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落葉―短編集 (新潮・現代世界の文学)

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制作 : 高見 英一 
  • 新潮社 (1980年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105090029

落葉―短編集 (新潮・現代世界の文学)の感想・レビュー・書評

  • 世界観は面白いけれども、
    一部作品は段落がなかったり
    その間が長めだったりと
    読むのに苦労する部分があるので注意。

    百年の孤独を先に読んでいると
    どこか見たことのある作品がでてくるので
    少しうれしくなるかもしれません。

    作品としては、
    いんちき占い師が最後に夫だった人に
    復讐を遂げている物語が
    何気にすっきりでしょうか。

    それとマコンドものは
    やはり面白いなと思いました。
    ある博士の死の記録はね…

  • ◆(敢えて発表順)ナボ/落葉/イザベルの独白/(百年の孤独)/世界中で最も美しい男の溺死体/大きな翼を持った老人/ブラカマン/幽霊船の最後の航海 収録◆熱気を帯びた砂まじりの風・やまない雨。分断される昼寝(シエスタ)。同じ時空が、主体を変えて何度も描写される。切り取られ繰り返される瞬間は、時が止まったように長く、永遠に似る。呪いのごとく娘は母を、息子は父を生き直す。薔薇の香り・死の臭い。虚無の中、誰もが待ち続ける。愛はあるのだろうか。神はいるのだろうか。答えの出ないまま、ゼリーのようにまとわりつく孤独。
    ◆『百年の孤独』読了後に「落葉」を読めてよかった。ガボは順に読んで欲しかったようだが、『百年の孤独』を読んだときの言葉にならなかった「信仰」についてのモヤモヤに、ここで答えをもらえたような気がする。
    ◆『百年の孤独』以降に書かれた4篇はちくま文庫『エレンディラ』と重複している。しかし、訳者違いであり、「世界中で最も美しい男の溺死体」「大きな翼を持った老人」は〈子どものための童話〉とされ、(『エレンディラ』は大人のための童話とされている)ですます調。とても新鮮! … で、どちらがガボの本意だったのか? どちらの訳出もそれぞれ別物のようで好み。

  • 古いほうで読んじゃったよ…新しいので読んでみたかった。

    落葉…マコンドで、祖父・娘・孫、三人から見た異なる角度からの一人の人間の死、それを取り巻く世界。一人ひとりの思うことが違うせいで、世界観にものすごく奥行きが出る。
    が、読み込めていないので悔しいからもう一度読む。ちくしょし

    水死人…溺死人っていうふうになってたかな。最初は「ええええ?なに?」と思ってしまったが、もはや神話の世界なんだと思うことにする。ほんとに夢みたいな(希望に満ちたというより、まどろみの中で見るような)世界だよなあ。要読み返し

    ブラカマン…毒々しくて面白かった。インチキがまかり通る世界。

    天使を小屋かなんかで飼う話…これ一番わかりやすかった

    幽霊船の最後の航海…これもきれい。ただ、さすがに、文体が……私「族長の秋」は読める気がしないんだぜ

    イサベルの独白……死生観がまるで違う! キリスト教世界、日本の世界だけ見ていると、ほんとにわからないこともあるものだと思ってしまった。

    ボナ…ものがなしい。汚いものを汚く書くのがうまいよなあ。でも、早く合唱団にいったれ、と思ってやきもきしたのは、私だけではないはず


    あああほか何が入ってたっけ! 思い出せない…悔しいもう一回チェックする!

  • 不思議な後味。
    地に降りた神話のような話。

  • 「落葉」が中篇と言っていいくらい長かった。祖父・母・息子の視点で語られる「博士」の生涯と他の短編(童話風)に登場する「天使」とかはすこし共通している部分があるかなあと思ったりした。

  • なかなか本屋で見かけない本だけどこの中に入っている「大きな翼を持った老人」という話は今まで読んだ中で一番美しい物語りだと思う。

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