数字の国のミステリー

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制作 : Marcus du Sautoy  冨永 星 
  • 新潮社 (2012年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105063719

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数字の国のミステリーの感想・レビュー・書評

  • 授業では習わない日常に密着した数字にふれることができます。
    例えば、魔法陣や17と29の素数がこの世界の終りになるわけなど・・・
    また、様々なクイズがのっているので、
    ミステリーや暗号が好きな方にオススメ!!

  • 多分これは、私に数学の素養がなかったから楽しめなかったのではないかと思うけれど、面白そうなタイトルと序文に惹かれて買ったものの、全然「ミステリー」を感じられなかったし、ワクワクできなかった…。
    数学が出来る人はカッコイイし、数学的な閃きは本当にクリエイティブだと思うけれど、私にはその世界を楽しむことが出来ず、残念です。。

  • 『素数の音楽』のマーカス再び!ですよ。再び!って、この間に出ていたらしい『シンメトリーの地図帳』は、次に読むので、発行順としては三度、ですね。
    冨永星って、宇宙の謎65で覚えたけど、素数の音楽もだった。この方、理数系の翻訳者なのね。

    p24
    フランスの作曲家オリヴィエ・メシアンが、第二次大戦中にドイツ軍につかまって、下士官兵用捕虜収容所に。クラリネット奏者、チェロ奏者、バイオリン奏者がいたので、それと自分のためにピアノ四重曲奏を作った。すごい話だ。
    「世の終わりのための四重奏曲」クァトゥオール・プル・ラ・ファンデュ・タン
    この冒頭の「水晶の典礼」と呼ばれる楽章で、17と29という素数で、決して終ることのない時を感じさせる。
    ピアノが17拍のリズム信仰。バイオリンとクラリネットが、かな、29の和音からなるハーモニーで。
    ハーモニーが全体の三分の二くらいに差し掛かッタところで、17音のリズムがふたたびくりかえされる。
    17と29は素数だから、17*29音までいったところで、はじめてリズムの進行とハーモニーの進行の組合せが元に戻る。

    『数学ガール』で似たような話がなかったけ。無限上昇するオクターブのピアノの連弾みたいな話があったけれど、あれも数学だった。


    p28
    『銀河ヒッチハイク・ガイド』に、バベルフィッシュって魚が出てきて、これを耳につっこむと、即座に万能翻訳が可能になる。というSFらしいんだけど……え、生魚?
    耳から魚がダランと垂れてる姿を想像すると、非常に笑えるのですが。



    自然界のおもしろい素数、素数ゼミ。
    13年とか17年に一度の周期で大発生するので、近隣の住人はその季節は逃げ出すんだそうで。
    これ、13年ゼミも17年ゼミも、素数なので13*17年周期でしか同時発生しないから、生存率があがるんだけれど、その素数になった原因は、天敵の発生時期とずらすためだったろうという話。
    天敵自体はもう滅びて、素数ゼミの生態だけが残った。

    セミは森に1種類って……アメリカの森って、そんなにセミの種類少ないの?
    夏にうちの外で鳴いているセミだでも、簡単に、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシ、他にもいるな。最低でも、3か4種類はいるのだけれど。
    そういえば、上野動物園に来た何だかで来たドイツの人が、おみやげに何かと言われて、一本の木を指したそうな。
    「ドイツには、音を立てる木はない。鳴いているあの木が欲しい」
    それはセミが鳴いていたんだけれど、彼の住んでいる地方にはセミがいないから、わからなかったそうな。
    セミがこんなに鳴きしきるのって、日本くらいなのかしら。
    最近ではもう、朝の5時から鳴いていてうるさいのだけれど。
    (修羅場で徹夜していて数年間の観察で気づいたのだけれど、うちのあたりでは3時に鳴きやんで5時に鳴き始める。こんな状態にさせられてしまってかわいそうに……)


    最小の自然数であり奇数だけれど素数ではない1と、偶数なのに素数である2! 素数の中で偶数なのは2だけ!
    興奮するとはこのことだ。
    この、村八分感、そして孤高感、素敵じゃないですか!

    「浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ」解説に、「数学は理解できる限界があって、それは人によって違う。その限界が、中学校で来る人もいるし、高校で来る人もいる」という話があり、それで言ったら、くりあがりの足し算から苦手な私はもう小学生時代に限界に半歩踏み入れていたわけだ。
    でも、マーカスの本や計算ノートシリーズや、その他数学の本を、結構好きで、理解できないまでも楽しんで読んでいる部分もあるから、こういう話自体はいいよねえ。

    p126
    アレックス・ガーランドの『四次元立方体』(テッセラクト)というのが、四次... 続きを読む

  • 素数に暗号、ミレニアム問題まで。『素数の音楽』著者が贈るクリスマス・レクチャー。毎年恒例、英国王立研究所のクリスマス・レクチャーでその数学者は語り出した。素数の謎にゲーム必勝法、果ては世界七大超難問であるミレニアム問題にいたるまで……。世界的ベストセラー『素数の音楽』の著者であり、今なおトップクラスの現役数学者が現場の数学者たちの豊富なエピソードを交えながら不思議の国へご案内!

