世界のすごいお葬式

  • 新潮社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105070915

作品紹介・あらすじ

簡単安上がり、みんな同じの、葬送のファスト化。人生の終わり、それでいいですか? かつて自宅で家族の手で葬られた死者は、今やビジネスとして画一的に扱われる存在に。ならばと、葬儀会社を営む著者は旅に出る。インドネシア、メキシコ、ボリビア、スペイン、アメリカ国内、日本──そこで出会ったのは、野外火葬、ミイラとの暮らし……風変わりだが本気で死を悼む優しい弔いの形だった。新しい「死に方」を伝える一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 変った方法のお葬式を
    アメリカで葬儀社をやっている著者がめぐる
    ノンフィクションでした。

    写真も絵もなかったので
    あまり グロテスク感はありませんでしたが
    想像しにくかったです。
    (自分はあまり お葬式に行った事がないので。)

    ただ いつまでも 埋めたり焼いたりしないで
    家に置いといて 着替えをさせたり 話しかけるという所とか 
    掘り返して再会するとか 色々な 風習があるようだけど
    どれも 生前の人に敬意を払ったり 愛おしく思っている 生きている人がいる。

    メキシコの話は 映画 リメンバー・ミーを 思い出しながら読んでみました。
    日本でいうと お盆のような 習慣。

    私はお盆の習慣をやった事がないのですが
    お盆に限らず リメンバー・ミーの 映画でもあるように
    生前の人を いつも思い出してあげるのが 供養の一つだと思っています。

    この本のタイトルの原題が
    TRAVELLING THE WORLD TO FIND THE GOOD DEATH
    なんですけど そっちの直訳の方が内容にあっていたような気がします。
    この邦題だと おお!! って いう ものを 期待してしまいそうですからね。。。

  • タイトルからして軽いお葬式エッセイかと予想していたが、違う。タイトル付けが悪い。すごい、なんて表現はいらない。著者が世界数カ国で見たその土地の死者の弔い方、死者との向き合い方だった。パッケージ化されている一般的な葬儀とはなんなのだろう?と思えてくる。著者のおわりに、にある文章が心に響いた。

  • 2021京都外大図書館プロジェクト Library Explore Mission(L.E.M.)学生選書
    京都外大図書館所蔵情報
    資料ID:649329、請求記号:385.6||Dou

  • 読書メモ(本当にメモ。あとで清書予定)

    トラジャ、南スラウェシ
    マカッカルが州都、タナトラジャ観光拠点はランテパオ
    ドクターポールクードゥナリス、ユニーク!

    マネネ行きたい
    描写が愉快
    クローバーフィールドみるわ

    トラジャの葬式貸し借りシステム、沖縄のお金貸し借りシステムにちょっと似てる

    トラジャの人がミイラ化するの不思議
    「サイコ」






    メキシコ、ミチョアカン

    悲しむことができることが癒し、なるほ
    福島のグリーフケアに似てる?

    メキシコ、悲しみを社会全体で受け止める世界、会的リーダー

    フリーダカーロ

    詩人オクタビオパス
    メキシコ人は死と親しく交際し、死を笑い、死をアイブし、死と寄り添って眠り、死と歓待する。死はメキシコ人のおきにいりのがんぐであり不滅の恋人である

    素敵ー

    20世紀。死と容器に親しむ態度が国民意識の礎石
    クラウディオロムニッツォ

    グアナフアトのミイラ博物館




    ・カロウィー、

    カトリーナスペード、人間の、堆肥!
    ドクターJ、したいのうじょうの作者!読みたいと思ってた

    人の死体を堆肥にする!おもろ!
    人間コンポスト!

    映画ソイレントグリーン


    東京、テクノロジー仏、見に行きたい
    幸國寺

    てかこれが世界から見た日本であり世界が見たい日本よな。ダークツーリズムもそうだった

    日本、似てるが鏡写しでさかしま、おもろいこという

    ラパス、見に行きたい!!
    ダークツーリズムに出てきてた?

    ドニャ・エリー
    ナティタス。頭蓋骨信仰

    ナティタスの歯にアルミ箔。タバコを咥えさせるから。ハガキばまないように

    ラパス、カトリックと微妙な関係
    頭蓋骨祭りさ、フィエスタ、デ、ラス、ナティタス。神父が仕切ってる

    神父、ナティタスに祝福しないと市民が暴動

    ナティタスとフェミニズム。カトリックとか仏教とか、女性排除で権威主義。権威によらず神とつながる

    作者の煙が目にしみる、みたい

    アメリカの葬儀システム、おもろ!
    土葬今でもなんだ!よく土地あるな
    土葬なのに腐らないようにエンバーミングして頑丈なステンレス箱に入れるの!場所無くなるし環境にわるいし土に還れない土葬の矛盾感



    ・オーストリア
    聖ミヒャエル教会の地下墓地ツアー

  • 日本を含むアメリカやスペイン、南米、インドネシアなどの欧米諸国のお葬式とは違う世界のお葬式を実際に見た著者に寄るノンフィクション。

    日本人からするとアメリカのお葬式も不思議に感じるところがやっぱり文化的に興味深い。
    宗教とかの違いで大きく変わるものだということで。
    でもアメリカでも自然の中での火葬が出来るのはすごいアメリカの広さを感じる(宗教的にも地理的にも)

  • とても面白くて読みやすい本だった。
    アメリカの葬儀屋さんが世界の弔い事情を見てまわる内容なのだけれど、こちらとしては「アメリカってそうなんだ…」という感じでした。
    日本の弔いについても(サイバーな方面で)記述あり。
    葬式の話をしていてもこんまりの話が出てくるくらい、こんまりは日本の考え方を伝える存在ということになっているのだ。という驚きがあった。

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著者プロフィール

1984年ハワイ州オアフ島生まれ。ロサンゼルス在住。シカゴ大学で中世史を学び、卒業後、サンフランシスコの葬儀社に勤務。サイプレス・カレッジ葬儀学校にて葬儀ディレクターの資格を取得、複数の葬儀社に勤務したのち、土葬、火葬、直葬、自然葬など、故人や遺族の希望に沿う多彩な葬儀をプランニングする葬儀会社〈Undertaking LA〉を2015年に設立した。ウェブサイト〈The Order of the Good Death(www.orderofthegooddeath.com)や、雑誌や新聞への寄稿、テレビ出演などを通じて、死や葬儀に関する情報の提供を続ける一方、〈Ask A Mortician〉というチャンネル名でYouTubeにさまざまなテーマを取り上げた動画を投稿している。


「2016年 『煙が目にしみる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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