白洲正子のきもの (とんぼの本)

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  • 新潮社 (2012年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022302

白洲正子のきもの (とんぼの本)の感想・レビュー・書評

  • 白州正子は、イキですね。

  • 死後、神格化されている感のある白洲正子。並ぶ者のいないお嬢様で、夫は白洲次郎。小林秀雄や青山二郎に可愛がられ、率直で辛辣な物言いで独自のポジションを占めていた人である。確かに、彼女の所持していた骨董品、紹介する職人が作る作品には、魅力的なものが多く、自分自身、写真集や著作をよく読んでいる。「骨董本」に嵌るきっかけにもなっている。但し、無条件にファンであると言えない何かがある。以下、理由というか、自分が感じる違和感は以下のとおり。
    ①彼女自身、本来は創作がしたかった人だと思うが、小林秀雄などの権威を借りて、創作をした吉田健一などをくさしていること
    ②女性の職人は取りあげているが、あれだけ、知識人層と交流がありありながら、女性の知識人層とは全く交流がなかったと思われること(男性からちやほやされるのが好きだったのではとの疑念が・・)
    ③多くの取巻き層を従え、サロン化していたこと
    ④(彼女のせいではないが)その取巻き層及び親族が更なる神格化に励み、商売としていること

    といいつつ、新しい書籍が出ると、今回の「白洲正子のきもの」のように購入してしまうのだが・・・(確かに、よいセンスの着物ばかりりである)。なお、自分が「白洲本」を読み出したきっかけは、洲之内徹の「気まぐれ美術館」の後書きが白洲正子だったからである(仲の良かった著者を偲んだ愛のある名文である)

  • キモノは品質などとは別に、好みの要素も多分にあるものですが、そういった観点からいえば個人的にはとっても好きな類のキモノが、美しい写真でたくさん掲載されていて、眺めているだけでも嬉しい一冊。

    半幅帯を愛用されていたり、日本の手仕事ばかりでなく南米やインドなどの異国風の帯を好んでらしたことなど、現代の比較的カジュアルな着こなしにも通じるセンスはさすが。
    『きもの美』からの引用も多く、併せて読むことでさらに理解が深まるのではないかと思います。

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白洲正子のきもの (とんぼの本)の作品紹介

遺愛の優品を鑑賞しつつ、晴れ着よりも普段着を好んだ独自のきもの観、ドレスダウン術に学ぶ。

白洲正子のきもの (とんぼの本)はこんな本です

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