極北の動物誌

  • 62人登録
  • 4.10評価
    • (14)
    • (7)
    • (8)
    • (0)
    • (1)
  • 14レビュー
制作 : William O.,Jr. Pruitt  岩本 正恵 
  • 新潮社 (2002年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105235017

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
サン=テグジュペ...
レイチェル・L....
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印

極北の動物誌の感想・レビュー・書評

  • ◆きっかけ
    『星野道夫著作集5』のノーザンライツ p58〜幻のアラスカ核実験場化計画〜で星野氏がこう述べており、読んでみたくなったので。

    以下、引用。

    「ぼくの好きなアラスカの生物学の古典"Animals of the North"(『極北の動物誌』)の著者、ビル・プルーイットと、その生物学者が重なるのはそれから1年も後のことだった。それは生物学の本というのり、アラスカの自然を詩のように書きあげた名作である。当時すでに絶版になっていたこともあり、ぼくは宝物のように大切にしていたのだった。"旅をする木".で始まる第1章。〜」
    →旅をする木!あのエッセイの表題はここから来ていたんだ!
    2016/9/24

    ◆感想
    「〜た。〜た。〜た。…」と続く文章。リズム感が無くていまいち物語に入っていけず、私には読みづらかった。興味を惹かれたところのみのざっと読みになってしまった。エピソード自体は生き物目線のドキュメンタリーを見ているような、面白いものだった。訳が違えばまた違う印象を受けそう。気分が乗るときに改めて読むともっと集中できそう。今はイマイチ乗らなかった。2017/8/21

  • 70頁で返却。

    淡々と極北の動物達の生態を書いてます。

    翻訳物特有のリズム感の無さと、取り立てて面白味のない動物達の話なので飽きちゃいました。

    好きな人には良いのかもしれないけど、私には合わなかったな~。

    決して面白い系統n本では無いはずなのに、こんなに高評価なのは何故だろう?

    動物や極北の地に興味がない人にはつまらないと思いますよ。

  • 星野道夫が「生物学の本というより、アラスカの自然を詩のように書き上げた名作であり、宝物のように大切にしていた。」という本。たしかに詩的な情感に満ちた作品で、各章が重層的に極北の生態系の自然淘汰と食物連鎖の物語を奏でる。原題は"Wild Harmony -Animals of the North" なんだけど、まさに自然のハーモニー。旅する木、トウヒの物語にはじまり、アカリス、ハタネズミ、ノウサギ、オオヤマネコ、オオカミ、カリブー、ムース、アサバスカ族、チペワイアン族、白人…と、極北のタイガとツンドラを舞台に生きる生き物たちの営みと関わりを淡々と記しつつ、しかし、最後にはその豊かな極北の生態系が破壊されていく未来への警告がある。生態系はすべて独立した物語ではなく、お互いに作用し、関わり合う。この本が書かれてから更にその破壊は進んでいるんだろうけど、保護の動きも広がっているといいな…と心から願う。厳しいけど、豊かな自然。この夏、アラスカでその一端に触れるのを本当に楽しみにしている。

  • 命は巡る、ただ淡々と。

    生態系単位での持続可能性というものは、本来それぞれの有機体の本能レベルに書き込まれた必然。おそらく人間は、地球上で初めてその枠組みをはみ出した生き物。右肩上がり、経済成長、今日よりもきっとよい明日?それが果たして当たり前なのだろうか。そういうことを改めて考えさせてくれる。

    本当はこの世界で、人間だけが“廻っていない”のではないか?

  • 極北の地アラスカ、そしてタイガと呼ばれる極北の森。そこで営まれる厳しくも確かな命の連鎖を書いた本です。一つの命が他の命が生き延びるための血肉となり、その命もまた次の命の糧となる生態系の姿が書かれています。
    説明的な文章ではないので物語のように読めるので、比較的読みやすいです。生と死がリアルなその情景は、森の姿をそのまま映しとったようです。故・星野道夫氏が著作で「“Animals of theNorth”は生物学の本というよりアラスカの自然を詩のように書き上げた名作であり~(「刊行によせて」より)」と書いた通りでした。

    北の大地ではその生態系は南よりずっと厳しく繊細であること。そしてそれを人間の傲慢により壊され、現在も未だそうであること。人はその過ちをいつ取り戻せるのでしょうか。

  • 動物学者であるプルーイット氏であるが、その文章は非常に詩的であり、極寒の地に逞しく生きる野生の営みを想起させてくれる。読み進むうちその世界観に引き込まれ、こっそりと彼らの生活を覗き見ているような錯覚に陥る。それは彼が学者としての興味や欲ではなく、彼らを心から愛し綴った文章だからではないだろうか。自然好き・動物好き・極北好きにはたまらない珠玉の一冊。

  • タイガに生きるものたち、それぞれの物語を描く。
    すべては関係しあい、循環している。
    アラスカの風景が目に浮かぶようだ。

  • 星野さんの影響で買った本。
    野生動物の生物学的なことが詩のように、物語のように書かれている。
    この本の凄さは読んでみないとわからない。

  • 子供の頃、シートン動物記を読んだ人は多いと思いますが、極寒の地の動物たちの余り知られていない生態や習性をちょっと擬人的な物語のように書いた書籍です。
    動物が好きな方にお勧めです。

  • 星野道夫をアラスカに引き寄せた本。たしかに、読んでいると私の心は原野に飛んでいってしまう...。あれこれ説明するのが似合わない本。

  • 凄い臨場感、動物誌とは思えない。本当に、まるで自分がムースやアカリスになったような感覚さえします。珠玉の作品。

  • オオカミに冬なし関連で購入すみ・未読だが自然が人間という動物が侵略した大地を彼らの根拠地を奪還する或いは生き延びる智慧を

  • 詩(うた)のような文章、読んでいるとその場の映像が手に取るように思い浮かんでくる。旅する木

全14件中 1 - 14件を表示

極北の動物誌に関連する談話室の質問

ツイートする