触身仏 (新潮エンターテインメント倶楽部SS 蓮丈那智フィールドファイル 2)
- 新潮社 (2002年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106026553
作品紹介・あらすじ
異端にして孤高の民俗学者・蓮丈那智の元に「『特殊な形状の神』を調査して欲しい」との手紙が届いた。神とは「即身仏」のことらしい。類例のない情報に興味を示し、現地に赴いた那智と助手の三国だが、村での調査を終えたのち、手紙の差し出し人が謎の失踪を遂げてしまう-(表題作)。日本人の根底にある原風景を掘り起こす「本格民俗学ミステリ」。待望の第二弾。
感想・レビュー・書評
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カバー装画 / 勝国 彰
本文扉装画 / 佐藤 正
装幀 / 新潮社装幀室
初出 / 『小説新潮』平成13年3月号・6月号・10月号、平成14年2月号・8月号 -
シリーズ2作目。
1作目よりミクニ!の内面が揺れ動きますねぇ。
狐目さんの過去も明かされ、内藤に手を差し伸べてくれるようになるのも面白いです。
民俗学×ミステリーいいです。 -
蓮杖那智シリーズの2冊目。今回は那智とミクニの間で衝撃シーンがあるのだが、さらっと流した描写でそのあとのエピソードにも影響を及ぼしていないのが不思議&ちょっと物足りない。
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表題作のラストがちょっと不思議で一番面白かった。
狐目さんめっちゃいい -
シリーズ第二弾。
テーマや発想は好きなタイプの作品なのだけど、短編集でなくて長編でじっくり謎解きして欲しかった。 -
蓮丈那智フィールドワークシリーズの第2弾。
第1弾の流れをそのまま引き継いでいて、第1弾以上でも以下でもないかな・・・というのが最初の感想でした。
短編構成なので読みやすい反面、ちょっと物足りない感じもするけれど、基本的には面白く読む事が出来ました。 -
民俗学ミステリー
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異端にして孤高の民俗学者・蓮丈那智の元に「『特殊な形状の神』を調査して欲しい」との手紙が届いた。神とは「即身仏」のことらしい。類例のない情報に興味を示し、現地に赴いた那智と助手の三国だが、村での調査を終えたのち、手紙の差し出し人が謎の失踪を遂げてしまう―(表題作)。日本人の根底にある原風景を掘り起こす「本格民俗学ミステリ」。待望の第二弾。