虚航船団

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著者 : 筒井康隆
  • 新潮社 (1984年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106006395

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虚航船団の感想・レビュー・書評

  • 段ボールを整理していると新潮社「純文学特別書下ろし特別作品」が発掘され、懐かしくなって読み返す。
    『砂の女』『箱男』『燃えつきた地図』、『個人的な体験』『洪水はわが魂に及び』『同時代ゲーム』などなど、安部公房、大江健三郎作品がごっそり発掘される。けっこうこのシリーズは好きだったので古書でも買っていたのである。なんか函入りでつきものもも凝ってるし。

    ということで『虚航船団』、奥付を見ると1984年であり、当時の私は18歳でパンク(しかも日本のインディーズ)にうつつをぬかしていた頃だ。
    その頃読んだときはそんなに面白いと思わず、「しんどい」という印象しかなかったのだけれども、今読み直してみると、ものすげぇ面白いじゃないか。
    というのはつまり、当時高校生だった私は歴史の勉強もせず、もちろん心理学等にも興味がなく、それらの知識が皆無だったため、本書の面白さがわからなかったのであり、あれから30年、さまざまな本を読んで多少なりとも知識が増えたため、ようやく本書の本当の面白さがわかったのかもしれない。
    ということはやっぱりツツイヤスタカは天才なんである。『虚航船団』から14年後に書かれた同じ「特別作品シリーズ」の『敵』も出てきたので再読してみよう。

  • 文房具編と文房具のとこだけはわりと面白く読めた。雲形定規と画鋲と虫ピンが好き。

  • ちなみにこの評価なのは
    作品が悪いというわけではありません。
    非常にとっつきづらいのです。
    特に後半が!!
    人によってはそこで脳みそが燃えるかもしれません。

    作品としては不条理や混沌を
    テーマにしているのだと思います。
    攻める文房具だって、攻められる鼬たちだって。
    ちなみに鼬の歴史は人間の歴史が改変されて出ているので
    人間への遠まわしな批判なのかもしれませんね。

    このままだとこうなるかもよ?
    って。

    彼の作品は自由気まま。
    これが許されるのは
    著者の文章、だから。
    それ以外の人がしてもしらけるだけに思えます。

  • 人類の歴史の強烈なメタファー。しかしこれ、インターネットとかオウムの遥か前の作品だが、発想は凄く同時代的だ。しかし、読むのに大変はパワーを消費した割には、読後感は虚しい。これが歴史の本質ということなのだろうか。

  • 歴史小説を書きたいのではなく「歴史を書きたい」と、これ以前のエッセィで言っていたが、これがその歴史なんだと思う。 

  • わけがわからず夢中になって最後まで読んだ。
    とても読み応えのある面白い小説だとは思うけど、好き嫌いははっきりするよね。っていつものことか( ̄∀ ̄)。

  • 純文学かエンターテイメントか、とか、そういう事を気にせずとても楽しく読みました。ラストのセリフが「虚航船団」を暗示しているようで大好きです。

  • これぞ「筒井康隆ワールド」。この人の作品は「わかもとの知恵」まではほとんどを読んでいますが、私の中ではこの作品と「パプリカ」が双璧。

  • 途轍もない小説を読んだ。
    かなりの長編である。
    よくもここまでエネルギッシュに描けるものだ。
    本作を未読のまま死ぬ事が無くて良かった。
    明らかに筒井康隆氏は、
    諸々の作家とは別格の天才であると認識。

  • おもいだせません

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