宮澤賢治: 雨ニモマケズという祈り (とんぼの本)

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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022210

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  • 妹トシの臨終のときの心境を詩にした永訣の朝。あめゆじゆとてちてけんじや。言葉の響きに胸がしめつけられたこと。注文の多い料理店の怖さ。オツベルと象のあとでどしどし来た象は自然災害を表していたのか。セロ弾きのゴーシュ、虔十公園林もすきだった。賢治にも愛する人がいたんですね。もう一度宮沢賢治の本を読みかえしたくなった。

  •  賢治の生涯や、自然へのまなざしを解説。

     最愛の妹を偲びつつサハリンを旅した賢治の足取りを、重松清がたどる。その直前まで三陸地方の「生活のなきがら」の中を歩いており、賢治が『銀河鉄道の夜』の着想を得たともされる地に立ち、「宮澤賢治なら、この震災の被災者にどんな言葉を手向けるのだろう」と問う。

    (「週刊朝日」 2011/9/23)

著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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