ホワイトアウト (新潮ミステリー倶楽部)

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著者 : 真保裕一
  • 新潮社 (1995年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106027413

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ホワイトアウト (新潮ミステリー倶楽部)の感想・レビュー・書評

  • どうしよう…
    私も奥遠和行って、冨樫さんを讃えたい!
    読みながら、本を持つ手が力むほどにハラハラしたり感極まったりした。
    真保さんの筆力がもう…
    完全に私の脳内は、奥遠和ダムと二千メートル級の雪山に占拠されました。

  • 大好きな「ホワイトアウト」を再読(実は暑い真夏に涼を求めて読み始めたのですが、様々な誘惑の果てにようやく本日読了なのです)。
    いや、これは本当に、まじで、驚くほどに、心の底から、やばいくらいの傑作。であり、名作なのです。硬派で練りこまれたストーリーや文章も素敵ですが、なによりも主人公の一途な情熱や執念や思いがこれほどまでに伝わってくる小説は他にないのではないでしょうか。吹雪に閉ざされた奥遠和のダムで繰り広げられる、圧倒的なまでの自然と人間の戦いの描写が凄すぎます。これは富樫の精神的&肉体的な戦いの物語です。ダムの占拠とか、犯人グループの仲間割れとか、重要なファクターではあるものの、あくまでも背景にしか過ぎないのです。決してあきらめないという強い心。愛した友人を思う強い気持ち。胸を打つのはそこなのです。
    ラスト20ページほどは、もう涙なしには読むことはできません。

    映画に騙されないで。原作は本物の傑作ですから。

  • 日本一の貯水量を誇る奥遠和ダムが武装集団に占拠された。
    ダムの運転員 富樫輝男は救難途中で亡くした同僚の吉岡和志の婚約者 平川千晶が人質になっていることを知り、助け出そうとする。

    とても面白かったです!

    ダムについて無知なもので、全編を通して背景をイメージしにくいのですが、どうなるのか先を読まずにはいられないハラハラ感があり、いつもより読むスピードが早かったように思われます。

    死闘を繰り広げ、命からがら大白ダムに辿り着いた富樫が、「これから奥遠和ダムに戻ります」と言って闘う姿に感動しました。

    ただの善対悪の戦いではなく、犯人グループの中で裏切りという一波乱あったというのがストーリーに厚みを持たせていると思います。

    ラスト、希望のある終わり方にホロリ。

    勝手知ったるダムの中で敵を迎え討つというのが、福井晴敏さんの『亡国のイージス』と似てました。

  • この小説は、ダム発電所でいきなり従業員が捕えられて、その事件を主人公が解決へと。

  • 日本一のダム職員の話。ラストは痺れる。

  • 読み終わったのに、余韻が消えないです。

    どうなるの?そう思いながらページが進みました。

  • 面白かったな。構成も描写も素晴らしい。ドキドキ緊張しながら、読み進んだ。なにより、伏線を欲張ってはりすぎていないのがいい。しかし、冬山の過酷さは、どの本読んでも圧倒される。寒いのは、やだ。でも、山男の精神的なタフさは、惚れる(笑)

  • 日本最大の貯水量を誇る奥遠和ダムで発生した、
    テロとの戦いを描く冒険、アクション。
    雄大な自然、手に汗握る犯人との戦闘等
    細かく描写されています。
    当時舞台となった奥只見に行って、物語と同化しようと
    したことを覚えています。
    伏線もしっかりとあり、最後まで飽きずに読める
    第一級冒険アクションだと思います。

  • 面白かった!
    冬の雪山に興味がある人なら面白く感じるはず

  • 雪山の中の巨大なダムに籠城するテロリストと、スーパーマン的なダム運転員の闘いという構図は娯楽映画に向いた作品に思えました。

    ボリュームはありますが、スリリングな展開が続くので冗長に感じませんでした。ストーリーに捻りもあって、飽きずに読めます。
    ただ、冒頭の感想の通り、一ダム運転員を「スーパーマン」のように感じてしまった時点で、のめりこめなくなってしまいました。

  • 織田裕二、 松嶋菜々子、佐藤浩市らが、主演した映画の原作です。

    まず、小説を映画化して原作を上回ることは無いのですが、
    うま~く小説を映像化していると思いました。

    まあ、原作者である真保裕一が脚本に関わっているので、
    当然と言えば当然ですが。

    さて、今回は映画ではなく小説なので、そちらで話を進めます。

    舞台は、雪深い山奥に建設され日本最大級のダム。
    ここにとあるテロ集団が押し寄せ占拠してしまう・・・。

    唯一、逃げ延びたダム運転員の主人公は、怯えながらも
    テロリストに対抗していく・・・。

    日本には徴兵制度などは無く、本物の銃を撃ったことが無い人が
    ほとんどで、銃の扱い方すら知らないという方がほとんどという国。
    (平和で安全という証左ですかね。)

    そんな中、この運転員は銃を手にしてテロリストに向かっていく・・・。
    ってそんなこと出来るんですかね?

