頭にガツンと一撃

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制作 : 城山 三郎 
  • 新潮社 (1984年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105167011

頭にガツンと一撃の感想・レビュー・書評

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  • マーク・ローズウォーターのお勧め。翻訳が城山三郎で本格ビジネスの人だったから驚いた。きっと誰にもどこかは衝撃を与えてくれる本だ。自分は以下。

    トーマス・エジソンは若いころ電信装置の改良に最大の関心を示し、多重電信システム、チッカー・テープ装置の発明など様々な革新をもたらした。ところが、1870年代初めにジェイ・グールドという実業家がウェスタン・ユニオンの電信組織を買い占め、独占体制を築いた。独占体制下では革新は以前ほど必要なくなる。そしてやむなく彼はほかの分野に目を向けたのである。彼は、電球、発電機、蓄音機、映写機など多数の発明をしている。これらの物をいつかは発明したかもしれないが、グールドの一撃が刺激の一つになったのは確かである。
    我々にガツンと一撃を与えるのはどんな事だろうか。
    ・脚を折って歩行の習慣をどれほど当然のものと考えていたか悟った時
    ・高校時代のクラスの「落ちこぼれ」が、商品市場の投機で億万長者になったことを知った時
    ・ある問題を二時間も考えたあげく、それまでの取り組み方の正反対を考えたら、それで問題が解決した時
    ・新しく生まれた仔犬の名前を考えているときに、三歳の子供に「ねえ、『四時』にしましょう」と言われた時

    私が高校二年生のとき、国語の先生が黒板に小さなチョークの点を付けた。そして、これは何か、と私たちに聞いた。数秒経ってから、誰かが言った。「黒板に点けた小さなチョークの点」。クラス全員が、この当然の言葉にほっとして、誰もそれ以上のことを言おうとはしなかった。「これは驚いたね」と先生は言った。「昨日、同じ問題を幼稚園の子供たちに出したら、このチョークの点はなんだかんだと、五十もの答えが返ってきた。フクロウの眼、葉巻の吸い殻、電柱のてっぺん、星、小石、まるめた紙袋、腐った卵など。彼らは実に活発に想像力を働かせた。」
    幼稚園から高校までの十年間に、私たちは正解を求める方法を学んだばかりでなく、ひとつの正解以外の答えを求める能力も失っていた。物事を明確に捉える方法は学んだが、想像力の大半を失ったのである。著名な教育者、ニール・ポストマンが言ったように、「子供たちは、疑問符の姿で入学し、終止符の姿で卒業する」

    アイデアは、それが唯一のアイデアであるときには、これほど危険なものはない。―エミール・シャルチェ

    世の中には二種類の人間がいる。あらゆることを二つのグループに分類する人と、そうしない人である。―ケネス・ボールディング

    アイデアに惚れこんではいけない。私はそれを出入りの印刷業者から学んだ。「一種類の活字に惚れ込んではいけない。そうなると、そのスタイルをどこにでも―不適当な所にさえ―使いたくなる。」人生の最大のスリルの一つは、それまで愛しんでいたアイデアに対する熱が冷める事だろう。

    科学の進歩は大抵、誰かが何かの理由で専門を変える事を余儀なくされたときにもたらされる。―ピーター・ボーデン

    部下に行くべき場所を指定し、その行き方を指定しないならば、その結果に驚かされるだろう。―ジョージ・S・パットン

    人は、互いに異なるものがいかに一致するかを理解しない。調和は琴と弓のように、逆方向の緊張から成り立っている。
    ―ヘラクレイトス

    全ての芸術は、最初の線からの一連の回復である。一番難しいのは最初の線を描くことだ。だが、それをしないわけにはいかない。
    ―ネイサン・オリヴェラ

  • 頭にガツンと一撃だった。
    面白く読めた、ところどころ難しいと思う箇所もあったが言葉が硬いだけでそんなことはなく、楽しく読み進めれた。
    いい本だ

  • 物の見方や考え方の幅を広げるのに役立つかも

  • 独創力を磨く方法を学べる。内容もよく、端的ですぐ読めるので、アイデアを出すことに息詰まったら再読を。PC

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