ミスター・ヴァーティゴ

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制作 : Paul Auster  柴田 元幸 
  • 新潮社 (2001年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105217075

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ミスター・ヴァーティゴの感想・レビュー・書評

  • 物語として面白いのだが、
    ポール・オースターらしさをあまり感じなかった。
    諦めるな人生、生きろ、ということなのか?
    ファンタジー色の濃い成長物語。

  • こういう親じゃない人に育てられる話大好き。
    人生のピークみたいなものがどこに来るか自分で選べたものじゃないけど、それが初期だとそこからの人生の長いこと長いこと。

  • 空を飛ぶ、落ちる。もう一回飛ぶ。

    金銭的・肉体的・精神的に「飛ぶ」「落ちる」が延々と繰り返される物語です。

    飛べたら何をするか。
    悪人をやっつけるスーパーマンとは違う形で、自分と他人の人生の一部を救おうと考え、行動した師匠。
    主人公とは違って、どこまでも自己犠牲的精神を貫く、オースターの中では一番好きなキャラクターです。

  • 久しぶりに読んだポール・オースター。これまでに読んだ作品とは感触が違ったけど、これはこれで好き

  • 「空を飛ぶ」「水の上を歩く」というありえない話が、本当にありそうに思えてくるから不思議。悪ガキを弟子として見出したマスターとの修行、ステージでの空中歩行披露、不思議な能力が消えてからの日々、その後の展開もマフィアになったり・・・と、ぐいぐい物語に引っ張られる。

  • 購入後、11年寝かしたあげくにやっと読みました。
    てっきり夭折する少年の話かと思っていたら、さにあらず。それに解説にはオースター作品の中ではもっともファンタジー要素が強いとかあったけど、そうかなあ?初期三部作のほうが寓話的だと思うし、この「ミスター・バーティゴ」はなんというか「敗者」となってからの物語という印象が強くて、とても現実的に思えました。「敗者」って、つまりはわれわれ自身(米)なんだと思うから。

    11年ぶりに手に持ってみたんだけど、表紙はテッカテカでした。

  • ポール・オースターの小説の中でこれはとても異色なもの。
    表紙を見て子供向け?と思ったのですが、充分大人向けでした。笑いあり涙ありでページをめくる手が止まらない。登場人物の魅力的なことっていったら!!

  • 空を飛べるようにしてあげる、と変な紳士に言われ、契約を結んで弟子入りした主人公の自伝風な小説。きかん坊な主人公、師匠のもう一人の弟子(こちらは学術の弟子で空飛ぶ弟子ではない)の黒人の少年、スー族の老婆、師匠のやさぐれた恋人など変な人がぞくぞく出てくる話だけど、一番は師匠の奇妙さが印象に残った。いい人なのかそうでないのか、常軌を逸しているのかいないのか。とにかく変な人具合が絶妙だった。
    リアリティのあるファンタジー。

  • 空を飛ぶことのできる少年の一生

  • 悪ガキ少年が主人公の物語なのでイキがよく、さくさく読めた。この少年がある人物に拾われるところから物語が始まり、フジヤマもかくやという凹凸の激しいジェットコースター人生となる。彼はなんと空を飛ぶことで全米一大センセーションを巻き起こすのだが、それまでの紆余曲折、そしてその後の波乱万丈はわたしのなけなしのイマジネーションをとっくに越境しているのにも関わらずストーリー展開にやすやすと取り込まれる。前半に力を入れすぎて後半の30年間や「唯一愛した女」のくだりがあっという間に過ぎ去ってしまったのは女子として超疑問だったものの、読後には心に2,3の置き土産を残す印象強い小説であった。

  • 純粋にストーリーがおもしろかったなぁ。
    オースターの小説は、海外文学でも抵抗なく読めます。柴田元幸の力が大きいんだろうけど。

  • 「夢」について。
    20世紀のアメリカのおとぎ話。

    オースターが立ち上げようとするのは、夢とめまい(ヴァーティゴ)のアメリカ文学とアメリカ国民なんだと思う。

    一貫した真摯な本だと思う。

  • 文章の「量」の置き方が面白い。少年が空に浮かべるようになるまでが無茶苦茶長くて浮かべなくなるまでが早い! 時の長さではなく、文章の長さ。そしてその後の人生の紆余曲折がちゃんとそれまで人生を踏襲する見事さ。何時間にも及ぶ酒場の馬鹿話のようでもある。けれど、そこにはリアリティの細かい種が播かれている。
    空に浮かぶコツ? それは最後の最後に書かれている。お見事。
    そうそう、「師匠」がスピノザの本を熟読してるのがミソ。神は細部に宿る。それってオースターが実行してることじゃないの。微積分を神の領域で感じたスピノザ。ほんとうに、お見事。

  • 香港往復中に読了。宣伝文句にあるような「おとぎ話」と言われるとちょっと違和感があるけれども、ロマンといんちきくささと現実の厳しさと人の優しさと。絶妙なブレンド具合いが、不思議な浮遊感を生み出している。あの結末は、ある意味大きなハッピーエンド。幸せは案外身近にあるんだけど、それは大いなる旅を経ないと見えてこない。青い鳥みたいね。
    (2002 Feb)

  • 未読・既聴 浅利くんだった

  • 師匠の優しさに、いっつも号泣する。最高の、現代版ファンタジー。

  • ≪空飛ぶ少年≫の、飛翔と落下の物語。

  • 何か辛いことがあったときに、「フライングボーイが飛べなくなったことに比べた全然平気!」って思う。

  • 辛いファンタジー。

  • この人の本も何回も読み返したくなります。これも早く文庫になればいいのに。

  • 十二の時、俺ははじめて空を飛んだ。師匠とともに各地を巡業し、二十年代の全米を魅了した「空飛ぶ少年」の飛翔と落下の半生を描く傑作ファンタジー。

  • オースター的ファンタジー。

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ミスター・ヴァーティゴの作品紹介

俺はけだもの同然、人間の形をしたゼロだった。師匠に拾われ、誰一人なしえなかったことをやってのけた。各地を巡業し、人々を魅了した…。20年代を背景に"空飛ぶ少年"の飛翔と落下の半生を描く、ポール・オースターのアメリカン・ファンタジー。

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