凍れる河

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制作 : Olivier F¨ollmi  檜垣 嗣子 
  • 新潮社 (1995年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (129ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105304010

凍れる河の感想・レビュー・書評

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  • 自動車も走っていない、にぎやかな市場もない、自分の住む小さな村だけが世界のすべてだった。子供にもっと広い世界を見てほしいと願った父親は、息子と娘を150キロ離れた町の学校で学ばせる決意をする。
    しかし、町へ辿り着くためには、凍結した河の上を歩くのが最短ルート。彼らは村の男たちとキャラバンを組み、マイナス20~30度の凍てつく寒さの中、約2週間をかけて命がけの旅をする。不安定な氷を杖でついて音を確かめながらそろそろと進む道中は、絶えず死と隣り合わせだ。
    自分の知らない多くのことを学ばせたい、その一念で子供たちを送り出す親の愛情と勇気に心を打たれる。そして、なにより兄妹の純粋な向学心には頭が下がるばかり。
    筆者のやさしさが伝わってくる紀行文のほか、足がすくむような写真も多数掲載されているが、探検・冒険ものには決して分類できない。
    子供たちは30代後半になっているはずだ。今はどうしているのだろうと遠い国へ思いを馳せる。

  • インド北部、山深い村の家族の話。
    ノンフィクションです、そして写真がスゴイ。
    極寒の中、凍った河を渡り息子や娘を学校に送り届ける父。
    またこどもたちもいい子で!!
    ぬくぬく日本にいて、「学校なんていきたくねぇ」なんて
    行ってるクソガキこそ、こういうところに放りだせばいいのに(笑

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凍れる河の作品紹介

幼い兄妹は、雪に閉ざされた小さな村を出て、零下30℃、150kmの道のりを二週間かけて歩き通す過酷で幸福な旅に出た-。ワールド・プレス・フォト賞受賞作品。

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