ブライト・ライツ、ビッグ・シティ

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制作 : Jay McInerney  高橋 源一郎 
  • 新潮社 (1988年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105205010

ブライト・ライツ、ビッグ・シティの感想・レビュー・書評

  • ニューヨークの夜のざわめき,コカインやアルコール,ダンス,セックスといった自堕落な雰囲気の中で,うまくいかなかった結婚生活,うまくいかなかった仕事を乗り越えて再生する予感のする「きみ」の物語.文自体が発する空気がいかにもニューヨークと言う感じだ.

  • 主人公を「きみ」で表すことにより読者が主人公であるような感覚を与えられるが慣れるまでに少し時間がかかる.ドラッグとアルコールで身をもちくずす男の話だが男は20代でまだ若く,やり直しのきく年齢.暗さはない.またバロウズやディックのような小難しいドラッグ小説でもない.青春ものとして楽しく読める.アメリカでヒットしたのがわかる.

  • 誰かと感想をシェアしたくなる一冊です。主人公は雑誌ニューヨーカーをモデルにした(と思われる)出版社に勤める20代の青年です。勤め先は一流の文芸誌とはいえ、彼の仕事は記事の裏取りという地味なもの。妻にも逃げられ、理想と現実の狭間で苦悩する若者の姿を80年代のニューヨークを背景に洒脱に描いています。作者のジェイ・マキナニーは実際にニューヨーカーに勤めていた経歴の持ち主です。ダメさ加減を自分と重ねてしまいます。マイケル・J・フォックス主演で映画化もされています。

  • ハートブレイク、ザ・リザード・ラウンジ?、ダンステリア、ザ・レッド・パロット、マクドゥガル通り、リッツ、マジック、四十二丁目の要塞らしききみの家、ライオンズヘッド、オデオン、この街でいちばん美味しいパン「ズィットーの店」、悪趣味な格好の連中ばかりのフライデーズ。

  • ドストエフスキーの地下生活者の手記と
    良く似ている。

    現代の青年のアタマの中をかすめること。

  • そうかそうか、もうサングラスは必要のない世界を目指すと心に決めるわけだ。
    そうかー、再生の物語だったのか。
    うーん。

  • ジェイ・マキナニーのデビュー作です。

    だいぶ前に読み終わった小説ですが、いい読後感が残っています。訳者は「オーソドックスな青春小説」、カーヴァーは、「心にまっすぐ突き刺さってくる小説」と評しています。

    ニューヨークが舞台です。出版社、ナイトクラブ。どれも僕には縁がありませんが、「きみ」という二人称を使って、読みやすく、筋の通った文章で書かれる物語にぐいぐい引き込まれていきました。

    訳者の高橋源一郎氏の訳と解説がとても気に入りました。

  • 都会の孤独とニヒリズムを自己対象化したクールな視点で描く。感傷を排しながらも漂う虚無感がいい。

  • 二人称現在形を使っているが、結構普通の話。別れた妻とうまくいかない仕事、子どもじみた復讐とパーティとドラッグが出てくる。それらすべてのきっかけとなった、主人公が正視せずにいたものが最後に語られる。

  • 高橋源一郎さんの最初で最後の翻訳書(笑)。マイケル・J・フォックス主演で映画化もされており、当時は最もエッジイなアメリカ文学でした。ちゃんと読んでればアメ文にどっぷりはまったかもしれないなぁ…後日、完璧なまでに誤訳もない、高橋さん渾身の訳と聞いて驚きました。もっとまじめに読んでいればよかったかも?

  • 二人称体がここまで成功している小説は珍しい。抑制された文体が悲壮な喪失感を全体に漂わせる。高橋源一郎の訳も優れている。

  • NYの出版局の校正科で働く男の話
    Soundtrack.翻訳本。映画。原書の順で楽しんだ。サリンジャーの再来と言われる。

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