  • この手の本は、落語の枕みたいな話がすこしあって、そこから急に、あるいは自然に本題に入って行くわけだが、話題の飛び方が、予測できず、はらはらした。数字にまつわるものは、よのなかの全てであるから、蝉の寿命の話とユダヤ人の音楽の話が同列で扱われて、たじろいでしまった。
    ボリュームがけっこうあるので、ひとつずつ、ネットで小話としてよんでもいいかなぁ。というかんじ。

  • 文章の流れなどはよいが、驚きのある内容はなく、ごく基本的な内容のみ。数学系の本を読んだことがない人、中高生が読む本なんだろう。

  • ミレニアム問題を軸にしているし、お約束の話がきちんと取り上げられているので、類書を読んだことが無い人にはとっつきやすい。
    多く読んでる人には、各章の序盤がテンプレ的な話なので、面白そうな初見の話になってもつい目が飛んでしまう。

  • 読み進まず、断念。

  • 数学向けの最良の書であろう素数の音楽やシンメトリーの地図帳を長編小説とするならば、この本は短編小説集
    本書もさすがのソートイ氏ならではの素晴らしい内容なのですが、やはり前二作と比べてしまうと不満が残ります

  • 専門分野を一般の人々にわかりやすく、興味を惹くように説明する時に参考になる本。数学が身近な場面に使われていることを紹介するのに様々な例が取り上げられているが、サッカーのネタが多く出てくるのはイギリスならでは。

    科学を一般にわかりやすく解説したものと言えば、ファラデーの「ロウソクの科学」を思い出すが、両者ともロイヤル・インスティチュートでのクリスマス・レクチャーを書籍化したものである。一度生のクリスマス・レクチャーを聞いてみたいと思ってしまった。

  • 各トピックについて興味深く、平易に書かれている。
    日本にはこういう本はないなぁとも思ったが、丹念に探せばもしかすると新書あたりにあるのかも知れない。

  • 著者の前作「素数の音楽」は大人になってから数学に改めて興味を持つようになったきっかけの本であり、そこから今や個人的なテーマである(?)リーマン予想についても読むようになっているので、今作にも大いに期待した。

    本書は高校生程度を対象とした英国王立研究所のクリスマス・レクチャーをベースにしており、数学の難問であるミレニアム問題のうち1)リーマン予想、2)ポアンカレ予想、3)P≠NP予想、4)バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想、5)ナビエ・ストークス方程式を扱う5つの章からなっている。そうした聴衆への興味を引くためかベッカムのフリーキックを頭で合わせるルーニーがすべき計算とか、プレミア・リーグで自分の応援するチームが優勝出来る確率の計算は実はとんでもなく難しいとかいう話題を挟んでいる。但し、そうした話題を入れることにかなりのページを割いているため各章の本質的な問題の紹介は短くならざるを得なく、やや食い足りない。

    とは言え、そうした簡単なエピソード自体に含まれる数学的背景が簡単に理解できたとは言えないので誤解なきように。まあ数学的論理は半分無視、読み飛ばして簡単なISBNコードに含まれる誤記防止策とか数学をめぐる様々な面白エピソード、蘊蓄に焦点を当てて読めば十分に楽しめる内容とも言える。

  • 読めば数学が楽しくなります.本書は11歳から14歳向けのクリスマス・レクチャーが元になっているようですが,高校生以上向けかなと思います.
    もっと数学を知りたい人,学校の授業で数学が嫌になってしまっているけど数学を勉強しないといけない人などに向いています.

    ロベカルが遠くからのフリーキックでゴールを狙うのは,距離に意味があるんですね.なぜかを知りたい人は,本書を手にとってみましょう.

  • この手の本を読むと、海外には読んで面白い数学書が多いのに、日本は絶対数が足りないのはなぜだろう。
    もちろん日本にまったくないわけではないが、わかりやすさという1点においては、どうやっても海外の方が上に思えてしまう。

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数字の国のミステリーの作品紹介

毎年恒例、英国王立研究所のクリスマス・レクチャーでその数学者は語り出した。素数の謎にゲーム必勝法、果ては世界七大超難問であるミレニアム問題にいたるまで…。世界的ベストセラー『素数の音楽』の著者にして今なおトップクラスの現役数学者が古今の数学者たちの豊富なエピソードを交えながら不思議の国へご案内。

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