- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105391010
感想・レビュー・書評
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図書館のリサイクル本で、母がもらってきた本をまた読み返してみた。
今から200年くらい前に2000年はきっとこうなっているだろうと予測した広告カードやイラスト(風刺が効いているやつ)が多く載っているので、パラパラ見るだけでも楽しい。当時は蒸気機関が主だったので、蒸気機関車だったり、船だったり、気球だったり、タケコプターみたいなのだったりが多い。あとやたら水中と空中行きたがるのね、地中には行かないのね(アングラ感があるからか?
中には実現しているものや、いやこれ普通でしょってものも。貸本屋は日本じゃ200年前に普通にあったから、「だから何?」って感覚が当時からあったのでは?
ここに載っているのは、笑える未来予想ばかりだそうで、実際には戦争だったりちょっと冗談抜きで笑えない未来予想をした広告カードや風刺画もあるらしい。風刺画ってそういうものなので……。
今想像する100年後は未来からしたらやっぱり可笑しくなるんだろうなー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イラストを見るだけで楽しい。
やっぱ想像力ってのは現実の制約を受けるもんで、未来のファッションでも男は必ず帽子とステッキを持っているというのが、なんだか感慨深い。 -
2006年6月2日
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この本、想像がつくとおり、1999年末に出た本なんだけど、恥ずかしながら全然その存在を知らなかった。
けっこう面白い。
19世紀末〜20世紀初頭にかけての、21世紀予想図のイラスト集。
この時代の未来予想のポイントは、巨大、自動、スピード、空を飛ぶ……今もあまり変わらんか(笑)
技術こそは当時だけど、結局、人間の想像力ってのはこの辺が限度なのかもしれないな。
あと、服装はどうしてもその時代の常識からは外れられない。
テレビショッピングや広告時代などあたってるのもあるけど、ほとんどがトンチキ(笑)。
テレビ電話もあるんだけど、この辺は案外電信が使われた頃から夢見られてたのかも。
見てて飽きない。オススメ。