無頼の画家曾我蕭白 (とんぼの本)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021848

作品紹介・あらすじ

悪夢のような凄まじい画から、軽妙洒脱な水墨画やドラマチックな山水画まで-めくるめく"水墨サイケデリック"の世界へようこそ。江戸中期の京都、伊勢、播磨を舞台に筆一本でどん底から這い上がった叩き上げ画家の尋常ならざる作品世界を、とくとご覧あれ。

感想・レビュー・書評

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  • 2015/04/14

    曾我實在是個非常有趣的畫家。一個非常型破り,放浪不羈,不把權威放在眼裡(自稱各種偉人後代顯然是故意諷刺)。有時把畫面塞得極度滿溢,畫上許多仙人等等(顯然有唸書,知道很多典故),但唐獅子和龍或聖人的表情反而有點滑稽,又帶著諷刺趣味,和無窮的想像空間,和陌異感。儘管如此,他的水墨畫又是如此簡潔瀟灑!讓我大吃一驚。從筆法看來運筆已經運用自如且相當有信心。顯然此人實係傑物。希望有機會可以再看到他的真跡。

  • ざっくりした蕭白の生い立ちと、それぞれの絵の解説。分かりやすく、テーマ別になっているのも面白かった。それにしても、訴えてくるものの多い、神気迫る絵だ。

  • 蕭白入門的な。解説がゆるめですき。
    太公望図で釣り糸ぷっつり切れてるのは嵐のせいじゃなくて確か計略でわざと切ってたんだと思う。

  • 今年のボストン美術館展で蕭白を知って、衝撃を受けた。破天荒だったり精密だったり様々な画風にやられた。惚れました。

  • 蕭白入門編にぴったり。ここに出ているものもそうでないものも、是非生で目にしたいものです。特に濃密な山水画に興味津々!

  • [ 内容 ]
    悪夢のような凄まじい画から、軽妙洒脱な水墨画やドラマチックな山水画まで―めくるめく“水墨サイケデリック”の世界へようこそ。
    江戸中期の京都、伊勢、播磨を舞台に筆一本でどん底から這い上がった叩き上げ画家の尋常ならざる作品世界を、とくとご覧あれ。

    [ 目次 ]
    怪力乱神図鑑
    第1章 紺屋の息子、伊勢へ
    第2章 奇ッ怪大作戦
    第3章 瀟洒なテクニシャン
    第4章 通俗ばんざい!
    第5章 濃密山水
    芸術の魔界に踏み込んだ画家

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    [ 参考となる書評 ]

  • (2009.04.13読了)
    岩佐又兵衛、伊藤若沖、曽我蕭白、長澤蘆雪などの画家が近年注目を浴び、展覧会でも目にすることが多くなりました。府中市美術館で開催中の「山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年」(5月10日まで)でも、伊藤若沖、曽我蕭白の作品が展示されています。
    著者は、「没後200年 若冲」展(2000年)、「曾我蕭白 無頼という愉悦」展(2005年)などの企画を手がけたそうです。若冲、蕭白についての著作もあります。

    この本は、蕭白の作品のカラー図版が多数入っています。図版が主になった本ですが、蕭白の生い立ち、作品解説、影響関係なども簡潔に述べられています。
    手元に置いておき、随時参照したいところですが、図書館から借りた本なのでそうもいかないのが残念です。
    伊勢に多くの作品が残されているため、伊勢の人と思われてきたが、京都の生まれということです。1730年生まれ。1781年1月7日死亡。享年52歳。
    当時の京都には、池大雅(1723-1776)、与謝蕪村(1716-1784)、伊藤若冲(1716-1800)、円山応挙(1733-1795)など、すごい画家がひしめいています。
    蕭白の奇怪な絵が今日まで残されたのは、好む人がいたからであるし、最近話題になるのも、見る人にインパクトを与える要素があるということです。
    繊細に描かれたものとものすごい勢いの筆の跡のものとありますが、どちらも興味深いものがあります。

    著者 狩野博幸(カノ・ヒロユキ)
    1947年、福岡県生まれ
    九州大学大学院博士課程中退
    京都国立博物館美術室長・京都文化資料センター長
    同志社大学文化情報学部教授
    日本近世美術史専攻
    (2009年4月13日・記)

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著者プロフィール

狩野 博幸(かの・ひろゆき):1947年福岡県生まれ。日本近世美術史家、前京都国立博物館名誉館員。九州大学文学部哲学科美学・美術史専攻卒業。同大学院博士課程中退。京都国立博物館を経て、同志社大学教授。専門は桃山絵画、江戸絵画。特に狩野派・長谷川派・琳派・18世紀京都画派が研究領域。京博時代は、数々の名企画展を手がけた。主な著書に、『目をみはる 伊藤若冲の『動植綵絵』』『狩野永徳の青春時代 洛外名所遊楽図屏風』(小学館アートセレクション)、『反骨の画家 河鍋暁斎』(新潮社 とんぼの本)などのほか、美術全集、美術展図録の解説など多数。

「2022年 『江戸絵画 八つの謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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