とんぼの本 星野道夫と見た風景

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  • 新潮社 (2005年1月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021237

とんぼの本 星野道夫と見た風景の感想・レビュー・書評

  • 奥さんが書いた本は他にあるのかな。連れ添った期間は短いけれど、一番そばにいたであろう人で、今、彼の遺作の管理を中心になってやっている人なので、彼女の目線も大切だと思った。

  • 2017/1/29購入
    2017/1/31読了

  • 星野道夫氏の美しい写真に引き込まれる。直子さんとのめぐり合いから3人の生活の様子が分かり、彼らを身近に感じた。彼女の視点を通して、星野氏の自然への熱い想いが伝わってくる。

  • 星野道夫さんと直子夫人の
    夫婦として始められた暮らしの、心の、
    大自然の風景。

    広々として、あたたかくて、美しい。
    星野さんの写真そのもののような
    お二人の思い出に心が澄んでいく想い。

    なにより、星野さんの言葉や行動に
    感じられる直子さんの想いが
    澄んだアラスカの空のようで、
    あぁ、星野さんはこういう人だから
    直子さんのことを好きになり、大切にされていたのだなぁ
    と、感じ入った。

    人として想うことは、行動に現れる。
    あたたかい目をもって、ものを見よう、
    人の心にふれていこう。
    そんなふうに思わされた。

  • ◆きっかけ
    2016/8/15

  • 『旅をする木』に出合ってから、星野道夫の本を少しずつ読んでいる。この本は今までの本とは少し違って、奥さんの星野直子さんが夫婦で過ごした時間を振り返る内容になっている。そしてところどころに道夫氏の写真と文章が挿入されている。毎度思うことだけど、アラスカの写真のカラフルなこと!オーロラはもちろんのこと、四季があって色とりどりの花が綺麗に咲いている。アザラシのアップの写真がかわいかった。

    登場する人物や地名、エピソードは覚えがあるのもあった。今まで色々読んできて良かった。

    奥さんの目線から見ることで、本人の作品とはまた違った側面がうかがえた。星野道夫氏の人物像が立体的に浮かび上がってくる。この本を読んでから他の本を読むとまた違った味わいがありそう。

  • 星野道夫氏との思い出を、奥様の直子さんの言葉と、星野道夫本人のエッセイの再録、写真などで構成。私が敬愛して止まない星野道夫の、本人の言葉からだけではわからなかった人柄や結婚までのエピソードなどがわかって良かった。が、星野ファン以外にはちょっと中途半端な内容かもなぁ。

  • 星野さん夫婦の愛が言葉から溢れるように伝わってきます。
    星野さんを支えてこられた奥さんも素敵な方なのがすごくわかって、写真集だけでなく、この本に出会えて良かったです。

  • 「旅をする木」を勧めてくれた方
    が言及した本。何気なく自分の
    家の本棚探していたら偶然あった。
    「旅をする木」読了直後だったので
    別サイドそれも愛妻からみた
    星野道夫とその活動を知る事が
    出来、俄然立体感を帯びてきた。
    思っていた以上に素朴な方で
    写真にもそれがにじみ出ている。
    個人的には93ページの川下り
    を夢見るシーンが気に入った。

  • 写真があまりにも美しい。
    A2ぐらいのサイズで見てみたくなる。

  •  奥様から見た星野さんを書かれています。あまりにも短すぎる二人の時間が、切なく感じますし、もっと生きたかったのだろうなって思わずにはいられません。
     クマに襲われた星野氏の表情には苦痛の影が少しもなく、静かな顔でまるで眠っているようだったと描写されているのですが、思わず涙してしまいました。
     また、星野さんが今まで書かれた著書の色々な場面が引用されているのですが、こういった背景で、こんなワークをされていたのだなって、なんか懐かしさを覚えました。

  • 星野さんとの出会いから別れまでの、宝石のように輝いていた二人の時間を語った本。
    カムチャツカに星野さんを迎えに行ったとき、その表情には苦痛の影が少しもなく、まるで眠っているようだったと直子さんが書いている文章を読み、悲しい気持にはなりますがすこし救われました。

