彗星の住人

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著者 : 島田雅彦
  • 新潮社 (2000年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106006678

彗星の住人の感想・レビュー・書評

  • カヲルの父 野田蔵人と祖父JB。また、その母 蝶々夫人とJピーカートンのそれぞれの恋について
    三部作
    第一部:彗星の住人
    第二部:美しい魂
    第三部:エトロフの恋

  • 4代にわたる恋愛の大河ドラマ。どんどんのめり込んでいって、全く飽きさせない。古典として将来も残る名作だと思う。

  • 刊行直後にリアルタイムで読んだ。当時の感想ではイマイチだったが、いま思えば、なかなかの名作ではないかと思う。もう一度読み直したい小説のひとつ。 の、第一巻目。

  • カヲルの父 野田蔵人と祖父JB。また、その母 蝶々夫人とJピーカートンのそれぞれの恋について
    三部作
    第一部:彗星の住人
    第二部:美しい魂
    第三部:エトロフの恋

  • 最初の二人称の語りにはなじみが無く、読みづらかったものの、しばらく耐えさえすれば甘美な世界が待っていました。

    かつて東急沿線、特に大井町線の沿線に住んでいた私には、カヲル編で語られる常盤家の暮らしぶりは懐かしく感じられる世界観でした。

    三部作の他の作品はこれから読むので楽しみです。

  • 「無限カノン」三部作の1作目。

    2作目『美しい魂』まで読んだ後にこのレビューを書いているので、どうしても両者を比較してしまうが、この作品は読むのに結構疲れる。
    特に、蝶々夫人の話が始まるあたりまでは、どうも目がスムーズに流れていかなかった。

    どちらかというと、1作目は2作目のためにどうしても書かれなければいけなかった長い長い背景という感じ。
    読後にいい意味で消化不良を感じてしまうのも、そのためだ。
    逆に言うと、是が非でも続きを読まなければならないように設定されている。
    だからこそ、僕もすぐに続きを読んだ。

    意外にも?(という書き方は著者に失礼かもしれないが)大真面目な恋愛物語だが、最後のほうで巨乳娘が登場してくるあたりが島田氏らしい。

    世代を超えて血脈として流れる悲恋の無限カノン。
    しかも、大胆に個人の恋と歴史を重ねて物語が作られているので、読みごたえは十分にある。
    「歴史は恋の墓場なのだろうか? それとも、恋をなかったことにするために、歴史はしるされるのだろうか?」「戦争も政治も陰謀もすべて、恋と結びついているのです。でも、歴史は恋を嫌う。本当は恋と無縁の歴史なんてありはしないのに」(pp. 307-8)という引用に、この三部作を貫くテーマが凝縮されていると思う。

  • 三部作なので、最後まで読まないとわからないけれど、日本の近現代史を下敷きに笑いも含めながら物語は進んでいって、今後が気になるところです。

  • この本すきすぎる。

  • 「無限カノン」3部作。文庫版あり

  • 05.05.18 図書館で借りて来た。とっても楽しみ!
    【読み終えて】
    何しろ、私のふるさとの近所の描写があるのがうれしいわ。「君は〜」という呼びかけのような文体に最初はなれなかったけれども、だんだんとのめり込むようになった。100年前の恋、戦後の恋、30年くらい前の恋、それぞれのカラーと時代背景の描写が微妙に違っていて、そこが良かった。

  • 恋の歴史は人の歴史

  • 純文学です。3部作の第一部なんだけど、まずは主人公(?)の娘がお父さんの姉に会いに行って、父親のことを尋ねるところから始まるの。それが、結局は曾おじいさんの話まで遡ることになるんだけど、すべての世代の恋愛が細かく書かれているのね。悲劇がほとんどなんだけど、繊細に描かれているから、美しいなって思った。父親(カオル)のお墓は落書きだらけで、どうしてこんなに落書きがされるのか、カオルは一体何をやらかしたのか?って叔母さんに尋ねるんだけど、アンジュ叔母さんは一言、「カオルは恋をしたのよ」って答えるの。一言その一言にこの物語の全てが集約されてるように思えた。ステキだな、ってただこの本をそういうふうに思いました。

  • 主人公の名前がカヲル。これだけで最高。赤と黒の金魚の名前は、喜びと悲しみ。死者の魂は夢の成分で出来ている。何て素敵なことばかり詰め込んだ作品なんだろう。ずっとこの本の世界で生きてみたい。無限カノンは3部作、あと2冊読む間はこのままいようっと。読書の秋!

  • 結構長くて読むのが大変でした。オペラ蝶々夫人の子孫達が、あと一歩で今の歴史が変わってしまうであろうギリギリの線での恋愛をする話。

  • 読ませる力があるのだけどどことなく書きっ放しの感も。。好きな方、ごめんなさい。

  • 3部作の初めの作品。
    これから続く作品の為の土台となる作品のせいか、クロニクルの説明的内容で少し退屈に思えた。
    しかし、これから始まる物語への重厚な敷石作品。

  • 悲しいお話の始まり。とにかく切ない。

  • 無限カノン3部作の第1作目。
    未読。

  • 【無限カノン】三部作のはじめ。
    悲恋の運命を背負う一族の物語。
    本当に悲恋続き…。
    私だったらこんな運命絶対嫌だ!神様は意地悪だな…。
    でもこんなに人を愛せるのっていいなぁとか思ってしまった。
    いちいちご丁寧に野田の男たちに惚れていった私。
    こんな人に、こんな風に愛されたいんです。

  • 無限カノン三部作の第一部。書店で偶然手にとってなんだか気になったので一気に三冊買って帰りました。たまにはこういうのも読みたいなーと思って。第一部は色々な恋の物語が展開します。そのどれもが悲恋。非常に面白かったです。

  • 「蝶々夫人」のお話に端を発する4代が辿る日本近代の歴史.大きな「物語」を現実の歴史と絶妙にリンクさせていくのはスリリング.

  • 本当に恋愛ってもんは上手くいかないもんだなぁって思う。

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