万葉びとの奈良 (新潮選書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106036552

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。ちょっと万葉集部分が多かった気がしないでもないけど、万葉の歌があっての生活なのだろうから仕方ないか。
    ますます奈良が好きになった

  • 平城京の街並み、人々の暮らし、都と地方など、奈良時代の雰囲気について、万葉集のなかの歌を引きながら面白く語っている。
    この本を読んで初めて、奈良時代の官人たちは半官半農だったということを知った。
    また、万葉集の史料としての価値の大きさをあらためて知ることもできた。

    著者は、平城宮跡を「偉大なる空洞」と呼び、そこから奈良の意義を説いている。
    「偉大なる空洞」が奈良びとのアイデンティティなのだろう。
    奈良に行くたびに覚える不思議な感覚が何なのか、少し分かったような気がする。

著者プロフィール

奈良大学文学部教授。著書『万葉文化論』(ミネルヴァ書房・2019)、論文「讃酒歌十三首の示す死生観—『荘子』『列子』と分命論—」(『萬葉集研究』第36集・塙書房・2016)など。

「2019年 『万葉をヨム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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