白洲正子と歩く京都 (とんぼの本)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021695

感想・レビュー・書評

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  •  タイトルを見ただけで、あの白洲正子さんが紹介する京都の風景とはどんなものだろうとワクワクしますね。
     実際、本のページを繰るたびに、白州さんが愛したお寺の数々が美しい写真とともに次々と現れます。そして、そこでは、彼女の著作からのくだりを引いて、あるいはまた白洲さんを知る方々の言葉を借りて、白州さんを惹きつけたそのお寺の魅力が語られています。
     お寺の他にも、白洲さんが愛した京都の宿・食・道具の数々が紹介されています。どれも、心の底で通じ合っているとてもいいお付き合いをしているなあと感じ入るものばかりです。

  • 白州さんの京都についての著作を効率よく読める本。
    京都の写真も申し分ない。郷愁を誘われる。
    白洲さんの上質な、人となりを味わうことが出来る。

  • 白洲さんは、幼少のころ、お母様と住んでおられた京都に特別な思い入れがあったらしい。折を見ては、古寺を訪れたり、山に登ったり、ただ無心に歩かれた。そうした中で、こだわりの物を見つけては、これはと思う物に出会えると、一生大切に愛でられた。それは、宿であったり、花鋏であったり、おいしい物であったり・・・美しい写真に、その折々の文章が添えられている。いつか私もこの本を持って、白洲さんの、足跡をたどってみたいものです。

著者プロフィール

1910(明治43)年、東京生れ。実家は薩摩出身の樺山伯爵家。学習院女子部初等科卒業後、渡米。ハートリッジ・スクールを卒業して帰国。翌1929年、白洲次郎と結婚。1964年『能面』で、1972年『かくれ里』で、読売文学賞を受賞。他に『お能の見方』『明恵上人』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』『西行』『いまなぜ青山二郎なのか』『白洲正子自伝』など多数の著作がある。

「2018年 『たしなみについて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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