ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと: 時間・お金・ファンタジー (とんぼの本)

  • 118人登録
  • 3.79評価
    • (6)
    • (4)
    • (8)
    • (1)
    • (0)
  • 8レビュー
  • 新潮社 (2013年11月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022500

ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと: 時間・お金・ファンタジー (とんぼの本)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • エンデ作品で、初めてファンタジーというジャンルを知りました。『はてしない物語』『モモ』『鏡の中の鏡』『影の縫製機』『満月の夜の伝説』『ゆめくい小人』『自由の牢獄』『オフェリアと影の一座』『はだかのサイ』…大好きな作品が増え、未読作品も抱えています。この本で、エンデ自身のご苦労や人となり、生き様を知りました。生身の人間としてのエンデを目の当たりにして、正直少しショックでしたが、苦しく辛い時期もあったからこそ、数々の名作を生み出されたのだと思いました。エンデファンとして、手元に置きたい1冊です。

  • 『モモ』『はてしない物語』など児童文学作家として有名なミヒャエル・エンデについてまとめられた本。ドイツの歴史とともに遡るエンデの生い立ちやそれぞれの作品の背景、両親との関係(エンデの父は画家、エドガー・エンデ)、戯曲やエッセイなどの著作紹介が美しい写真つきで書かれている。
    『モモ』で書かれた時間の概念や経済の考え方、『はてしない物語』に込められたメッセージなどを様々な角度から考察しているのが興味深い。子供の頃に読んでわかった気になっていた、あるいはわからないままに受け止めていたことを改めて考えさせられる。
    日本にも深く傾倒するエンデの考え方は、変動の激しい今後の日本を守るための大事な要素が含まれている。
    エンデを読んだことがない人からコアなファンまで味わえる、ガイドブック的一冊。

  • モモなど作品は読んでいだが、エンデ自身のことは何も知らなかっただけに結構新鮮な気分で読めた。へ~、エンデさん元ちょいワルやん、とか日本人と再婚してたんやとか。特にシュルレアリスム画家の父親に興味が湧く。エンデを(ミーハー的に)知る入り口になった。エンデ作品やシュタイナーを再読してみようと思わせてくれる。

  • 文学者ミヒャエル・エンデ氏の生涯について、写真・自筆イラストや著作物紹介も掲載。

  • 借りたもの。
    写真と絵で読みやすい日本のミヒャエル・エンデ氏研究本。
    タイトルにある、時間、お金、ファンタジーと言う視点から見ている。それは『モモ』への言及。
    名言やエンデ氏自身のイラストレーションを多数掲載。
    日本で出版されているエンデ氏の本を写真付き一覧で紹介している。
    読んでいないものもあったので、これを機に手にとって見たくなった。

    影響を受けた日本の作家、文学者、経済学者の寄稿文でその魅力をまとめている。
    「エンデが夢見た経済の姿」を読んで、減価する貨幣(中立貨幣・自由貨幣)にも関心を持った。
    当たり前と思っている社会のしくみに一石を投じる視点をくれるエンデ氏の考え方、作品の魅力を改めて感じた。

    私は晩年、日本人女史と再婚されていたとは存じ上げなかったので、信州にエンデ氏の資料館がある理由をようやく納得。

  • 本書より、心に残った文章
    ・自由は精神に、そして博愛=友愛は経済に対して適用されるべき
    ・もう一度、貨幣を実際になされた仕事やものと対応する価値として位置づけるべき
    ・お金は老化しなければならない
    ・お金は経済活動の最後のところでは、再び消え去るようにしなければならない(経済学者シルビオ・ゲゼル)
    ゲゼル…減価する貨幣、手許に持っていると定期的にその実質額面が減っていくお金のこと
    オーストリアのヴェルグル市が1932年から翌年にかけて、労働証明書という名の地域通貨「減価する貨幣」を実施し、失業減、公共事業の推進を成功させた。
    ・社会的連帯経済、フランス、ブラジル、スペイン
    ・ドイツ、プリーン・アム・キームゼー、「キームガウアー」という減価する地域通貨、シュタイナー学校の課外授業2003年〜
    ・身体の知覚器官の目覚めと引きかえに霊的知覚器官を見失っていった…ルドルフ・シュタイナー
    ・芸術は、ホメオパシー、治癒
    日常のモラルの世界から抜け出し、芸術の領域に入り込み、逆方向の力を呼び覚ます。
    ・アントロポゾフィー、エンデの思想の構成要素の一つ

  • 作品「モモ」や「かいじゅうたちのいるところ」を読みたくなった。
    それらは、こどもには難しそうだが、きっといい本に違いない。

  • 本物の芸術では人は教訓など受けないものです。
    ユーモアは子供たちに人は失敗するし失敗してもいいんだと語ってくれるからです。
    いい作品が生まれれば、その作品が存在するというだけで世界は変革されるのです。
    世界が光だけになってしまったら、そんな世界はもはや見えなくなるでしょう。

全8件中 1 - 8件を表示

池内紀の作品

ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと: 時間・お金・ファンタジー (とんぼの本)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと: 時間・お金・ファンタジー (とんぼの本)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと: 時間・お金・ファンタジー (とんぼの本)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと: 時間・お金・ファンタジー (とんぼの本)を本棚に「積読」で登録しているひと

ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと: 時間・お金・ファンタジー (とんぼの本)の作品紹介

未来は、エンデのなかにあった。『モモ』『はてしない物語』ほか、ファンタジー物語の傑作を残したエンデ。その作品世界は、社会に対する鋭い洞察から生れたものでした。「時間」や「お金」といった概念を捉えなおし、読者に気づきをもたらすその言葉は、現代人への伝言でもあります。詳細なバイオグラフィと作品ガイド、貴重な自筆画も収録した待望の入門書。

ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと: 時間・お金・ファンタジー (とんぼの本)はこんな本です

ツイートする