黄金の羅針盤〈下〉 (ライラの冒険)

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制作 : Philip Pullman  大久保 寛 
  • 新潮社 (2007年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105389055

黄金の羅針盤〈下〉 (ライラの冒険)の感想・レビュー・書評

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  • 下巻に入ると、もうすでにライラの世界に入り込んでしまって、読むのが止まらなくなってきた。ダイモンといわれる人間の真の姿を現す動物、彼女の母親、父親のこと、そして、羅針盤が示す方向。彼女が父親に会えるまでの道のり。彼女の勇気ある行動に敬服するばかり

  •  一度さらわれて掴まったり、とにかく寒さの中知恵を振り絞って戦ったり脱走したり、雪の中の、熊の王をめぐる決戦シーンは見物です。
     最後にやっと会えた父親が、ものすごく冷たく対応する、その感動の再会かと思わせといてガッカリという演出もとてもいい。いったい物語を練るとは何なのか、思い知らされる完成度です。ライラを人形のようにする母親。そこから自立していくところ。人生のすべてがここにこもってます。男より、「全世界の女の子必読!」みたいな帯だと、もっといいかもと思いました。なにー? 男性とか女性とか持ち出すのは馬鹿だとおもいまーすと言いたげなそこのあなた。これは男から読めば「面白い活劇」なのですが、女性から読んだら、どうなのか。
     在る人は、ライラはいまよくあるアニメとかに出てくる最強の女の子じゃない。ちゃんと弱い。ピンチを切り抜けるのはいつもトーク力なのだ。しゃべりの力で乗り切っていく。変におてんばで強かったらええやんじゃない。「智恵」を使え。それがある。母親からの自立も、父を超えることも、むやみやたらと闇雲にしていても無理。負けるだけ。「智恵を使え」それを伝えている。熊の王になるところを巡る場面も、わざわざ決戦にもっていったのはライラの口のうまさ。大坂流に言うならば「焦らんでいい。あかんときはあかんから、うまいことやらなあかん。いろんな手を考えな」である。
     そうだ。児童文学とは子どもに「智恵を使え」と教えている。腕力やわがままや、それか自立とかそういった言葉に踊らされることなく、言葉で踊れと、しかもうまく踊れと、とてつもなく現実的なことを、そしてそれで得られる勝利の「本当さ」を伝えているのだと思いました。

  • 意志が強く、行動力がある主人公に
    安心して読み進めた。
    イオレクが、勇敢でカッコイイ!

    北に移動してからが、がぜん面白くなる!
    映画化されたのがわかります。
    映像が、イメージしやすい!!

  • 2008.05.26

  • ファンタジーも進化してるね。。

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黄金の羅針盤〈下〉 (ライラの冒険)の作品紹介

よろいをつけたクマ、気球乗り、空飛ぶ魔女の力を借りて北極へたどりついたライラ。そこで彼女は、身の毛もよだつ出来事にまきこまれる…美しいコールター夫人の悪だくみから、ライラは子どもたちを救うことができるのか?「カーネギー賞」で創設以来七十年間のベストワン作品に選ばれた、世界的ベストセラーの冒険ファンタジー。

黄金の羅針盤〈下〉 (ライラの冒険)はこんな本です

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