凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

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著者 : 北森鴻
  • 新潮社 (2000年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106026485

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凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)の感想・レビュー・書評

  • 短編集

    民俗学とミステリーで、ホラー要素ないの初めてかも。あっさり読めてさくさく進む。
    一編だけ大きな権力というか力が動いて〜みたいな話があったけどそれだけ外れ。

  • 初の北森鴻。面白いです。
    短編だったから面白いのか、長編ならもっと面白くなるのか…長編にしてもっと深い所まで書いて欲しい気がします。
    他の蓮丈那智シリーズや違う本も読んでみたいと思わせる本です。
    それなのにもう著者は亡くなっているとか…
    残念。

  • 本格民俗学ミステリーの短編集。舞台のひとつは、長野県北佐久郡H村! 旧家の蔵から発見された怨念の面をめぐり、殺人事件が起きる。身近な場所が登場すると、犯行現場でもなんだかうれしい(笑)。

    探偵役は女性民俗学者。非常にクールで頭が切れるので、話の進み方もテンポよく、歯切れが良い。
    民俗学と言っても、私のような一般人が思い浮かべる〝閉ざされた村に残る不気味な因習〟というおどろおどろしいイメージでは全くない。
    むしろ乾いた印象が残るくらいロジカルな推理小説でした。

  • 共犯マジックが面白かったので読んでみましたが、短編集のためいまいち乗り切れずに読了。
    歴史の謎を暴く仮説系は本来好きなタイプの作品ではあるが物足りなさが残る。
    個人的にはラストの「邪宗仏」が好み。
    コーンウェル氏のスカーペッタシリーズがほんの少し触れられていたのに笑ってしまった(笑)

  • 民俗学者・蓮丈那智のフィールドワークにまつわる事件簿。
    短編が詰まっている本で、とても読みやすいです。
    この手の本が好きな人にとっては、定番の・・・と言った感じのストーリーです。
    目新しさや、あっと驚くトリック等はありませんが、普通に面白いです。
    現在2作目を読破中。

  • 読みはじめると面白いのに、なかなか進まなかった。
    連作短編だから、世界観に入りこめなかったのかな?

    次作も、多分読む。

  • ファイルⅡ,Ⅲを先に読了しているのだが、それに比べて蓮丈那智のキャラクターが随分と女性的。
    「鬼封会」「凶笑面」「不帰屋」「双死神」「邪宗仏」 の5編。
    「双死神」 を別視点で書いた長編作品 が 『狐闇』。

  • 面の持つ怨念によって村内に死者が急増し、社に封印されたという伝説を持つ「凶笑之面」。その由来を調査して欲しいとの依頼が、蓮丈那智の研究室に届いた。差出人は業界でも悪名高い骨董商の安久津圭吾。不可解な思いを抱きつつも長野へ赴き、調査を始めた矢先、安久津は死体となって発見される。果たして面の呪いなのか? 写真だけが残された「喜人面」の実物はどこに? (表題作)伝承は死なず、必ず甦る。封じられた怨念は、深き業を糧に何度でも息を吹き返す―。最新の民俗学を大胆に取り入れ、日本人の根源を容赦なく抉り出す。本邦初、本格民俗学ミステリー。

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    面白い本に出会った。とりあえず蓮丈那智シリーズ読んで、狐さんも読んでみたい。良かったら、別の著作にも手を出そう。んの前に二度読みしないとしないと。

  • 美貌の民俗学者蓮丈那智と助手の内藤三国がフィールドワーク先で殺人事件に巻き込まれて解決する短編集。
    ホームズとワトソンの関係の二人がベタで読んでいて妙に安心感が…。探偵と助手の推理モノの王道ですね。

    民俗学的な話はやや物足りない感はあるものの(既存のモノが殆どだったので…)楽しめました。

    ただ、主人公の性格や容姿の表現がまだるっこしくてちょっとイラッとしてしまったので星3つです。

  • 民俗学者、蓮丈那智を主人公とした短編ミステリ集。

    民俗学を題材にしたミステリということで期待して読んだのですが、少し肩透かしを食らったような印象です。
    おそらく著者には民俗学的な私見があるのでしょうが、短編ということもあり、叙述が十分とは言えず、民俗学的な面白みに欠けてしまっています。
    どちらかといえば物語に重点がおかれているのですが、ミステリとしても若干小粒の感はぬぐえません。

    また表現のところどころで非常に持って回った言い方(悪く言えばスカした書き方)がされるため、合わない人はイライラしてしまうかもしれません。というか私はイライラしました。
    同じ著者の「孔雀狂想曲」を読んでも同じ印象だったので、これは著者の文章の特徴なのでしょう。
    これは完全に好みの問題なため、一読してもらうしかありませんが、個人的には「孔雀~」の方が面白いのでそちらをお勧めします。

