毎日つかう漆のうつわ (とんぼの本)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 78
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021572

作品紹介・あらすじ

やさしい手ざわり、ほのかなぬくもり、とろっとした口あたり…。基本のお椀から、あると楽しいうつわまで。輪島の塗師と人気スタイリストが、毎日使える漆のうつわを紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 輪島へ旅行へ行く前に読みました。
    漆のうつわ、特に輪島塗に関しての知識を事前に入れられました。
    この本を読めば基本的なことが理解できて、普段使いするためのうつわに関しての関心が湧き上がるでしょう。
    ほとんど興味がない状態からぜひほしい!と思って輪島に出かけました。お皿やお盆がほしかったのですが価格的に手が出せず、結局敷板やスプーンだけ買ってきました。それでもとても楽しい買い物になり、どんどん使い込んでやろうと思います。
    輪島塗を見るのであれば朝市ではなく「わいち通り」や「長屋」がおすすめです。

  • 漆の器を大切につかうような日常を目指したいなぁ。

  • 輪島の旅で、出会った人とモノの本。

  • 赤木明登と高橋みどりによる、漆のうつわをめぐる対談集。日常使いの輪島塗のうつわと、実際に料理を盛りつけたところを豊富な写真で紹介しており、(写真は日置武晴)見ているだけも楽しい。「講座 ぬりものってなんだろう」「輪島塗の歴史」という章もあって、輪島塗の入門書としても簡潔で分かり易いものとなっている。洋食のパスタにぬりものを使うかどうかをめぐっての、赤木と高橋のやりとりがおもしろい。写真を見ていると、どちらもありのように思えるが、実際はどうだろう?この本を読んでいると、ぬりものを普段使いしてみたい気持ちになるが、経済と収納場所という高いハードルがある。まずは、ギャラリーで本物に出会ってみようと思った。

  • 輪島で塗師の仕事をしている人気作家の赤木明登が「ぬりものとは何か」を丁寧に説明した一冊だ。
    輪島塗の技法や歴史やスタイリストの高橋みどりとの対談など、さまざまな切り口から漆器のよさ、おもしろさ、価値が語られる。
    いい漆器がひとつほしいなぁ、と思っていたので、こういう本を読むとますます欲しくなる。
    ただの椀だけではなく、お盆や豆皿なんかも素敵だなぁ。
    最初に著者自身が断っている通り、輪島漆器に特化した本なので、他の産地の漆器がどんな風に作られどんな特色があるのかを突っ込んで説明してくれる本も読んでみたい。

  • 塗師、赤木明登の漆の器。
    岐阜という場所に住む以上、焼き物に偏るのはしかたがないのかもしれないが今まで漆器には触れて来なかった。
    これを読んで漆器もいくつか欲しくなる。
    日常使いしたい。

  • 敷居が高いと思っていた漆器、普段使いのアイデアがたくさんのっていてかなり興味が湧いた!

  • うるし塗りの職人の方と、親しいスタイリスト/高橋みどりさんの本。楽しめる本。写真やイラストが多めで、”ぬりもの”や職人などの”人”についてなど、知って楽しい情報も満載。

  • 輪島の塗師である赤木明登さんとスタイリストの高橋みどりさんが日常使いの「ぬりもの」を紹介する。
    赤木さんは昔から輪島地方で漆の器のディレクターとして存在していた「塗師屋」のほか、現在は加飾(沈金とか蒔絵)を施す芸術品的な漆芸作家と日常的なぬりものをつくる生活工芸家が居ると語る。
    そしていまどき、使う人と作る人がもの(ぬりもの)を介在して触れ合うためにも無名性のものではなく、しっかりと責任を持つべきと熱くぬりもん(輪島ではそのように呼ぶ)のことを分かりやすくまた魅力的に記している。

    漆の器は輪島に近い地域に昔から伝わる無骨で大きな合鹿椀(ごうろくわん)を起源とするかもしれないという仮説とか、角偉三郎や奥田達朗といったまさに近代輪島塗の再生となった作家を始め、現在の輪島の漆作家たちの活動が少しわかった。

    そして何より漆のうつわをもっと生活に取り入れることに興味を持った。
    そうだ!重箱は正月だけのものではない。よく使い込んだ重箱は酸にもつよい。輪島の家庭では〆サバも重箱を保存容器として使っているそうだ。

    普段に漆の器を楽しむこと、学びました。

  • 赤木明登さんに興味があり。
    普段使いできる漆の器がほしくなった。
    まずは、お箸からかな?

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著者プロフィール

塗師

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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