ルオー (新潮美術文庫 40)

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制作 : ルオー  高階 秀爾 
  • 新潮社 (1976年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106014406

ルオー (新潮美術文庫 40)の感想・レビュー・書評

  • ドリヴァルによるルオー。というよりも彼の作品に対する解釈のようなものです。ムックに近いでしょうか。ルオーに関しては後期の作品しか知らなかったんだと気づかされました。初期は非情に写実的といいうか、レンブラントの影響が明白に伝わる印象、その後自身のスタイルを模索していく感じでしょうか。色彩的には青を基調としてるところを見ると、セザンヌを意識している部分がうかがえます。このころはまだ何度も塗り重ねるような筆致ではないですが、次第にそちらに移り変わり、色調も青から黄へと変わっていきます。モチーフも娼婦、ブルジョワ、裁判官、道化師からキリストへと変わり、その情景へと移っていきます。ルオーの中での内面的な変遷、苦から救いへと信仰的に導かれていった軌跡がうかがえます。
     作品の後にドリヴァルによる短い解説があります。ルオーの人生における内面的な変遷は、そのまま作品として現れているといいます。キリスト者として目覚めたルオーは、人間の醜さ、弱さに目を向けます。それが娼婦、小ブルジョワ、道化師、裁判官などとして描かれて行きます。その後直接的な聖書にテーマを求めるようになり、特にキリストその人を描いていきます。そして後年には聖書の情景により、栄光と救いを描き続けました。とてもわかりやすい。そして個人的には共感の伴う、解説で良かったです。

    14/6/25

  • (1998.04.12読了)(1998.03.20購入)

    ☆関連図書(既読)
    「ゴーギャン」宮川淳著、新潮美術文庫、1974.06.25
    「ムンク」野村太郎著、新潮美術文庫、1974.07.25
    「ドガ」大岡信著、新潮美術文庫、1974.08.25
    「レンブラント」嘉門安雄著、新潮美術文庫、1974.10.25
    「コロー」坂本満著、新潮美術文庫、1974.12.25
    「ボナール」峯村敏明著、新潮美術文庫、1975.11.25
    「レジェ」若桑みどり著、新潮美術文庫、1976.02.25

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