スミラの雪の感覚

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制作 : Peter Hoeg  染田屋 茂 
  • 新潮社 (1996年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105322014

スミラの雪の感覚の感想・レビュー・書評

  • ノルウェー、アイスランド、そして彼の地で差別されるエスキモーの問題。私にとってすべてが新しかった。ミステリーのたのしさととんでもなく切ない展開に、読後しばし放心。

  • 読むなら2月かな。
    ずっと冷たい空気。たまに人の温もり。
    名前が覚えづらくて、人物関係が複雑なのでメモしながら読んだ方がよかった

  • 高所恐怖症の近所の男の子が屋根から落ちて死んだことに腑がおちないヒロインのスミラが死の謎の解明に乗り出すーというとミステリーのような感じですが、そうではありません。話がものすごい方向に広がっていき、その広がり方がすごいのでひょっとして謎は最後まで解明されないのでは、と不安になるけど、話の終わりにちゃんと解明されます。でも、そのこと自体はこの話のとっかかりだと
    いうだけでメインテーマではない、と私は思う。私はこの本のメインテーマは「自分探し」だと思う。長い本で、エスキモーからみた西洋文明批判とか北極圏での4000トンの船での冒険とかサブテーマがたくさんあって、読む人によって楽しむところもばらつくでしょう。こう書くと男性好きする硬派小説みたいだけどグルメ、恋愛もあります。そこまでせんでも、というぐらい凝りに凝ったコ
    ーヒーの煎れ方とかでてきます。私が楽しんだのは、ちょっと問題ありかも知れませんがヒロインの肉体的なバイオレンスです。スミラはハーフエスキモーで小柄だけど、頭がいいのと過酷な環境のグリーンランドで育ったせいか身にふりかかる危険や暴力を倍にして返すみたいなところがあり、そこが恐ろしくも気持ちいい。彼女、最後の方はほんとう血だらけになるけど、そこはやはり男の作家に
    よるものだからか容赦なしです。

  • この本の翻訳文、日本語として、本当に読みにくい。
    コペンハーゲン周辺の地図もないから、不親切。
    街の姿も風景も街の中の地理的な位置関係も想像がつかなきゃ、
    全然面白くもなんともないだろうと思う。

    「街 (Byen←The city)」というのは、
    単なる風景的な意味の「街」じゃなくて
    「コペンハーゲンの都心部・中心部」のことなんだけど…。

    多分、日本語訳書いた人、デンマークのことを
    よく知らないのかもしれない。

    デンマークが、この世の天国ではなく、
    世界一幸せな国でもありえず、格差も立派に存在するし、
    かなり面倒な構造の建前社会であることを伝える本。

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