- Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106022357
作品紹介・あらすじ
バッグや物入れ、キッチンツールといった暮らしの道具から、花かご・鳥かごの工芸品まで、日本各地で作られた美しいかご250点を集めました。暮らしの中で役立つかごは、素材、編み方、かたち、用途…じつに様々。その多彩さには目を瞠ります。使い込めば込むほど艶を増し、自分だけの色を出してくれるのも天然素材のかごならでは。かごを愛し、暮らしを楽しむカリスマたちの素敵な使いかたや産地ルポ、ショップ情報も充実。「かご好き」を満足させる待望の一冊です。
感想・レビュー・書評
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少し前から、かごバッグが強烈に欲しくなっているので飛びついた。
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“日本の”かごに特化してまとめられた本。
世界中にかごはあるけれど、日本の風土に合っているのはやはり日本のかごということで、もっと日本のかごを愛していこうと綴られる。
わかる。そうでもしないと日本の作り手さんたちはますます困窮して生活が成り立たなくなるし、日本のかごが消えてしまうのは悲しいし。
でも海外で作られたものは安い。値段が違いすぎる。これ大きな問題だよなあ。
それと、粗悪な模造品を買うのは嫌だけど、その国で愛用されている品を使うのは話が別かなーと思いました(例えば旅先で買ってくるとかして…わたしはベトナムで買ってきました)。
“日本の”かごに特化した本なので、カゴアミドリさんのページでも日本のかごだけが紹介されていた。世界のかごを扱うお店なのにね。
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かごの二大産地として、岩手の二戸と大分の別府が紹介されていたのにはびっくり。二戸は夫の出身地、大分はわたしの両親の出身地(別府じゃないけど)。遠く離れた南と北の土地が、かごでつながった!
素材についても誌面が割かれていて興味深かった。
岩手の「すず竹」は「竹」とついているけど「笹」なんだね。竹は北関東あたりまでしか生えないのかな。
別府は観光地だしメディアに取り上げられることは多いけど、二戸のかごで10ページ近くも割かれていたのにもびっくり。こんな本ほかにはないのでは…!
もみじ工芸舎、今度行くぞー。楽しみ♪
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・文章
雑貨スタイリストさんが文章を書かれていて、客観的に紹介するだけでなく個人的な考えや思い入れがたっぷり込められているので、少し違和感を覚えたり抵抗を感じてしまう文章もあったりしたけど(日本人のDNA云々とか…カゴにそこまで…?)、写真もたっぷり、美しいかごがたくさん紹介されていて楽しく読める本でした。
あとカゴの値段がわかると良かったかな。難しいのかな。 -
一時、鮮やかなシリコンのカゴやプラスチックのごみ箱を見て、ワンポイントできれいかも!と感じたこともありますが、最終的にはこういう優しい色と風合いに惹かれます。少しずつ、集めたいな。
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日本各地のかごが写真とともに紹介されている。
また、かご好きの人たちのかごづかい、かごを作っている人たちのかごへの想いなど、図鑑としてだけでなく著者のかごに対する愛着がつまっている。
眺めているだけでも楽しい、かご好きにはワクワクするステキな一冊。 -
ひさしぶりの竹の本。いま、地域で「めかい」かご作りのグループが立ち上がったが、そこで話題になった。かごの編み方はわずかしか書かれていないので、当初興味がなかったが、さまざまなかごとそれが生まれる背景が書かれており、創作めかごに発展していきそう。
スーパー竹とんぼの生みの親、秋岡芳夫さんのことも触れられていたので、すこしうれしくなった。 -
かご大好き。いっぱいあるのに、もっと欲しくなりました。