- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106027413
感想・レビュー・書評
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面白かったな。構成も描写も素晴らしい。ドキドキ緊張しながら、読み進んだ。なにより、伏線を欲張ってはりすぎていないのがいい。しかし、冬山の過酷さは、どの本読んでも圧倒される。寒いのは、やだ。でも、山男の精神的なタフさは、惚れる(笑)
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日本最大の貯水量を誇る奥遠和ダムで発生した、
テロとの戦いを描く冒険、アクション。
雄大な自然、手に汗握る犯人との戦闘等
細かく描写されています。
当時舞台となった奥只見に行って、物語と同化しようと
したことを覚えています。
伏線もしっかりとあり、最後まで飽きずに読める
第一級冒険アクションだと思います。 -
面白かった!
冬の雪山に興味がある人なら面白く感じるはず -
雪山の中の巨大なダムに籠城するテロリストと、スーパーマン的なダム運転員の闘いという構図は娯楽映画に向いた作品に思えました。
ボリュームはありますが、スリリングな展開が続くので冗長に感じませんでした。ストーリーに捻りもあって、飽きずに読めます。
ただ、冒頭の感想の通り、一ダム運転員を「スーパーマン」のように感じてしまった時点で、のめりこめなくなってしまいました。 -
日本版『ダイ・ハード』。
面白く読んだ。 -
真保作品の中では上位に位置する作品である。
と言ってもまだ3作程度しか読んでないが・・・・
ストーリーの展開、流れは良いと思う。
話の内容も夢中になれるものであり、読んでいて飽きない作品ではあった。
次は映画で鑑賞してみたい! -
ひさしぶりに貪るように一気読みしました。
ただ、もっと笠原が読みたかったなあ。笠原の暗い叫びと悲しみと絶望とを。怯懦を乗り越えようとする富樫の等身大のゆれ幅よりも、なおどうしようもない運命というものに、社会を逸脱して、あるいは墜ちて、それでも己の正義に依って足掻こうとする人の崇高で醜い生き様に、惹かれずにはいられない。 -
鹿児島、黒部などを舞台とした作品です。