バビロンを夢見て: 私立探偵小説1942年 (新潮・現代世界の文学)

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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105127015

感想・レビュー・書評

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  • うちにあった何冊かのブローティガンの絶版本の1冊。たぶんこれで最後。探偵小説とおもうと肩透かしかも。

  • 原書で読了。
    英語で小説を読んで初めて声を出して笑い、先が気になって止まらなくなり、心から楽しめた。分かりやすい言葉と文法で綴られていて読み易く頭に映像が浮かぶ。独特な比喩とオフビートでスローなユーモアが驚くほど心地良い。

  • 途中まで読んで挫折。世界観についていけない。冗長だ…

  • 京都の恵文社一乗寺店で初版帯付きが出ていたので購入。

    ブローティガンの書く探偵小説。
    話が進まない。
    100頁を越えてもまだ依頼人にも会えない。
    靴下が片ちんば。
    「おふくろに電話しなけりゃいけない」ってずーっと言ってるのにできない。
    妄想小説のタイトルが「スミス・スミス対影ロボットども」。
    何にも解決しない。
    ダメ男のダメなお話。

    予想どおりあんまり面白くなかったけど、面白くない作品もまたブローティガンらしくて憎めないし、なんだか好き。

  • アメリカ、サンフランシスコなどを舞台とした作品です。

  • これこそ私の求めるSF。
    どうしてこんな本書けるんだろう。
    ヤニくささとキラキラしたものを同じ場所に書けるのはこの人だけじゃないだろうか。

  • このころかかれたテーマ小説(5年間で5冊の長編を書く企画で書いていたらしい。)のなかで4冊目だそうです。これは結構おもしろかったよ、私立探偵小説なんて名ばかりで、ちっとも探偵小説ではないの。探偵はバビロンの夢ばかり見てるの。それに事件解決はちっとも成功もせず、事件の依頼の内容だって、ちっとも普通じゃない間が抜けた私立探偵小説。長編といっても、また短すぎる章がたくさん集まったスタイルで、そのスタイルが私はとても気に入ってる。この企画長編5冊のうち、「鳥の神殿」は、実のところ結構面白かった。内容はちょっと衝撃受けたけれど。

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著者プロフィール

作家、詩人。1935年、ワシントン州タコマ生まれ。56年、ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグらビート・ジェネレーションの集うサンフランシスコへ。67年に小説『アメリカの鱒釣り』を刊行、世界的ベストセラーとなる。主な著作に『西瓜糖の日々』『ビッグ・サーの南軍将軍』など。風変わりで諧謔に富んだ作風は世界中の若者たちの想像力をかき立てた。84年、ピストル自殺。

「2023年 『ここに素敵なものがある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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