  • 奥さんからみた星野さんてどんなんだったんだろう

  • 穏やかに、奥さんが語る文章と圧倒的な迫力のアラスカの写真。

    野生動物はカワイイけど、怖い。自然も壮大だけど、畏怖させられる。
    厳しく強烈だけど、豊かな世界があった。

    時間はとても短かったけれど、幸せだったんだろうな。
    奥さんも星野さんがアラスカで感じ取った幸せを受け継いでいるようで、やっぱり繋がっていくんだなぁと思った。

  • 星野さんの奥様からの視点の本。
    二人でとても濃い時間を過ごされたのだなぁと感じる。
    そしてその時間の短さに切なくなる。

  • 星野道夫と、その人について語る夫人の文章、そして多くの写真。
    中でも、一枚のアザラシの写真に感動した。
    「ただの動物の写真だ」とか言えなくなる。
    命、体温を感じる写真。
    風景写真も壮大で清々しい。

  • 【内容】
    星野の実姉の紹介で初めて対面した91年暮れ―星野道夫39歳、萩谷直子22歳。翌3月にはプロポーズの言葉を残し星野は再びアラスカへ発つ。その夏、直子は星野の誘いで初めてアラスカを訪れそこが星野と共に自分が生きていく場所であると確信した。以後、愛息の誕生を経て人々に強い衝撃と悲しみを与えた事故までの短くも、宝石のように輝いていた二人の時間を今、夫人が初めて語る。

    【感想】

  • 動物写真家・星野道夫さんと、奥様の直子さんの、出会いから結婚、出産、離別までの数年を、過去出版された星野さんの本から抜擢した文章と、奥様の回顧録とで綴った書。
    自然の中で育まれるお二人の愛情が気持ちよく胸に満ちていきます。この本を読むと、しょっちゅう取材や仕事で出かけていた星野さんと奥様が一緒に過ごされた時間は少ないように感じますが、そんな時間など越えて、星野道夫という人物を夫として、写真家として、尊敬し愛していた奥様の気持ちがとても素敵に感じられます。
    出会うべくして出会われた二人、そんな言葉がおのずと浮かんでしまうような。

    二人の愛情に溢れた関係と、それを包み込みなおかつ飲み込んでいく「自然」の巨大さを感じさせる写真(作品)の数々。自然は人の情とは関係のないところにある世界なんだなあと感じずにはいられません。それだけに無機質で、とてもとても美しいのだなあと。

  • 星野さんの奥さんの直子さんが書いた本。

    家族の写真が載っててすごく心あったまります。

  • どの人も一度は彼の撮った写真を見たことがあるのではないでしょうか。
    クマやアザラシ、アラスカの風景・・美しくて優しい写真です。
    その写真と、奥さんの直子さんが彼のことや二人の出会いを語ってます。

    クマに襲われて亡くなってから10年以上経ちますが、写真の中にそして奥さんの心に、彼はまだ生きていると思わせてくれます。
    写真と同じような清々しさを、星野さんも直子さんにも感じました。

    心が温かくなる一冊です。お薦めです。

  • 写真を見ているだけでも
    感動します。星野道夫という
    一人の人間を尊敬します。

  • 写真家、星野道夫さんを支えた直子さん初めてのエッセイ。彼女の言葉を通し、いかに彼が大きな視点を持った人であったかが分かる。

  • 絆というものを感じました。
    家族の絆、人種を超えた絆、自然と人との絆…

    読後に余韻が残ります

  • 家族への想いがいっぱいです。写真にも温かな眼差しがいっぱいです。

  •   直子さんの手記。
    素敵な夫婦だったのだろうなと率直に感じる。
    でも、自分がもう結婚している立場だからか、「ここまで美しいのかしら?思い出って。」ともにやけた感じでも想像してしまった。
    夫婦だから他人には分からないことってたくさんあるだろうし、いつも家を留守にしている夫に対してしかも異国の地でいろんな不満があったはず。
    そんなとき、道夫さんはどうしていたのかしらと思ったり。

