- Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106022265
作品紹介・あらすじ
三条通にレトロビルが多いわけ、ご存じでした?"東京遷都"以後、西洋の新風を貪欲に先取りしてきたこの街は、実は近代建築が見どころ満載。京都生れの建築史家が、かなりイケズな視点で案内する、驚き必至の建築ガイド。
感想・レビュー・書評
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建築
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井上章一さんのこだわりが出た京都の近代以降建築のウォッチングです。水路閣や疎水上流の近代建築遺産は外せませんね。今となっては南座も貴重です。歌舞練場や弥栄会館も京都ならではですね。正統派なら長楽館。ヴォーリズの東華菜館も有名です。ところで、伊東忠太の伝道院や祇園閣は井上さんの眼鏡にかないませんか?
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京都の洋館に興味を持って手に取った本。ちょっとクセのある、書き手の押し出しがやけに強い文章で、京都市内にたくさんある洋館やレトロビルについて紹介されている。
写真も多く、個別の建物のデータも整理されて掲載されているので、京都の洋館について知りたいと思ったときのとっかかりの指南書として使い勝手がいい。
それにしても、寺社建築、千年の都のイメージの強い京都にこれだけの洋館やモダンビルがあることには驚いた。
新しい京都の楽しみができた。 -
京都といえば神社・仏閣、名刹・古刹。なのだが、本書で扱われているのは近代建築。独特の異彩を放つクラッシックがあり、ゴシックがあり、そしてモダンがある。都の地位を東京に奪われた焦りから近代化へひた走った反骨が仄見える。第二次大戦下でも空襲を受けず古から現代までのすべてを残す京都ならではのレトロモダンがある。
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寺社仏閣というイメージの京都ですが,
洋館もいろいろあるようで。
これらの建物を巡る旅も良いかも。 -
以前から京都には明治期の建築をはじめとした、モダンな建物が多いとは思っていたが、こうしてあらためて概観すると、きわめて興味深いものがある。しかも、井上章一の語りがまた面白い。しかも、こんなのもあったんだと目を開かせられるものも。例えば、龍谷大学の大宮校舎など。建物内部も、まるでキリスト教会の礼拝堂のようだが、中央に仏壇が鎮座していたりするのである。
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今度京都に帰った時に、色々回ってみようと思います。
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