アルネの遺品 新潮クレスト・ブックス

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制作 : 松永 美穂 
  • 新潮社 (2003年2月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105900342

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アルネの遺品 新潮クレスト・ブックスの感想・レビュー・書評

  • ジークフリート・レンツ読了二作目。
    前回読んだものと共通して感じたのは、透き通るような静けさです。こういった洗練もあるのだなと思いました。

  • レンツ作品は、これが初めて。訳は松永美穂さん。

    設定は無茶苦茶というか、かなり無理があると思います。アルネというキャラクターを際立たせ、港湾都市ハンブルグとそこに生きる労働者を描いたところは、それなりに読み応えはありました。ただ、全体としては、そこまで名作なのかは疑問に思いました。

    通俗的で読みやすいのは確かなので、秋の夜長に読むには相応しい作品ではありますが、絶対に読むべき一冊ではない。

  • 舞台はドイツ北部のエルベ川に沿岸にある港町。
    家族を失くした少年アルスを、家に迎えた日から物語は始まります。

    灯台の模型、 線のひかれた海の地図、結び目のある皮、暗視双眼鏡、フィンランド語の文法の本、生きた金魚・・・・・・

    アルスを迎えた家の長男ハンスが、ひとつずつ遺品を手にしては、その遺品にまつわるできごとを回想します。
    ハンスが「きみは・・・・」と時おり語りかけるような文からは、ひとつひとつを言葉にしては、かえって言い表せない気持ちが滲みでてきます。

  • 海外のいじめもえげつないな~とか思いつつ読んだ一冊。つかこの妹、女に嫌われるタイプじゃない?とか思うけど、海外(ドイツ)ではどうなのかな。自殺した少年の遺品を整理しながら、思い出を浮かび上がらせていく。居心地の良い場所、彼を守ってくれる存在はとても近くにあったのに、その選択を誤った少年がもどかしくてもどかしくて。でもこの結末じゃなきゃ、読み手としてもっと心苦しい結末(更なるいじめ)が待ってそうで、それもちょっと…。

  • なんでアルネがあの弟と妹にそんなに惹かれたのか謎

  • 結び目に風を閉じ込めてるってトコロ印象的

  • 15歳の少年アルネは、どうして死を選んだのか?
    物語はアルネの死を追っていく回想形式ですが、とりあえず最初からアルネが切なくて切なくて……。
    折角助かった命を、アルネはどうしてまた捨ててしまったのだろうか?
    冬の夜に相応しい一冊。

  • 描写がとっても綺麗な本。空気、匂いがしっかり伝わってきます。

  • 「遺失物管理所」と同じ作者ですが、作品の雰囲気が正反対・・・。

    父の親友が家族をまきこんで自殺。生き残ったのが題名のアルネ君です。
    この作品は17歳の主人公ハンスが一緒に暮らすことになったアルネを語るという手法で描かれています。
    しっとりした味わいのある物語だとわしは思いましたが・・・この作品は意見がわかれるかも?

    ハンスとアルネは本当の兄弟のようで、時にはハンスは親のようでもありました。でも結局アルネは死んでしまった。一番仲が良かったハンスにも何も言わず。
    親友だ兄弟だと自負していた相方に何も言われず死なれた時の喪失感てどんなもんでしょうね。そう思うとハンスの淡々とした語りもまた切なく思えてきます。

    死んだアルネが一番かわいそうなんだろうけど、自分という存在が死へのつっかえ棒にもならなかったハンスに深く同情します。

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