    直子さんのお花の学校の待合室に不審な感じで座っていて「君がこんなにも惹かれるお花の世界を一度見ておきたかった。」って。
    泣けてきた。 
    「好きなだけ摘んでいいよ。」と直子さんが来る前にもともとはやせている土地に大量の土を敷き、種をまいて、
    いろんな人たちがお花を見に訪れるようになってしまったお庭。
    一緒に行った撮影でボートに乗りながら言った「泳げたっけ?」って言葉。
    道夫さんが直子さんにかけた言葉、直子さんのために行っていたこと、胸をうつ。
    これらはなにも、星野道夫さんが現在故人であるからではなくて、星野道夫さんの思いやりが伝わってくるからだ。
    現在生存されていたとしても、もしこの二人のことが垣間見られるチャンスがあったとしたら、胸を打ったに違いない。
    そのおもいやりが伝わった後にはやはり感じてしまう。
    どうして亡くなってしまったのだろうと。

    星野さんの生前を知らない私でさえ、かなりの物悲しさを感じるのだから、直子さんにとっては相当のショックだったろう。
    愛する人を亡くし、そのことについてここまでの文章が書けるなんて、大変なことを乗り越えてきたのだと思う。
    真剣にその思いと向き合い、ひとつひとつ自分の中である形にしていったのだろう。
    たくさん涙も流しただろうし、景色なんて見られなかったかもしれない。
    子供のことももしかしたらかまえなかったのかもしれない。
    それをここまでの文章−さりげなくしかも、心に残る文章−が書けるなんて。今の私にはまだできない。
    きっと、まだまだ自分に向き合えるだけの強い気持ちが私にはなく、逃げていることになれきってしまっているからだ。
    夫としての星野道夫さんに対して直子さんが、笑えるような不満のような思い出があったらいいと思う。
    −もっともこの種の不満はおそらく、持ち合わせているそのときは笑えない事柄であるだろうけれども−不満は今笑いながら故人を思い出し、
    身近に感じることができるアイテムになるのではないか。
    結婚してたった数年で別れなければならなくなった二人。
    自分に置き換えて考えてみるとちょうどそのころは、楽しさを超えていて、わずらわしさを感じ始めていたころだった。
    あの時もし別れがきていたら、悔いが残っていただろう。
    いつ、どのタイミングで別れがきても悔いは残るだろうが、真剣に相手と向き合い、
    相手を自分のなかで感じ、そんな時期を迎える前での別れにはやはり、ぬぐいきれない悔いが残るのだと思う。
    「あのときもっとこうしてあげられれば」と。

      私はどうやら最近少しわかってきたような気がする。
    結婚して、流産をし、出産をして、別居をし、仕事を復活して、
    さまざまな人と出会いや再会をし、別れもし、毎日の小さい事柄に腹をたて、毎日の小さい事柄に喜びを感じ。
    そのなかにはいつも彼がいる。彼は私が考えるようには考えない。彼は私ではないのだから。
    でも、何かを思い、感じているはず。まだ乗り越えられない何かがあるけれども、少し超え始めているようなそんな気がしている。

      この本を読んで、夫婦について考えてみた。星野さん夫婦には最初からできていたこと。
    私たちには時間をかけないとできなかったこと、さまざま。
    そのなかでもやはり夫婦ってそれぞれの価値観があっ... 続きを読む

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とんぼの本 星野道夫と見た風景の作品紹介

星野の実姉の紹介で初めて対面した91年暮れ-星野道夫39歳、萩谷直子22歳。翌3月にはプロポーズの言葉を残し星野は再びアラスカへ発つ。その夏、直子は星野の誘いで初めてアラスカを訪れそこが星野と共に自分が生きていく場所であると確信した。以後、愛息の誕生を経て人々に強い衝撃と悲しみを与えた事故までの短くも、宝石のように輝いていた二人の時間を今、夫人が初めて語る。

とんぼの本 星野道夫と見た風景はこんな本です

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