神秘大通り (下)

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制作 : John Irving  小竹 由美子 
  • 新潮社 (2017年7月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105191184

神秘大通り (下)の感想・レビュー・書評

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  • ずっと気になっていたけれど初アーヴィング。
    現在と過去を波のように行き来する文章が心地好い。
    様々な登場人物がいて、様々な背景を背負い、彼らが絡み合った様々なエピソードが語られるが、それらが一点に集約される快感。
    胸を刺す悲しい話でもあるが、愛おしいという言葉が先に出る。
    滑稽で醜悪で美しい物語。

  • いつものとおり、アーヴィングらしい寓話です。
    決して幸せとは言えない境遇、親しい人たちの予言される死、死後にさまよう幽霊などなど、ストーリーだけ追えば悲劇なはずなのに、なぜかユーモラスで哀しくない物語。
    この作家さんは、本当にこういうお話がとても上手です。
    あまり現実的じゃないけど、かけ離れすぎていない、この微妙な距離感。
    ほっと一息つきたい方は、是非。

  • 不思議な感覚。
    カバーがセンス良すぎ。

  • ジョンアーヴィング「神秘大通り」http://www.shinchosha.co.jp/book/519117/ 読んだ。この人は毎回同じモチーフで、こんなにも別の物語を作り出せるんだなあ。父の不在、母の機能不全、マイノリティ、不具、虐待、動物、セックス、孤独、死。過去と現在が交互に、うねり捻れながら進む(つづく

    過去作では幻想的なエピソードでもかなり現実感があったのが、今回は明らかな奇跡が描かれてるのが意外だった。ルペの予知能力も新しい。子供時代が現在の出来事に挿入されているんだけど、終盤、ミリアム&ドロシー親子についての仄めかしで、物語全体が全く別の姿を見せるのも同じ。やるなー(おわり
    ---------
    今回の旅の友はこれだった。アーヴィングの「神秘大通り」 http://www.shinchosha.co.jp/book/519117/ ターコイズと金色の表紙が綺麗

  • ジョンアーヴィング「神秘大通り」http://www.shinchosha.co.jp/book/519117/ 読んだ。この人は毎回同じモチーフで、こんなにも別の物語を作り出せるんだなあ。父の不在、母の機能不全、マイノリティ、不具、虐待、動物、セックス、孤独、死。過去と現在が交互に、うねり捻れながら進む(つづく

    過去作では幻想的なエピソードでもかなり現実感があったのが、今回は明らかな奇跡が描かれてるのが意外だった。ルペの予知能力も新しい。子供時代が現在の出来事に挿入されているんだけど、終盤、ミリアム&ドロシー親子についての仄めかしで、物語全体が全く別の姿を見せるのも同じ。やるなー(おわり
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    今回の旅の友はこれだった。アーヴィングの「神秘大通り」 http://www.shinchosha.co.jp/book/519117/ ターコイズと金色の表紙が綺麗

  • アーヴィングの現代アメリカ小説。

    アーヴィングらしいといえば、作家の主人公の空想や収束に向かうための旅とか盛りだくさんで、そこに宗教的な奇跡や戦争における亡霊などが絡んで、ちょっとスティーヴン・キングチックな感じもあって面白かったです。
    過去の周囲の人物たちの死や現在の現実の人物たちのうっとおしさや幻想的な人物たちの淫靡さがミステリアスに絡んで長大なページ数を飽きさせませんでした。

  • 大好きなアーヴィングですが、この本は、他のアーヴィング作品と比べると読後の満足感が薄かった。というか、ほとんど無かった。新作が読めたことは幸せだけど。

  • 今年の「美しい装丁No1」になりそうだ。上下巻を並べて完成する絵柄、ターコイズブルーに金箔使い、物語中に出てくる動物たちのモチーフ。
    アーヴィングはいつも読む楽しみを与えてくれる。流行りの奇想やミニマリズムではなく、「ユニークな登場人物、奇想天外なエピソード豊富、波乱万丈の運命を辿るおもしろい長編小説」というクラシックな枠組みで小説を書いてくれる。私の大好きなスタイル。
    本書もそんなアーヴィング節が炸裂する。ゴミ捨て場のスラム、サーカス、教授という運命を辿る主人公は体の一部を損ない(やはり)、さらに大きな&小さな災難にあい、周囲の人々も不運な目にあって次々に死んでしまい、一方で謎めいた女性たちのとの性…読者に与えてくれる、切なくて愛おしい人生と死への思い。アーヴィングは老境にあるからか、いつも以上に死の色が濃いが、「驚きですらない」近しい死を描く。
    メルヴィルの白鯨、ホーソーンの非文字、ディケンズのデイヴィッド・コパーフィールド、ハーディのキャスタブリッジの町長、「小説を書くことについて、この4作品から学んだ以上の何を私は知る必要があっただろう?」フワン・ディエゴのこの言葉はアーヴィング自身のスタンスだろう。

    映画化するなら…少し若すぎるけど、メキシコ出身俳優、ディエゴ・ルナ?ガエル・ガルシア・ベルナル?ダンプキッドは魅力的なハンサムだ。どちらとも決めがたいぞ。

  • NYから香港、そしてフィリピンへ54歳となった作家は行き着く。眠りの中で過去の記憶が呼び出され、旅のきっかけとなる出来事、これまでの心の傷が回想される。近年の作品にあるLGBTや人種問題を巧く取り入れた深みのある作品。

  • 訳者あとがきにあらすじがまとめてある。助かります。
    『サーカスの息子』読みたい。

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