を持ってきているのでそういう意図のない高野の本とは調子が違う。
     コーディネーターのマルセランが面白い。有能で学もあり怪物的で複雑な性格をしている。植民地支配についてなど知識が豊富でありこの巻で著者に激怒して白人への呪詛をぶちまけている。
     西洋文明と異質な精神世界がありそれに支配され利用する現地社会。現実に邪術師が商売になり呪い呪われが当たり前の世界。現地のものとは生ぬるい友情のようなものは存在せず断絶しかない。終わりごろにああと思わされる指摘がある。
     著者は全財産をもって旅行に来ていた。白人は植民地支配の恨みを背負った対象でしか無く現地人には珍しくもなんともない動植物を探検しに来る学術調査団はただの金づるでしかない。
     西洋社会への相対化の試みがテーマの一つだ。ただしどっちが優れているかというわけでもない。

    正直すらすら読める本ではないが濃密な読書が味わえる。面白い箇所が多いのに雑然としすぎてる。詰め込みすぎの気がする。まあ意図があるのだろうが。

  • 下巻は、いよいよ旅の白眉である湖に向かう。ただ、作者の一番の目的だった恐竜に出会うことや、その他の珍しい動植物を見ることよりも、旅のメンバーとの人間模様に、だんだん焦点が移って行く。

    コンゴという、極限に近いところの旅であるが、実は自分探しの旅であったかのような感じ。味わい深い。

  • 読みたいのに、上巻を手に入れていない。なんたる、なーんたる!

  • おもしろかったな。アフリカというわからないものがわかるというよりもやっぱりわからないということがわかるという感じがした。
    著者の戸惑いが自分自身のそれと重なる感じ。
    物語自体はとくに完結しないのもまた好き。人生や旅というのはそんなものの気がする。

  • 一応、コンゴ奥地の湖に幻の恐竜モケレ・ムベンベを探しに行く旅なのだが、
    呪術的思考が支配するリアルなアフリカ的世界が克明に描かれている。
    下手すると現実と幻惑の境界を踏み超えて、
    戻って来られなくてもおかしくなかったと思う。
    よく生きて帰って来られたなぁ。
    しかもこれ私費で行ってるなんて…。
    日本でノホホンと暮らしている人間にとって、
    憧れ、畏怖、尊敬の念を抱く(別の言い方では「馬鹿じゃないの?」とも言う)。
    とにかく素晴らしい作品である。
    マヌーとの最後のシーンはグッと来たね。
    インテリコンゴ人マルセラン、そしてヌゼ。
    彼ら 3 人に幸多からんことを。

  • 2009/March

  • コンゴのジャングルの奥地にテレ湖という名前の湖があり、そこにモケレ・ムベンベという怪獣が住むというピグミーの言い伝えがあり、作者は、その怪獣を探しに出かける、という構成なのだけれども、実は、そんな怪獣がいることを作者は全く信じていない。テレ湖に到着した作者は、怪獣を探す努力をほとんどしていないし、わずか数日滞在しただけで、その湖を離れてしまう。かつ、更に奥地を訪ねてみたい、等と周囲を困らせながら。作者がこの旅、というか、冒険というか探検というか、に出かけたのは、コンゴがまだ共産主義国家だった時代のことであり、入国し自由に国内を移動すること自体が大変だった上に、呪いや迷信を信じ、貧しく不潔で、病気の巣窟みたいな場所を移動するという、一種の修行のような旅を作者は続ける。かつ、上述したように、目的である怪獣がいることを全く信じないままに。私自身、旅行によく出かけるが、旅行がなぜ好きなのか、あるいは、旅行をしていて何が楽しいのか、ということを聞かれると困る。旅行は別に楽しいばかりではないし、旅行の途中で飽きてしまうことも、ままある。旅行をすることの目的は旅行をすること、としか答えられないような、そんな感じ。私の旅行とは、全くスケールも危険度も異なるけれども、作者もそんな風に思っていたような気がする。

  • 部族 呪術 ジャングル わいろ まったく違う文化の国で 恐竜マケレ ムベンベ を見に行く旅下痢ばっかしてるし 虫にかまれるし 変な物食べてるし 少しもうらやましくないけど 面白かったですなんで あんな旅をするんだろう?

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コンゴ・ジャーニー〈下〉の作品紹介

恐竜の棲む秘密の湖めざし、全財産をはたいて丸木舟の旅に出る。ピグミーチンパンジーの性生活から、まじない師による「呪い」の方法まで。発見、恐怖、ユーモアに満ちた大旅行記。

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