万葉びとの奈良 (新潮選書)

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著者 : 上野誠
  • 新潮社 (2010年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106036552

万葉びとの奈良 (新潮選書)の感想・レビュー・書評

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  • 奈良に行くと建物のない野原のような広い空間が街の中にある。いわずと知れた平城京跡だ。この本は、平城京を中心とした時代の人々の生活や文化を、万葉集の詩と共に考察している。奈良に住む人々、下級役人、地方に送られてしまった都人などをとりあげている。平城京跡の中で生活していた人々が想像できそうな気がしてくる。

  • 面白かった。ちょっと万葉集部分が多かった気がしないでもないけど、万葉の歌があっての生活なのだろうから仕方ないか。
    ますます奈良が好きになった

  • 平城京の街並み、人々の暮らし、都と地方など、奈良時代の雰囲気について、万葉集のなかの歌を引きながら面白く語っている。
    この本を読んで初めて、奈良時代の官人たちは半官半農だったということを知った。
    また、万葉集の史料としての価値の大きさをあらためて知ることもできた。

    著者は、平城宮跡を「偉大なる空洞」と呼び、そこから奈良の意義を説いている。
    「偉大なる空洞」が奈良びとのアイデンティティなのだろう。
    奈良に行くたびに覚える不思議な感覚が何なのか、少し分かったような気がする。

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万葉びとの奈良 (新潮選書)の作品紹介

整然たる条坊。壮大な宮城。寺院や仏像。国際都市として、のびやかな天平文化、やまと初の「みやび」をはぐくんだ平城京が、奈良という土地の基層にいまも生きている。道や庭、万葉集や正倉院御物を手がかりに、ミカドから庶民までの仕事と恋と日常をありありと甦らせる。万葉学者が独自の視点で日本の源流に案内する、かつてない奈良論。

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