江戸の献立 (とんぼの本)

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  • 新潮社 (2013年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022395

江戸の献立 (とんぼの本)の感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代は食文化はいったいどんな感じだったのだろうか。僕は料理と歴史が好きなのでこの切り口の本はぜひ読んでみたいと思いました。

  • 人は食べて、それを愉しんで、生きて来た。
    その記録をみごとに再現。

    美しい料理の数々・・・
    その料理を饗された人々の時代背景や、
    当時の記録からそのときの人々の気持ちに想いを馳せる・・・。

    日本の、江戸の、食文化の美しさ、愉しさ、豊かさを
    堪能できる一冊だった。

  • 実際の料理再現が良い。あまり絵にならないかもだけど、庶民料理の再現があったらさらによかったな。

  • タイトルを見た瞬間、手に取ってしまいました(笑)

    江戸時代の文献に残る料理を、料理家が再現し、料理研究家と、生家が祗園の料亭である作家が解説する本です。

    献立の内容は、「江戸時代で、何かちょっとあった時」のものです。
    大店のお正月のお膳だったり、大名家の七夕祝いだったり。
    古い史料から拾い出せるレシピを再現し、当時に出来るだけ近い器に盛りつけて。
    色彩豊かな江戸時代の食卓を垣間見ることが出来ます。

    料理についても、食材や調理法などいろいろなことがわかります。
    それに加えて、その料理で誰をどんなふうにもてなしたりとか、何の行事のためのお膳だったのかなど、人の営みにも踏み込んだ解説があり、読み応えがありました。
    里見八犬伝の著者がお孫さんの誕生祝いをしたり、諸国を漫遊した天下の副将軍が生母のために精進料理を作らせたり、読んでいて微笑ましかったです。

  • 昔からあったんだなあ、ごはん記録をつける愉しみは。
    もうちょっと庶民のもあったら面白かったけど、下級武士のお呼ばれごはんとか、普段とのギャップとか文章も豊富で丁寧でとても面白かった。

  • 江戸時代の人々がどういう食事をしていたか、月替わりで、様々な階層の人たちの日記類に書き記された献立を、実際に再現し、写真と共に、詳細な解説を加えた本。解説の部分は、作家であり、京都祇園の老舗料亭を生家に持つ松井今朝子氏による、それぞれの日記および、ご自身の記憶、体験にまつわるエッセイと、料理研究家の松下幸子氏による、月々に登場する献立に関する歴史背景などの詳しい解説のセットになっている。

    江戸時代と一口でいっても264年も続いた年月。料理の観点からは前中後の3期に分けることができるとは知らなかった。前期はまだ前代の首都であった京都や大阪の料理が主流、まだ醤油が庶民には浸透しておらず、酢や味噌などばかりの味付けだとは。中期になってやっと上方の料理が江戸に伝わり、後期は江戸が食以外の文化の発展と一緒に、和食がひとつの完成をみる、ということらしいが、なかなか勉強になった。

    現代の日本食は、それこそ「和食」が世界遺産に認定されたり、また世界各国の料理がいくらでも食べられたり、食材にしても調味料や調理方法にしても、当時と比べ物にならないほど種類も多く、豊かになっている、という先入主を持ちがちだが、本書で取り上げられた当時の料理は素材と調理法に優れた創意工夫があり、見るからに美味しそうで、食欲を掻き立てられる。もちろん、料理の再現を担当された福田寛氏の技術や熱意によるものでもあるとしても、一品一品に込められた創意の豊かさ、技術の巧みさ、その背景にある当時の人々の想像力には感嘆する。

    現代において我々は、特に食について、多くの便利さや豊かさを手に入れたと思っているが、その一方で、置き去りにし、失ってしまったものも多いだろうし、本書を読めば、むしろ江戸後期の「食」に軍配があがることも大いにありえるかと思わせる。

  • いろいろな文献や絵画をもとに再現したお料理。面白いです。

    どんな流通で食材が届いたのか、どんな道具で調理したのか、文章から少しずつ想像もできるように書かれています。

    江戸時代の江戸と京都どちらがおいしかったなんていうお話も面白いですね。

    江戸の暮らしをちょっと垣間見る感じ。

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江戸の献立 (とんぼの本)の作品紹介

本書は、古文献にもとづき、水戸黄門の宴会料理や作家馬琴のある日の昼餐、お伊勢まいりの旅篭の食事や元禄御畳奉行の深酒の晩など、著名人から無名の武士まで、史実に残る献立12組を名店「なべ家」主人が正確に再現。当時の食卓をかこむ人々の心に寄りそうエッセイ、いまでも作れるレシピも充実の「江戸のたべもの」案内記です。

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