石井桃子のことば (とんぼの本)

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  • 新潮社 (2014年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022517

石井桃子のことば (とんぼの本)の感想・レビュー・書評

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  • 日本児童文学の第一人者、石井桃子。彼女の翻訳と意識せずとも幼い頃から彼女の関わった絵本に触れ、大人になってからは敢えて石井さん翻訳の作品を好んで読んだ。「山のトムさん」も「幻の赤い実」も印象に残る作品だ。いつかちゃんと石井さんの足跡を辿りたいと思っていた矢先に出会った本書。生い立ちから児童文学との出会い、農業生活、留学、こども文庫設立、晩年に入ってからも旺盛な執筆活動…と、なかなかにドラマチックな人生は、豊富な写真、近しい人へのインタビューによりくっきり、鮮やかに伝えられている。改めて…パイオニアだなぁ、と。紆余曲折の歩みは苦労も絶えなかったに違いない。今になって知る事実がたくさんあった。「ピーターラビット」の翻訳に悩まされたということも。オリジナルが素晴らしい作品だからこそ、その魅力を確かに伝えるため、翻訳者として対峙する苦労は並大抵のものではなかったに違いない。
    また、本書には珠玉の名言、多数。たくさん引用したいところだけど、中でも印象的だったのは、「かつてあったいいことは、どこかに生き続ける」かな。何事も順風満帆とはいかなくても、そう信じて進むことが大切なのだと。きっと石井さんの人生もそういうことの連続だったのだということが端々に窺える。彼女の軌跡をドラマ化して欲しいくらいである。
    全著作リストは大変ありがたかった。未だに読めていない名作がまだまだある。真摯な姿勢で世に送り続けた作品たちを、いくつになっても読み続けたいと思うのだ。

  • 偉大な方だったのだと改めて思います。
    幼少時代を培ってくださった方だなぁ。

  • 子どもをめぐる耳よりな話 その3 考える人
    石井桃子の百年 子どもの幸福の翻訳者 尾崎真理子
    http://www.shinchosha.co.jp/kangaeruhito/plain/plain29.html

    新潮社のPR
    「戦後の児童文学の立役者であり、自立した女性のさきがけでもあった石井桃子の100年の人生と仕事をビジュアルに案内。」

  • 女ひとりで児童文学に生涯向き合った方がおられる、そのことが希望だ。

  • 時代。古き良き、というべきか。

  • 山のトムさん(DVD)を見て、実際どんな生活をされていたのか気になったので図書館で借りて読んだ。買って手元に置いておきたいと思います。

  • ほんとうは、評伝「こどもの王国」を読みたかったのだが、近隣の図書館に所蔵がなく、こちらを読んだ。
    ところが、写真の多い、たった120ページばかりのこの本が、あんがい読み応えがあった。
    石井桃子本人のことばで語られる内容は濃かったし、原稿の写真や、農業をしていた宮城県鷺沢での暮らしなど、これまで私の目に触れなかったものを見ることができた。親しかった松岡享子や中川李枝子らによって語られる石井桃子も、
    仕事に対しては妥協のないひとであったけれども、私生活ではどこか浮世離れしているところもあった、童女のような所もかいま見られ、私にとってあたらしい石井桃子が見えかくれする、嬉しい体験だった。

  • 石井桃子さんの作品からの抜粋や、関連の深い方々の述懐など盛りだくさんです。ものすごい行動力と信念が伝わってきて、勇気づけられます。

  • 写真とともに紹介される石井桃子の魅力満載。

  • 編集者、翻訳家、作家として戦後の児童文学を築き上げた石井桃子さんの業績や言葉など色々詰まった作品。石井さんがこの世に送り出した子どもの本はなんと二百冊以上!石井さんの全著作リストも掲載。小さい頃に読んだ、うさこちゃんシリーズやピーターラビットシリーズもあり嬉しかったです♪うさこちゃんシリーズやプーさんは娘が生まれてからも一緒に読みました!素敵なお人柄がよくわかり、いい言葉が多数載ってます!『いい本は年をとらず、いつも新しい』『かつてあったいいことは、どこかで生き続ける』『本は一生の友達』。良かったです★

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石井桃子のことば (とんぼの本)の作品紹介

うさこちゃんも、プーも、ピーターラビットもみんなこの人が教えてくれた。〈おとなになってから 老人になってから あなたを支えてくれるのは子ども時代の「あなた」です〉。編集者・翻訳家・作家として、戦後の児童文学をいちから築き、自立した女性のさきがけでもあった石井桃子の人生と仕事、そして子供だけでなく大人たちをも勇気づけてくれる、滋味あふれる「ことば」を紹介。撮り下ろし写真多数。

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