  •  民俗学の教授と助手が事件に巻き込まれる短編集。
    ベタにホームズ・ワトソンな関係を久々に読んだ気がする。
    「狐罠」読後なだけについつい比べてしまうけど、陶子とキャラがかぶっていて、新鮮味に欠ける。残念。
     「狐罠」に比べると、短編なだけにくどい説明があまりなくて読みやすい。ミクニの存在も堅苦しさを緩和しているのかな。やはりワトソンキャラ!
    「凶笑面」の発想はすき。彫るこういう面ってはじめてかも。あってもいいよね。確かに。
    鉄と聖徳太子は他でも読んだような。。。民俗学て実はテーマが限られちゃうのかな。このシリーズは3冊あるそうなので、次も読んでみたい。

  • 確かに民俗学と謎解きとの乖離はみられるが、衒学ミステリーとして楽しめる。歴史ミステリーとしてもなかなか楽しめる。この作家、もっと読んでみよう。

  • 美貌で異端の民俗学者とその助手、という主人公コンビはある意味王道。あっと驚くことは少ないですが安心して読めました。

  • 今まで手を出さなかった蓮丈那智シリーズをついに借りる。1~3までそろってたから。5つの連作短編集。うち2つはアンソロジーで読んだもの。しかし民俗学って奥が深い。作者はもともと造詣が深いんだろうか。カナリヤも出てきたし、宇佐見陶子も出てきた。まぁこの宇佐見陶子のシリーズも民俗学に近いっちゃ近いわな。難しい部分はあるけど、面白い。やっぱりこの作者は好きだ。

  • 図書館より。

    これで那智シリーズを完読してしまったことになる。北森氏はもう鬼籍の人なので、新刊は望めない。那智と三國はとてもバランスの良い、探偵&ワトソンコンビだったので、続きを読めないのがとても残念。

    小説中で、那智のキャラを押しだしたいがために美しさを表現する場面が多い。少々くどい。他にも大して驚くような場面でもないのに作者が勝手に盛り上がって、煽るような文章になっているところが多々見受けられ客観性に欠けるきらいあり。

    しかしそれを差し引いても、那智と言う無機質な美貌の学者と、その人間性に深くかかわる三國というちょっと間抜けでチキンな助手、という取り合わせがとてもいきいき描かれているのがよかった。
    下世話だが、火曜サスペンス向きの小説だと思う。
    しょっちゅう、フィールドワークにも出掛けているしね。
    (あっ、旅情民俗学者モノといったら、もう八雲シリーズが出ちゃってるか…残念。)

  • 異端の民俗学者・蓮丈那智とその助手・内藤三国がフィールドワーク中に出会った事件を集めた短編集。
    「鬼封会」「凶笑面」「不帰屋」「双死神」「邪宗仏」の5編収録。

    冬狐堂のシリーズに出ていて気になった、蓮丈那智のシリーズにようやくたどり着けました。

    民俗学を取り入れた本格民俗学ミステリーとのことでしたが、短編集のせいか物足りませんでした。
    製鉄については高田崇史さんの『Q.E.D.』でもたびたび扱われており、真新しい解釈がなかったのが残念。
    って、どちらの作品が先に書かれていたんでしょう?

    この中では「邪宗仏」の聖徳太子の解釈が面白かったです。
    「双死神」は『狐闇』の裏側でしたね。
    内藤のことは気になっていたので、読めて嬉しかったです。
    そうと知っていたら続けて読んだのになぁ。

    長編で、もう少しじっくり読みたいテーマでした。

  • 訃報というのは、たいてい突然に知るものだけれど、今日知った北森鴻の死はショックというか、切ない。来月発売の新刊を予約した直後だった。48歳、若すぎる。この蓮丈那智のシリーズで興味を持ち、冬狐堂、香菜里屋、佐月、裏京都など数々のシリーズで楽しませてもらった。ステキな時間をありがとう。

  • 短編集。続編向けの伏線を聞かせつつ、綺麗に纏まっている作品郡。主人公もなかなか魅力的。

  • 考古学ミステリ、とでもいうのだろうか。
    その分野に興味がない人にも面白い、とは言えない。

  • 短編集。
    民俗学者蓮丈那智が主人公。
    助手の内藤三國がワトソンのような役割。
    フィールドワークとは現地聞き取り調査。
    現地に赴いて建物から仏像、面などの調査をしているところに事件がおこる。
    民俗学的なそして鋭い推理力で事件を解決する。
    面白い!!
    そして、冬狐堂の陶子がでてくるファイルもあり。一部「狐闇」と重なる。
    香菜里屋だろうなと思われるお店も出てくる。
    いろんなつながりがあるのが、ホント面白い。
    こんな仕事のお手伝いがしてみたい。

  • 民俗学ミステリ
    短編が5つくらい入ってる

    推理物としてのトリックや推理は格段面白いわけではないけど、中には民俗学の知識を活かしたモノもある。
    まぁ、それはどうでもよくて、
    本題は民俗学!!
    私はあまりこの分野に詳しくないけど十分楽しめた。
    聞いた事のある昔話も見方を変えればそんな裏の意図が隠されてたのか・・・!

    雪里の話がinteresting

  • 想像力の学問ってすごいなぁ。なによりそうなんだなって納得させてしまう文章を書ける北森さんてすごいなと思います。

  • 民俗学ミステリー。民俗学の知識がなくともわりと楽しめる。ミステリーとして読むより民俗学の話として読んだ方が面白いかもー。
    2008/4/30

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