落葉 他12篇

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制作 : 高見 英一 他 
  • 新潮社 (2007年2月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105090098

落葉 他12篇の感想・レビュー・書評

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  • マルケス最初期の作品集。
    『百年の孤独』を読んだ上で、この作品にふれると、すべての作品が『百年の孤独』に通じているということはすぐに感づくだろう。
    死や孤独、異常気象といったモチーフは、これ以降の彼の作品にもよく登場するおなじみのものだった。
    その中でも特に「死」を取り扱っている作品が多い。すでに死んでいる人間の独白や、ひとりの人間の死から思い出される過去など、作品の中心にはつねに「死」が横たわっている。
    語りや文学的手法、話の面白みといった点ではもちろん後期の作品には劣るであろうが、彼の小説家としての試行錯誤が伺えるという点で、ファンなら必見だろう。

  • 著者の代表作『百年の孤独』のマコンド村を舞台にした物語。3世代(祖父、母、息子)の話者が、時代をさかのぼって回想していくので、理解が大変でした。。。マコンド村の繁栄と衰退、それに対応していく一族の繁栄と滅亡といった、入れ子構造のストーリーは『百年の孤独』のほうが分かりやすく面白かったです。
    あと個人的な意見ですが、バブル時代に作られた全国の新興住宅地(自分の出身の神戸市北区も)のほとんどは、まさに、見捨てられたマコンド村と同じだなぁと思ってます。。。

  • 長編の落葉はいつものかんじ、よかった。でも短編集はタブッキさんを匂わせる何かがあってすきだった。全体に漂う真夏の昼間、暑さ、だるさ、どんよりした日の暑さ、水気、何も無さ

  • 【誰かが薔薇を荒らす】のための再読。
    毎晩、眠るために意識を手放している。睡眠とは死の近似であり、亜型ではないかと思う。目覚めるたびに、自分が何者であるかを思い出す。それが生きている証なのかもしれない。

    けれども、体はなく、形はなく、俤はなくとも、心は大気中にこまやかに拡散することなくそこにあり続け、コオロギが部屋の片隅で鳴き、庭で薔薇が芳香を放つように、死者も生者と同じように呼吸をしている。やがて過去と現在が擦れ違う空間は裏返り、現在と未来は縒り合わされる。そのとき彼らの行路は再び交差するだろう。

    祭壇を通る風の音に耳を澄ませ。

  • 最初のほうの短編は、正直つらかった。ところが表題作の「落葉」の不思議な展開と描写には驚いた。というのも、ガルシア・マルケスを読んだのが初めてだったので。これからいろいろ読んでみよう。

  • うむ...この事実のまとまりのない羅列系の文章...苦手だ。字が上滑りする。

  • 個人的には百年の孤独よりもこちらのほうが好きかも!
    描写が細かくて、しかも流れがきれいでいい文ね!!

  • 初期短編集っていうから地味なリアリズム小説が並んでいるのかと思ったら、意外にもひとつを除いてみな幻想性のある話だった。そして最初の5篇はすべて死と孤独をテーマにした同じ話だったように思う。書ききった気がしなくて、道具立てを変えて5回書いてみたという感じ。やはり「初期」もの。

    ただし6話目からは変化が出てきて楽しい。無意識の世界でしか会えない恋人との対話を描いた「青い犬の目」、馬に蹴られた男と天使の会話が可笑しい「天使を待たせた黒人、ナボ」、お化けのくせにいい子が出てくる「誰かが薔薇を荒らす」が特によい。既読の「土曜日の次の日」は、今回は "祭壇の至高の聖体" アントニオ・イサベル神父(この肩書は笑うところなんだろうか)のすっかり耄碌した意識の流れの描写が面白かった。

    表題作の「枯葉」は、内容に対して形式が大掛かり過ぎるように思う。まあこれに満足しなかったから、後に『百年の孤独』が生まれたってことなんだろうな。

  • 途中で読むのをやめました。
    薄暗い空気が重たかった。

  • ガルシアさんの成長過程を垣間見ることができる。

    彼の代表作と比較するとその稚拙さは否めないかもしれないが、
    この本の内容を、私はきっと忘れることができないだろう。

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ガブリエル・ガルシア=マルケスの作品

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落葉 他12篇の作品紹介

落葉の喧騒が吹き過ぎた町に、重く、虚しく残された「死」がひとつ。生の明滅を見つめて、物語の可能性をさぐり、かの蜃気楼の町。マコンド創造に至る、若き日の作品群。ガルシア=マルケス全小説、1947‐55年に発表された12の短篇と、長篇。

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