木を植えよ! (新潮選書)

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著者 : 宮脇昭
  • 新潮社 (2006年11月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106035722

木を植えよ! (新潮選書)の感想・レビュー・書評

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  • 照葉樹林が大事なのかー。なんでも植えればいいってもんじゃないことが分かった。沖縄のフクギとか、その土地にあった木を植えること。

  • 議論の時代は、終わったんです。一度だけなら誰でもできる、二度三度やってこそ本物だ❗

  •  木を植えること自体の重要性と必要性はもちろん言うに及ばず、です。


     ここで重要な指摘は『多層群落』という考え方。『すなわち高木、亜高木、低木、下草、土壌生物群』による垂直のセットです。階層生がはっきりしながら、お互いに補完関係にあり、持続的に維持されているシステム。最近よく聞く『多様性』とは似て非なるものです。多層群落が「垂直方向のシステム」だとすれば、多様性はいわば「水平方向のバリエーション」だからです。

     ただし、階層であって階級ではない。それぞれがそれぞれの役割を果たしながら、重層的になっている。実はこうした社会が自然なわけで、一億層中流のなかでの好き嫌いあるいは趣味のレベルでの『水平な多様性』なんかは、ほんとうは大して重要じゃないのかもしれません。

     またもう一つ考えさせられたのは、福島第一原発事故による避難区域のこと。除染が終わってインフラが再整備されて、さあ帰還しろと言われても、それでは社会として機能しない。それは言ってみれば高木だけを植えて植林が終わったというもんだろうと思った。被災地に「多層群落」的社会を再生するには、いったいどうしたら良いんだろう?

  • これ読んだら、絶対木を日本中に植えなきゃ~!
    と思います。減災、憩いのコミュニケーション、、
    今日本に必要なものを森が解決してくれます。

  • 知り合いからもらった本。普段は読まないジャンルなので新鮮でした。木は人を守り、人を癒すもの。点々と残る鎮守の森はその土地本来の自然の形を残している。一見きれいな外来種でなく来あるべき種を植えれば、森は力強く根を張り、自然に成長していく…

  • 2008年に東芝・環境展のセミナーで講演を聴いて感激しました。

  • 日本にはどうしてこんなに森が残されているのか。

    私たちの祖先が守り継いできた《鎮守の森》。
    そこには植物学の視点からも驚くべき秘密が隠されていた。
    地震や火事、あらゆる災害から私たちの”いのち”を守る鎮守の森。

    全世界3000万本以上の木を植え続けてきた”植樹の神様”宮脇昭先生が今こそ日本人の目を覚ます。

    あなたの愛する人を守るため、今すぐ「木を植えよ!」

    森が元気になれば、日本人は元気になる!

  • 鎮守の森。災害から身を守ってくれる、その効用について知った。そして生態系からみた森。森を育むことで人の心も変化する。植林についての可能性を垣間見ることができた。

  • 緑化のための植樹も、その土地本来の植生を活かさなければ無駄に終わる。災害に強く手間もかからず、半永久的に繁り続けるふるさとの森を作ろう!、それはわが小さな庭からでもできるのだとセンセイは語る。へんな椰子の木を植えて南欧風を気取ったり、落葉しない木しか街路樹に採用しないのは、もうやめて欲しい。「ツナミ」が国際語になっているように「チンジュノモリ」も国際語だとは知らなかった。

  • まさに実践してきた人だから書ける本だ。それだけに説得力がある。森なくして人間も自然もない。だから木を植えよ、森を作れ、というまっすぐな主張。これから家を建てるという人、家を設計する立場の人はぜひ読んでほしい。
    確かに根付きの悪い木が貧相に並んでいるマンションの多さはつくづく感じるところだが、この本を読んだ今はいいところがなぜいいのかも判る。これを知識の本ではなく実践の本として活用してほしい。

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木を植えよ! (新潮選書)の作品紹介

緑化であれば、どんな草木でもいいわけではない。潜在自然植生、すなわち「正しい森」こそ、災害に強く、手間がかからず、半永久的に繁り続ける。日本人は、先進国の中で唯一、森を皆伐しなかった。そして、日本列島ほど森の生育環境に適した国はない。照葉樹林文化をルーツとする日本人は、今こそ率先して人類を救う「正しい木」を植えるべきだ。森づくりは、あなたの庭から始められる。

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