グアヴァ園は大騒ぎ (新潮クレスト・ブックス)

  • 30人登録
  • 3.36評価
    • (0)
    • (4)
    • (7)
    • (0)
    • (0)
  • 4レビュー
制作 : Kiran Desai  村松 潔 
  • 新潮社 (1999年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105900137

グアヴァ園は大騒ぎ (新潮クレスト・ブックス)の感想・レビュー・書評

  • 豊崎由美さんの書評集「どれだけ読めば、気がすむの?」の冒頭に登場する本書。"チョークの話をして、チーズの話を聞け"という"箴言"が気になりすぎたのと、インド行きが重なったので読んでみた。
    濃厚なインドの大気がこれでもかと詰められている小説は、これしかないのでは!?悶々と立ち込める暑さと熱風。
    悩める聖人、サンパトを産んだ母の母たる料理の悩ましく美味しそうなこと!(でも絶対食べたくない!)
    インドの無茶苦茶ぶりと、でもやっぱり魅力的な部分を主人公のサンパトが象徴している。
    そして荒井良二さんの表紙絵がとってもカラフルで、この本の世界観を増幅している。
    楽しませていただきました。

  • グァヴァ園は大騒ぎ キラン・デサイ

    インドが舞台の話。
    木に登ったきり降りてこず、聖人のように崇められるサンパト。
    サンパトで金儲けを企む父。
    アイスクリームやと駆け落ちを企てる妹。
    食べ物のことが頭から離れない母。←この母はちょっとオカシイことで有名。
    比較的普通のおばあちゃん。


    とあるサイトに

    僕のスーツは日本製、僕のランチは中華風、
    トラーラーラ ぶらぶらしてるように見えるかもしれないけど
    トラーラーラ 心配ないよ ママとパパ
    僕はこの国が好きなんだ
    おお、この国が好きなんだ

    この部分が抜粋されて紹介されていて。

    どこか唐突なこの詩がずーっと気になっていたんだけど
    「インド」って所に不安を感じ。
    インドといえば「汚い」とか「発展途上」とか(インドの人にごめんなさい)というイメージがあって、まして「グァヴァ園」って想像力が付いていかない気がしたのね。

    さらに、意を決して図書館で借りてみたら後ろの書評に
    「ことばがおびただしく羅列につぐ羅列で、過剰で、獰猛で、めくるめくようでした」
    って言うのがあって、「こりゃ失敗したかもな…」
    と思った次第。

    しかし。
    読んでみて驚いた。
    これは全然難しくない。
    むしろ面白い。
    うまく言えないけど何かキラキラしたものが隠れてるような予感。
    何度も読み直したら見つかるかも。
    最後サンパトってグァヴァの実になったのかなぁ。

    最近ミステリーとか小難しい本ばかり読んできたせいか、とてもすっきりした。
    木に登った主人公って言うのは物語の話だけかと思ってたら、インドは実際そういう人が多いんだってさー。

  • 今年ブッカー賞を受賞したキラン・デサイのデビュー作。

    内容は現代インドを舞台にしたユーモラスな寓話という感じ。かなり独特な調子で突拍子もなくストーリーが展開するけど、一度この雰囲気に慣れてしまえばサクサクと楽しく読める。キランのユーモアのセンスが光っていて、私は結構気に入った。どちらかというとアクの強い小説なので、好き嫌いがはっきり分かれそう。

全4件中 1 - 4件を表示

グアヴァ園は大騒ぎ (新潮クレスト・ブックス)に関連するまとめ

グアヴァ園は大騒ぎ (新潮クレスト・ブックス)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

グアヴァ園は大騒ぎ (新潮クレスト・ブックス)を本棚に「積読」で登録しているひと

グアヴァ園は大騒ぎ (新潮クレスト・ブックス)はこんな本です

グアヴァ園は大騒ぎ (新潮クレスト・ブックス)のKindle版

グアヴァ園は大騒ぎ (新潮クレスト・ブックス)のペーパーバック

グアヴァ園は大騒ぎ (新潮クレスト・ブックス)のKindle版

ツイートする