素数の音楽 (新潮クレスト・ブックス)
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みんなの感想・レビュー・書評
昨年の11月15日のNHKスペシャルは『魔性の難問 ~リーマン予想・天才たちの闘い~』というものでした。 これは、2,3,5,7,11,13,17,19,23…と一見するとバラバラな数列にしか見えない素数の謎に迫ったもので、私なんかはリーマン予測に行く前の、 Π((p^2)/(p^2 - 1)) = (π^2 / 6) ※ pは素数 という式にすでにうっとりしてしまっ... 続きを読む »
素数の謎を解き明かそうとする数学者たち話。
多くの数学者が多面的に、様々な方向から切り崩しにかかったおかげで、素数についてかなり色々なことが解って来たんだなぁ。理系なのに良く知らなかったです・・・。一方、これほどの天才たちが何世紀にもわたって努力しているのに、まだ全容を見せないとは。素数の奥深さに驚かされます。
読み易い文章(と日本語訳)ですらすら読める反面、内容が難しいというか、ややこしい(地名、人名、時代、定理等)ので、なかなか一回では内容が記憶に定着しないかも。
読了。
素数っていうのがすごいものなのだなーと。
数学オンチなので、専門的なことはちんぷんかんぷんだったけど、リーマン予想をめぐる数学者の挑戦とか、読んでいて面白かった。
ただ、最後の方は体調が悪い中、読んでたのでちょっとぐだぐだになってしまったけど。
専門書ではなく、素数に魅了された天才数学者たちの物語。
グロタンディークがかっこよかった。
ある種の芸術家よりも、究極の美を得るために数学者達は生きてるんだな…と思う。うん、数学って難しくって面白い。
P53あたりの感想 数学の魅力は厳格さと永久不変 いかなる数値データも証明なしには信用すべからず 証明された公理は、未来に至っても不変!物理学は、宇宙の別の場所では通用しないかも知れないけど、素数はどこでも素数 ギリシャ時代の説明が現代も未来も通用するような分野はほかにない。(天動説やエーテル!)数学の研究はピラミッドの上に常に積み上げられていく 公理(仮定→証明→定理)証明が数学では一... 続きを読む »
数学上の難問「リーマン予想」をここまで解りやすく、美しく、熱く描いた本は他にないんじゃないかと思う。
素晴らしい本だ!!
150年間に及ぶ天才数学者たちの戦い(現在もまだ終わっていない)を描いた傑作!
リーマン予想という問題は非常に難解で数学の専門知識がないと理解するのは難しい問題なのに、とても詩的で解りやすい文章により、読者に伝えている。
この本を読んでようやくリーマン予想への理解が深まった気がする。もちろん、全貌を理解したわけではないけど。
しかし、この問題はいつ解決するのだろうか?
自分が生きている間に解決してほしいと強く思った。
純粋数学の素数と純粋物理の量子力学がリーマン予想で繋がれていた。
この本に出会えたのは奇跡に近い。
数学というものが物語性が豊かで、ウィットに富んでいて、謎に満ちた不思議なものだと感じることができた本。
数字の魅力、魔力を感じた。
数字にまつわる学術的な展開がドラマティックに表現されている一冊。
これを読めば、素数の魅力にとりつかれる人も増えると感じた。
「素数に憑かれた人たち」と同様、素数に関するわかりやすい解説本としては白眉。
「素数に・・・」が理系、実践的なのに対してこちらは文系、歴史概説的。
読み終わってもリーマン予想の中身はちっともわからないだろうが、何かすごそうだという雰囲気はつかめると思う。
素数の謎に挑む数学者たちの歴史を簡潔な文章で綴った作品(翻訳者の仕事が素晴らしいということでしょう)。「世紀の難問」に興味のある方は読んでみてはいかが。
素数についての歴史や数学者の話。リーマンのすごさがわかる。
計算式はほとんど出てこない。定理や公式は例え話で解説されている。読みやすいと思う。
美しくも気まぐれな「素数」が奏でる、深遠なる「神」の音楽。これを聞き取る事ができた天才が残した「リーマン予想」。単なる数字の連なりに隠された「神の設計図」に対して、名作「フェルマーの最終定理」にも登場した偉大なる数学者たちが、挑み、倒れ、そしてその屍を超えて、人類が「理解の限界」に挑む、これまた凄い純粋数学の物語。名作。題材、装丁もグッド。ラマヌジャンの分割数の公式がトンデモナイ!
