- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106003356
作品紹介・あらすじ
どうして仏前では合掌し、神前では手を拍つか。禅と禊の違いは?なぜわれわれは大晦日に除夜の鐘を聞き、元旦は神社にお参りするか。本書は、仏教と神道が日本人の実生活の場において果たしている役割と機能を比較検討することによって、日本人の宗教を明らかにしようとしたものである。
感想・レビュー・書評
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日本人は仏教と神道が混ざり合った文化の中で
暮らしている。いろいろな話の中で、そうだったのか!
と思うこともたくさんあった。
日本人の不思議な世界観はこのような混沌とした
宗教の融合でできあがっているのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本人には文化の中に溶け込んで馴染みのある神道と仏教。実は知らない神道・仏教についてのあれこれをとても分かりやすく教えてくれる。
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今まで全く知らなかった仏教と神道の違い、教えがよーくわかった。すごくわかりやすく説明されてて宗教がこんなにも日本人の意識下にとけ込んでいたとは驚きだった。
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日本の仏教のおかしさと、神道がどういうとうものかがわかりやすく書かれていた。
いままで仏教ってキリスト教イスラム教みたく厳格な決まりとかない抽象的なものだと思っていた。しかし、それは日本化された仏教であり、本家では仏像の作り方まで細かに指定されているしい! -
お経と祝詞の意味の違いや、神社の構造の違い、お盆の実態など、今更訊けないとか誰に訊けば、といった素朴な疑問がわかって面白い。
著者が基本的に仏教を研究されているそうで、仏教寄りの解説が多いものの、両者の違いを知りたい方には格好の勉強ができるかと。
出版が古くはあるものの、大変参考になりました。 -
「仏教」と「神道」。比べることで理解が深まりました。
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帯文:"お寺では合掌、神社では柏手。どうしてですか?" "日本人の宗教観がハッキリわかる1冊。"
目次:第I部 民族宗教と世界宗教、第II部 お経と祝詞は同じか、第III部 合掌の沈黙,柏手の音、第IV部 親鸞の愛,宣長の道、第V部 鳥居と卍の意味、第VI部 檀家の義務,氏子の責任、第VII部 生活の中の「仏教」と「神道」、第VIII部 神前の結婚,仏式の葬儀の国、あとがき