    って思っちゃいました。

    抵抗すれば、自分に向かって弾丸が雨のように飛んでくる状況で、
    撃てるものなのかな?

    とも思いました。

    そんな風に思ってしまうと、小説は成立しなくなっちゃうんですけどね。
    (まあ、物語ですから。)

    とは言え、壮大なエンターテイメント小説として十分に楽しめます。

  • 日本版『ダイ・ハード』。
    面白く読んだ。

  • 長いこと積読になっている本を読むことにした。まずは真保祐一の本から。奥深い冬山に覆われた奥遠和ダム(奥只見ダムのことだろうか)の発電所を占拠して50億円を要求する犯行グループ。ダム湖の貯水量は国内最大の6億立方メートル。一気に放流されると下流の集落が瞬時に飲み込まれてしまう。そんな犯行グループの企てを一人のダム職員が命がけで阻止する。吹雪に見舞われて職場の山仲間を失った遭難を回想しつつ降り続く雪からの脱出シーンが真に迫っている。

  • 真保作品の中では上位に位置する作品である。
    と言ってもまだ3作程度しか読んでないが・・・・
    ストーリーの展開、流れは良いと思う。
    話の内容も夢中になれるものであり、読んでいて飽きない作品ではあった。
    次は映画で鑑賞してみたい!

  • 最高傑作。
    山関係の本は好きであるが、その中でも1,2位を争うほどの傑作。
    実際の場所に行ってみたこともあり、その凄さが伝わってきた。

  • ひさしぶりに貪るように一気読みしました。
    ただ、もっと笠原が読みたかったなあ。笠原の暗い叫びと悲しみと絶望とを。怯懦を乗り越えようとする富樫の等身大のゆれ幅よりも、なおどうしようもない運命というものに、社会を逸脱して、あるいは墜ちて、それでも己の正義に依って足掻こうとする人の崇高で醜い生き様に、惹かれずにはいられない。

  • 鹿児島、黒部などを舞台とした作品です。

  • 織田裕二主演の映画の原作。日本最大の貯水量を誇る奥遠和ダムの運転員富樫と吉岡が吹雪の中、二人組の遭難者の救助に向かったが、無理に遭難者を救おうとして吉岡が命を失ってしまった。その後、奥遠和ダムを訪れる吉岡の婚約者の案内をするために富樫が待ち受ける中、奥遠和ダムが乗っ取られた。犯人グループの要求は50億円。猶予は24時間。そこから富樫と犯人達との壮絶な戦いが始まる。そして犯人達との最後の戦いで驚愕の事実が。息をもつかせぬ展開で一気に読んでしまいそうな作品。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||S
    資料ID:59800311

  • 本ならではのトリックがあり種明かしの時は唸りました。
    映画のほうも観ましたが、当然このトリックは使えず代わりに違うトリックを用意していましたが、意外性なし。
    やっぱ本がいいわ。

  • 日本推理作家協会賞候補(1996/49回)
    吉川英治文学新人賞(1996/17回)

  • テロがダムを乗っ取り50億円を要求。雪山で死なせてしまった親友の婚約者とダムで働く同僚を助けるために不屈の精神力と体力でテロに立ち向かう男。どんなに苦しく厳しい状況でも自分に鞭をうち困難に向かって行く。過去の出来事で自分の甘さが結果的に親友を死なせてしまったことを償うために。

  • 国府台の卒業生。
    ミステリー。引き込まれる話ではあったけど、やっぱり名作にはおとるよなーー。という感が否めない。

  • これの結構長編だけどおもしろかったな~。
    海外旅行の機内で一心不乱に読んだ!!

  • 映画を見ていようが見ていまいが絶対に読んでほしい作品。
    650ページあるけどそれすら苦にならない勢い。

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ホワイトアウト (新潮ミステリー倶楽部)の作品紹介

日本最大の貯水量を誇るダムが乗っ取られた。人質は発電所員と下流域の市町村。残された時間は24時間。同僚と亡き友の婚約者を救うべく、ダムに向かう主人公・富樫のもう一つの、そして最大の敵は、絶え間なく降りしきる雪、雪、雪…。吹雪に閉ざされ、堅牢な要塞と化したダムと厳寒期の雪山に展開するハードアクション・サスペンス。

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