IBMの息子―トーマス・J.ワトソン・ジュニア自伝〈上巻〉

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制作 : 高見 浩 
  • 新潮社 (1991年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105233013

IBMの息子―トーマス・J.ワトソン・ジュニア自伝〈上巻〉の感想・レビュー・書評

  • 巨大企業の二代目社長が語るIBM・真実の歴史

  • IBM創始者がどのようなStepでIBMを育てて来たか。その歩みは、苦労と現実主義、現場主義、社員への想いなど、古い日本企業に通じるものがあった。その多くをワトソンJr.も継承している。

    現代のIBMからは、製造業イメージは受けないが、元々は生粋の機械製造会社だったとわかった。
    カード機から真空管搭載機。紙から磁気媒体への変換期。
    当時、アメリカ国内シェア90%を誇ったIBMがどのように世に各装置を出してきたのかも楽しく読めた。
    独占禁止法もこの会社が無かったら、制定はもっと遅かったかもしれませんね。

    戦前からグローバル展開している点に世界をリードする会社の凄みを感じた。

    ビジネス書に分類される本だが、主人公のワトソンJr.が、落ちこぼれ学生から父との距離を図りながら、エグゼクティブへ上り詰めるまでのストーリーは、まるで小説のように魅力的だ。父への反抗と敬愛の狭間で苦悩しつつも、自分の歩く道を見据えて突き進む力強さ。
    第二次世界大戦で、自ら志願して入隊し、戦闘機のパイロットをしていたのには驚いた。
    上巻の魅力は、時代背景の描写にもある。戦争をアメリカ人視点で語られているから、日本の教科書と違う角度で感じるものがある。

    これだけこの本に魅了されたにが、翻訳の質の良さにもあると思う。非常に読みやすい。

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