素数の謎を出来る限り判りやすく書いてくれている。それでも難しいけど。専門家ですら解けてないのだから
素数に規則性があったなんて到底想像すらしていなかった。
ただただランダムな数字が並んであるだけだと思っていた。
それを、幾何学、物理学、数学という道具を使って、
数学のできる人々が素数の奏でる音符の法則を何とか
みつけようとする。
どう結び付けるかは忘れてしまったけれど。
素数とこの世界の関連性は、「数」というものの普遍性を感じさせる。
数でこの世界を表現できるとすれば、数ってナンだろうと
訳が分からなくなってくる。
この世界のことも、数字のことも。
人間の知性を超えたところに世界はまだまだ広がっていると思わせてくれるとても数学的好奇心を刺激してくれる良書。
それでも、一部の人々は人の知を押し広げようと楽しんでいる。
「数の原子」と呼ばれる数、素数(そすう)。 素数とは、自分以外の数で割り切れない数のこと。 すべての物質が原子からできているように、すべての自然数は素数によって表すことができるのです。 しかし、本物の「原子」と似て非なるのは、その並び方が不規則である、という点です。 2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、43… 世界の美しさを追い求めることをなりわいとする人... 続きを読む »
なんて重厚。なんて興味深い。なんて深遠。
・・・素数をめぐるめくるめく目眩まし。
や〜まじでこういうのすきだなぁ。
これに出会わせてくれたNUMB3RS本に感謝。
素数というのは、概念としてはわかりやすいものだけど、リーマン予想と素数の関係をわかりやすく説明するのは並大抵のことではない。 そういう意味で、その困難な作業を専門書としてではなく一般書として書き上げていくのに成功した本書は、まさしく力作というにふさわしいものだけど、何より物語性というものを好む、僕の個人的な意見として言うなら、本書のなかには間違いなくひとつの物語、人間たちの熱きドラマがあ... 続きを読む »
一時期数学者にのめり込んだ時期があった。数学に、ではなく数学者に。<br/>
世に名を残した歴史的数学者の多くは奇人変人のオンパレードだ。とにかく残した実績も普段の生活も半端じゃない。よくもまあ・・・と呆れるエピソードが山盛りで出てくる。<br/>
そんな超人たちを翻弄し、今なお惹きつけて止まない絶世の美女のような「素数」について書かれた本。<br/>
洋書にしか醸し出せないこの文体がたまらない。<br/>
ゼータあたりになると完全に理解不能だったのでちょっと読むのが苦痛になるけれど、リーマン予想の凄さは文系の私にも理解できる。<br/>
理解できる人には見える、その魅力はまさに音楽。<br/>
何が一番凄いって、これがノンフィクションだという事実だろう。<br/>
規則性があるようで、気まぐれな振る舞いで数学者を惑わせる素数。「数の原子」と呼ばれるこの素数に取り憑かれた数学者は数多い。大数学者ヒルベルト、「数学界の貴族」ボンビエリ、「魔法使い」エルデシュ…。「フェルマーの最終定理」以上の、世紀をまたぐ超難問「リーマン予想」を軸に、変人から天才に到る数学者たちの横顔と挑戦を描くノンフィクション。
フェルマーの最終定理などと並ぶ(またはそれ以上に重要な)数学上の難題、リーマン予想の証明をめぐる数学者達の物語。 この本の帯には小川洋子(『博士の愛した数式』の作者)の推薦の辞として「リーマン予想が何なのか分からなくても、素因数分解が苦手でも、数の海図のために人生を捧げた人々の健気さは、胸に迫ってくる」とあります。 確かにその通りではありますが、本書で繰り返し強調される数学独特の... 続きを読む »
素数パターンを読み解く「リーマン予想」に携わった数々の天才数学者の奮闘振りがものすごい。というか、まず数学の原子とも言われる素数が持つ神秘性、音楽性には驚嘆する。数の持つ美しさが本当に伝わってくる。

——数学者たちは、数学とは美術品のように美しいものだという。頭の中に描かれた目には見えない絵画だともいう。だがそれを見るには、道具が必要だと。数学の専門知識なくしては見ることのできない、その世界を、著...





