古文書の面白さ (新潮選書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106002762

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  • 一人の学究者の生涯が丹念な記述によって回想される。特に、著者の支那大陸での交遊から敗戦の引き揚げの緻密な記録には、読む者を引き入れずにはおかない力がある。現実的生活の間に間にも地道な研究を一つ一つ形にしていこうとする姿、アウトプットやらインプットやらにせわしないマッチポンプ的人生とはかけ離れた、一昔前の実直な学びの姿がある。

著者プロフィール

1913~1991。本名、渡部栄(わたなべ さかえ)。東京文理科大学国語国文科卒業。国文学者、古文書学者。『木曽路 文献の旅』で毎日出版文化賞、『古文書の面白さ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞する。著書『源氏物語従一位麗子本之研究』『遊女』『木曽路 文献の旅(正・続)』『福島事件物語』『古文書の面白さ』『一茶の日記』、訳書に平田熱胤『入学問答』『職人尽歌合』本居宣長『源氏物語玉の小櫛』『板木屋組合文書』などがある。

「2013年 『名将言行録 現代語訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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